11 / 22
第10話 副団長、幼馴染として“味方”を明確にする(制度化バトル開幕)
しおりを挟む
その日の夕方。
私は、なぜか“健康管理の対象”として書類になりかけていた。
怖い。
何が怖いって、団長が真面目にやるから怖い。
しかも副団長まで真面目に乗ってくるから、もっと怖い。
事務室の机の上に、二枚の紙が並んでいる。
一枚目。
『休憩:必須(団長監督)』
二枚目。
『休憩:必須(副団長監査)』
監査って何!?
私、会計でも監査されてないのに!
「副団長……これ、なに」
私が震える声で聞くと、副団長が真顔で言った。
「姉さん、これは必要です」
「必要って流行語?」
「団長から感染しました」
感染言うな。
団長は斜め後ろで腕を組み、当たり前の顔で頷いている。
「必要だ」
「ほら」
副団長が私を見る。
「感染したでしょう」
私は深呼吸して言った。
「……二人で管理しないでください」
「管理じゃない」
団長が即答する。
「保護だ」
「言い方を変えても同じです!」
副団長が咳払いをして、急に“業務の顔”になる。
「姉さん。今日の受付、きつそうだった」
「……きつかった、というより……人が多かった」
「姉さんは“人が多い”って言い方で自分の疲れをごまかす」
幼馴染、刺さる。
私は反射で笑おうとして――止めた。
団長に見られると、また「その顔は良い」と言われる。
心臓が持たない。
副団長が続ける。
「それに、最近“手当”の件で団員が調子に乗ってる」
「調子に乗ってるって……」
「姉さんに甘えたいだけです」
「甘えたいだけで怪我しないで!」
団長が低い声で言った。
「俺が止める」
「団長が止めるって言うと、止め方が極端なんです」
副団長が即ツッコむ。
「講習会は良かったですけど、“義務”にしないでください」
「義務が最も確実だ」
「確実さを恋愛に持ち込むな!」
私は思わず言った。
「恋愛って……」
団長が私を見る。
「これは恋愛ではない」
「では何ですか」
「恩返しだ」
恩返し。
それが、最近少しだけ――揺れてる。
副団長は紙を指で叩いた。
「団長、恩返しなら、姉さんの“働き方”を変えるのが正解です」
「変えている」
「変わってません。団長が“張り付いてる”だけです」
「張り付いていない」
「張り付いてます」
「張り付いていない」
「張り付いてます」
「……監督している」
「それ張り付いてるのと同じです!!」
私は思わず笑ってしまった。
戸惑い笑い。
癖。
団長が低い声で言う。
「その顔は――」
「言わないでください!!」
私は反射で止めた。
事務室が一瞬静まった。
団長が、珍しく瞬きして、少しだけ口を閉じる。
……止められた。
団長が止まった。
副団長が私を見て、少しだけ柔らかく言った。
「姉さん、今の、偉い」
「偉くない……」
「偉い。言えるようになってる」
団長が小さく頷く。
「上達が早い」
「また評価!」
「褒めだ」
やめて、息が合うの。
副団長は深呼吸して、話を本題に戻した。
「団長。姉さんの業務を整理します」
「整理?」
「はい。事務担当の仕事は多い。来客対応も増えている。そこに“手当”が乗って、休憩が削れてる」
「……」
「だから、休憩を“制度化”します」
制度化。
団長の目が僅かに光った。
制度化は、団長の得意分野の匂いがする。
「良い」
団長が言った。
「制度化は効率が上がる」
「団長、そこに乗らないでください」
副団長が即座に釘を刺す。
「姉さんを効率化しないで」
「効率化ではない」
「じゃあ何ですか」
「最適化だ」
「言い換えないでください!!」
私は机の端を整えながら、小さく言った。
「……そんなに大げさにしなくても……」
二人が同時に言った。
「大げさではない」
息が合うな!!
副団長は私に向き直った。
「姉さん。俺は味方だからね」
「うん……」
「団長がやりすぎたら止める」
「止められる?」
「止める。たとえ騎士団長でも」
「副団長、頼もしい……」
団長が低い声で言った。
「止める必要はない」
「あります」
「ない」
「あります」
「ない」
「あります!」
子どもみたいな言い合いになってる。
騎士団のトップ二人が。
私を挟んで。
副団長が紙を取り出した。
『休憩確保案(仮)』
・午前:固定休憩10分
・午後:固定休憩10分
・来客ピーク時:交代制
・手当は副担当を設置(団員を当番制に)
私は目を見開いた。
「副担当……?」
「そう。団員の中から“当番”を決める。姉さんが毎回やらなくていい」
「当番で包帯巻けるかな……」
「包帯講習会、やったでしょう」
「そうだけど……」
団長が紙を覗き込み、淡々と言う。
「良い案だ」
「良い案!?」
副団長が驚く。
「団長、反対するかと思いました」
「反対しない」
「なぜですか」
「君が言っているのは、彼女の負担軽減だ」
「……」
「それは正しい」
団長がまともなことを言うと、逆に怖い。
副団長が疑うように目を細めた。
「団長、条件は?」
「条件?」
「『団長監督』を残す、とか言いませんよね」
「……」
団長が一瞬黙る。
副団長が叫ぶ。
「黙るな!! 言う気だ!!」
「言わない」
「じゃあ何を考えてたんですか」
「――彼女の隣の椅子を増やす」
「増やすな!!」
私は思わず声を上げた。
「椅子を増やすって何ですか!」
「休憩時に座れるように」
「私、椅子あります!」
「俺の分を隣に置く」
「隣に置かないでください!」
副団長が頭を抱える。
「ほら、こういう“やりすぎ”が出るんです」
「出ない」
「出てます!」
その時、事務室の扉が軽快に開いた。
「なになに? 制度化バトル?」
第三王子が、にこにこと入ってきた。
副団長が即座に言う。
「殿下、今は来ないでください」
「来ちゃった」
「来ないでください!!」
王子は机の上の紙を見て、楽しそうに笑う。
「副団長、いいね。姉さんの休憩、ちゃんと守ろうとしてる」
「守ろうとしてます。団長が邪魔します」
「邪魔してない」
団長が淡々と否定する。
「守っている」
「守り方が邪魔なんです!」
王子が団長の肩を軽く叩く。
「団長、監督って書くのやめなよ。代わりに“同行”って書けば?」
「同行」
「うん。彼氏っぽい」
「殿下!!」
副団長が叫ぶ。
「恋愛に寄せないでください!!」
王子はにやにやしながら私を見る。
「事務さん、二人が味方って、どう?」
「……怖いです」
「だよねえ」
「でも……」
私は言葉を探して、正直に言った。
「……ちょっと、安心します」
言った瞬間、胸がきゅっとする。
こんなこと、言っていいのかって怖くなる。
でも、言った。
団長が低い声で言った。
「安心しろ」
「……」
「俺がいる」
「……」
「副団長もいる」
「……」
副団長が顔をしかめた。
「団長、俺を巻き込まないでください」
「巻き込む」
「巻き込むな!」
私は笑ってしまった。
戸惑い笑い。
でも今日は、戸惑いだけじゃない笑い。
王子が満足そうに頷く。
「うん、いい。姉さん、受け取れてる」
「殿下、採点しないでください」
「採点じゃないよ。観察」
「観察もやめてください!」
副団長は紙をまとめ、私に言った。
「姉さん。明日から試行します」
「試行……」
「試行。姉さんの休憩を守る」
「……ありがとう」
「当然。幼馴染だから」
団長が、淡々と言う。
「当然。俺もいる」
「団長、それは……」
「当然だ」
「……」
私の胸の奥が、少しだけ熱くなる。
でも、すぐに副団長のツッコミが飛ぶ。
「団長、姉さんに“当然”を押し付けるな!」
「押し付けていない」
「押し付けてます!」
「押し付けていない」
「押し付けてます!!」
事務室は今日も、わちゃわちゃだ。
でも、紙の上にはちゃんと、“休憩”が残った。
それが、少しだけ――嬉しい。
私は、なぜか“健康管理の対象”として書類になりかけていた。
怖い。
何が怖いって、団長が真面目にやるから怖い。
しかも副団長まで真面目に乗ってくるから、もっと怖い。
事務室の机の上に、二枚の紙が並んでいる。
一枚目。
『休憩:必須(団長監督)』
二枚目。
『休憩:必須(副団長監査)』
監査って何!?
私、会計でも監査されてないのに!
「副団長……これ、なに」
私が震える声で聞くと、副団長が真顔で言った。
「姉さん、これは必要です」
「必要って流行語?」
「団長から感染しました」
感染言うな。
団長は斜め後ろで腕を組み、当たり前の顔で頷いている。
「必要だ」
「ほら」
副団長が私を見る。
「感染したでしょう」
私は深呼吸して言った。
「……二人で管理しないでください」
「管理じゃない」
団長が即答する。
「保護だ」
「言い方を変えても同じです!」
副団長が咳払いをして、急に“業務の顔”になる。
「姉さん。今日の受付、きつそうだった」
「……きつかった、というより……人が多かった」
「姉さんは“人が多い”って言い方で自分の疲れをごまかす」
幼馴染、刺さる。
私は反射で笑おうとして――止めた。
団長に見られると、また「その顔は良い」と言われる。
心臓が持たない。
副団長が続ける。
「それに、最近“手当”の件で団員が調子に乗ってる」
「調子に乗ってるって……」
「姉さんに甘えたいだけです」
「甘えたいだけで怪我しないで!」
団長が低い声で言った。
「俺が止める」
「団長が止めるって言うと、止め方が極端なんです」
副団長が即ツッコむ。
「講習会は良かったですけど、“義務”にしないでください」
「義務が最も確実だ」
「確実さを恋愛に持ち込むな!」
私は思わず言った。
「恋愛って……」
団長が私を見る。
「これは恋愛ではない」
「では何ですか」
「恩返しだ」
恩返し。
それが、最近少しだけ――揺れてる。
副団長は紙を指で叩いた。
「団長、恩返しなら、姉さんの“働き方”を変えるのが正解です」
「変えている」
「変わってません。団長が“張り付いてる”だけです」
「張り付いていない」
「張り付いてます」
「張り付いていない」
「張り付いてます」
「……監督している」
「それ張り付いてるのと同じです!!」
私は思わず笑ってしまった。
戸惑い笑い。
癖。
団長が低い声で言う。
「その顔は――」
「言わないでください!!」
私は反射で止めた。
事務室が一瞬静まった。
団長が、珍しく瞬きして、少しだけ口を閉じる。
……止められた。
団長が止まった。
副団長が私を見て、少しだけ柔らかく言った。
「姉さん、今の、偉い」
「偉くない……」
「偉い。言えるようになってる」
団長が小さく頷く。
「上達が早い」
「また評価!」
「褒めだ」
やめて、息が合うの。
副団長は深呼吸して、話を本題に戻した。
「団長。姉さんの業務を整理します」
「整理?」
「はい。事務担当の仕事は多い。来客対応も増えている。そこに“手当”が乗って、休憩が削れてる」
「……」
「だから、休憩を“制度化”します」
制度化。
団長の目が僅かに光った。
制度化は、団長の得意分野の匂いがする。
「良い」
団長が言った。
「制度化は効率が上がる」
「団長、そこに乗らないでください」
副団長が即座に釘を刺す。
「姉さんを効率化しないで」
「効率化ではない」
「じゃあ何ですか」
「最適化だ」
「言い換えないでください!!」
私は机の端を整えながら、小さく言った。
「……そんなに大げさにしなくても……」
二人が同時に言った。
「大げさではない」
息が合うな!!
副団長は私に向き直った。
「姉さん。俺は味方だからね」
「うん……」
「団長がやりすぎたら止める」
「止められる?」
「止める。たとえ騎士団長でも」
「副団長、頼もしい……」
団長が低い声で言った。
「止める必要はない」
「あります」
「ない」
「あります」
「ない」
「あります!」
子どもみたいな言い合いになってる。
騎士団のトップ二人が。
私を挟んで。
副団長が紙を取り出した。
『休憩確保案(仮)』
・午前:固定休憩10分
・午後:固定休憩10分
・来客ピーク時:交代制
・手当は副担当を設置(団員を当番制に)
私は目を見開いた。
「副担当……?」
「そう。団員の中から“当番”を決める。姉さんが毎回やらなくていい」
「当番で包帯巻けるかな……」
「包帯講習会、やったでしょう」
「そうだけど……」
団長が紙を覗き込み、淡々と言う。
「良い案だ」
「良い案!?」
副団長が驚く。
「団長、反対するかと思いました」
「反対しない」
「なぜですか」
「君が言っているのは、彼女の負担軽減だ」
「……」
「それは正しい」
団長がまともなことを言うと、逆に怖い。
副団長が疑うように目を細めた。
「団長、条件は?」
「条件?」
「『団長監督』を残す、とか言いませんよね」
「……」
団長が一瞬黙る。
副団長が叫ぶ。
「黙るな!! 言う気だ!!」
「言わない」
「じゃあ何を考えてたんですか」
「――彼女の隣の椅子を増やす」
「増やすな!!」
私は思わず声を上げた。
「椅子を増やすって何ですか!」
「休憩時に座れるように」
「私、椅子あります!」
「俺の分を隣に置く」
「隣に置かないでください!」
副団長が頭を抱える。
「ほら、こういう“やりすぎ”が出るんです」
「出ない」
「出てます!」
その時、事務室の扉が軽快に開いた。
「なになに? 制度化バトル?」
第三王子が、にこにこと入ってきた。
副団長が即座に言う。
「殿下、今は来ないでください」
「来ちゃった」
「来ないでください!!」
王子は机の上の紙を見て、楽しそうに笑う。
「副団長、いいね。姉さんの休憩、ちゃんと守ろうとしてる」
「守ろうとしてます。団長が邪魔します」
「邪魔してない」
団長が淡々と否定する。
「守っている」
「守り方が邪魔なんです!」
王子が団長の肩を軽く叩く。
「団長、監督って書くのやめなよ。代わりに“同行”って書けば?」
「同行」
「うん。彼氏っぽい」
「殿下!!」
副団長が叫ぶ。
「恋愛に寄せないでください!!」
王子はにやにやしながら私を見る。
「事務さん、二人が味方って、どう?」
「……怖いです」
「だよねえ」
「でも……」
私は言葉を探して、正直に言った。
「……ちょっと、安心します」
言った瞬間、胸がきゅっとする。
こんなこと、言っていいのかって怖くなる。
でも、言った。
団長が低い声で言った。
「安心しろ」
「……」
「俺がいる」
「……」
「副団長もいる」
「……」
副団長が顔をしかめた。
「団長、俺を巻き込まないでください」
「巻き込む」
「巻き込むな!」
私は笑ってしまった。
戸惑い笑い。
でも今日は、戸惑いだけじゃない笑い。
王子が満足そうに頷く。
「うん、いい。姉さん、受け取れてる」
「殿下、採点しないでください」
「採点じゃないよ。観察」
「観察もやめてください!」
副団長は紙をまとめ、私に言った。
「姉さん。明日から試行します」
「試行……」
「試行。姉さんの休憩を守る」
「……ありがとう」
「当然。幼馴染だから」
団長が、淡々と言う。
「当然。俺もいる」
「団長、それは……」
「当然だ」
「……」
私の胸の奥が、少しだけ熱くなる。
でも、すぐに副団長のツッコミが飛ぶ。
「団長、姉さんに“当然”を押し付けるな!」
「押し付けていない」
「押し付けてます!」
「押し付けていない」
「押し付けてます!!」
事務室は今日も、わちゃわちゃだ。
でも、紙の上にはちゃんと、“休憩”が残った。
それが、少しだけ――嬉しい。
0
あなたにおすすめの小説
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
追放聖女の薬草店~光らない無能と言われた私の治癒力は、最強騎士団長の呪いにだけ効くようです。辺境で始める溺愛スローライフ~
黒崎隼人
恋愛
「君の力だけが、俺を救ってくれる」
派手な光を放つ魔法が使えず、「光らない無能」として国を追放された聖女エリナ。
彼女は辺境の村で廃屋を買い取り、念願だった薬草店をオープンする。
相棒の精霊獣ポポと共にスローライフを始めたある嵐の夜、店の前に倒れていたのは、国の最強騎士団長ゼフィルだった。
「黒竜の呪い」に侵され、あらゆる魔法を受け付けない彼の体。
しかし、エリナの持つ「細胞そのものを活性化させる」地味な治癒力だけが、彼の呪いを解く唯一の鍵で……!?
無能扱いされた聖女と、余命わずかの最強騎士。
二人が辺境で紡ぐ、温かくて幸せな再生と溺愛の物語。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
完結·異世界転生したらアザラシ? でした〜白いモフモフでイケメン騎士たちに拾われましたが、前世の知識で医療チートしています〜
禅
恋愛
ネットでアザラシを見ることが癒しだった主人公。
だが、気が付くと知らない場所で、自分がアザラシになっていた。
自分が誰か分からず、記憶が曖昧な中、個性的なイケメン騎士たちに拾われる。
しかし、騎士たちは冬の女神の愛おし子を探している最中で……
※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿しています
※完結まで毎日投稿します
義姉の身代わりで変態侯爵に嫁ぐはずが囚われました〜助けた人は騎士団長で溺愛してきます〜
涙乃(るの)
恋愛
「お姉さまが死んだ……?」
「なくなったというのがきこえなかったのか!お前は耳までグズだな!」
母が亡くなり、後妻としてやってきたメアリー夫人と連れ子のステラによって、執拗に嫌がらせをされて育ったルーナ。
ある日ハワード伯爵は、もうすぐ50になる嗜虐趣味のあるイエール侯爵にステラの身代わりにルーナを嫁がせようとしていた。
結婚が嫌で逃亡したステラのことを誤魔化すように、なくなったと伝えるようにと強要して。
足枷をされていて逃げることのできないルーナは、嫁ぐことを決意する。
最後の日に行き倒れている老人を助けたのだが、その人物はじつは……。
不遇なルーナが溺愛さるまで
ゆるっとサクッとショートストーリー
ムーンライトノベルズ様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる