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登場人物
しおりを挟む♢フィオナ・ヴァルテス
“天使”と噂される、やわらかな雰囲気の侯爵令嬢。
可憐で穏やか、にこやかな微笑みを絶やさないため、社交界では「天使のような令嬢」と呼ばれている。
けれど実際は、観察眼が鋭く、人の機微にもよく気づくしっかり者。
可愛いものが大好きで、花や小物、お菓子など、愛らしいものを見るとつい心がほどける。
ひとりで立たなければならないと思って生きてきたため、人に頼るのは少し苦手。
けれど、夫となったレオンハルトの不器用でまっすぐな優しさに、少しずつ心をほどかれていく。
好きなもの: 可愛い小物、淡い色の花、焼き菓子、やわらかな空気
特技: 微笑みながら全部見ていること
周囲からの印象: 天使、可憐、やさしい
本当のところ: 天使の顔をした胆力強めの観察者
♢レオンハルト・ヴァルテス
王国を支える冷徹・厳格な宰相。
常に冷静沈着で隙がなく、仕事中毒気味。社交界でも「近寄りがたい」「完璧」「冷徹」と評されている。
結婚においても感情ではなく条件と相性を重視し、あらゆる面を吟味したうえでフィオナを妻に選んだ。
しかし実際には、最初からかなり妻を大事にしており、人前でも平然と「私の選んだ最高の妻です」と言ってしまうタイプ。
表情には出にくいが、不器用なだけで中身はかなり甘い。
実は甘いものが好きで、美容努力も欠かさない。綺麗なお肌は努力の賜物。
フィオナの前では少しずつ無防備になっていく。
好きなもの: 甘味、整った環境、効率、フィオナが安心している状態
特技: 観察、分析、囲い込み、さりげない過保護
周囲からの印象: 冷徹、厳格、仕事の鬼
本当のところ: 妻のことを覚えすぎている不器用な溺愛夫
♢ミーナ
フィオナ付きの侍女。
控えめで気が利き、奥様にも旦那様にもやさしく仕えるしっかり者。
ふたりの距離が少しずつ近づいていく様子を、内心たいへん温かく見守っている。
必要以上に口は出さないが、ちょうどいいところでそっと助けてくれる頼れる存在。
特技: 空気を読むこと、ちょうどいい距離感で支えること
内心: 閣下も奥様も、もっと素直になればよろしいのにと思っている
♢家令
ヴァルテス家を取り仕切る有能な家令。
礼儀正しく穏やかで、屋敷のすべてを滞りなく整える実務の要。
レオンハルトの“奥様に関する細やかすぎる配慮”にも慣れており、静かに受け流しつつ完璧に実行している。
フィオナが屋敷に馴染んでいくことを心から喜んでいる。
特技: 完璧な屋敷運営、察すること
内心: 若旦那様(宰相閣下)が想像以上に奥様を大切になさっていて、少し安心している
♢アレクシス・ルーヴェン
ルーヴェン公国の第三公子。
明るく人あたりがよく、会話上手で場慣れしている好青年。
園遊会でフィオナに興味を示し、軽やかに距離を詰めようとするが、結果としてレオンハルトの独占欲を刺激することに。
悪意はないが、少しだけ人を試すようなところがある。
特技: 軽妙な会話、場を和ませること
役割: 宰相閣下の嫉妬を引き出した人
♢ふたりの関係
フィオナ × レオンハルト
理にかなった政略結婚から始まった夫婦。
最初は「信頼できる、合理的な相手」として受け入れたはずが、いつの間にかお互いにとっていちばんほっとする相手になっていく。
• フィオナ視点:
“私の妻”として迷いなく扱われることが、思った以上に嬉しい
• レオンハルト視点:
最適な妻として選んだはずが、気づけば“ただ君がいい”になっていた
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