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Episode.1
始業式
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4月7日。今日は私の中学校最後の始業式。私は学校の玄関に向かうと
「3年生は下……」
と。後輩に教えられた。私の通う源ヶ丘中学校は、玄関が3階にある。1階は第2体育館(武道場)がある。私はその窓の外側に、クラス表があるのは分かった。第2体育館は左右の下2段当たりが全面ガラス窓だった。私はクラス表を見て吃驚した。
「あれ? 男女混合?」
クラスは男女別の2列ではなく、男女混合の1列になっていた。『市長が男女混合の1列にする』と。後に担任が言っていた気がする。
「私は30番……え! 岡本くんが、同じクラス!」
私はクラス表を見な後、エレベーターがあるガラス扉の前で座り……同級生が来るのを待った。
数10分後。岡本くんが山本君と山口雄一を連れて、クラス表を見に来た。
「おぉ! 愛斗、雄一とまた同じクラスだ!」
岡本くんは山本君と山口君とハイタッチしていた。私は笑顔で笑っている岡本くんから目が離せなかった。
《どうしたんだろう……私、もしかして……まだ、私は岡本くんが好き?》
私のハート型のダイナマイトに再び火が着いた。
教室3年1組。始業式が終わり、私達は教室に連れて来られた。10数分後、岡本くんの自己紹介が来た。
「皆さん……はじめまして、岡本光行です……よろしくお願いします!」
岡本くんは一言ずつに、決めポーズをしている。幼気というか、調子乗っているような……。そのまた10数分後、私の自己紹介の番が回って来た。
「は……はじめまして! 松本友希です……よ、よろしくお願いします!」
私は緊張して、汗が流れていた。同じクラスに居た、全員が笑い出した。その中には、岡本くんも含まれている。
「……ッ!」
私は少し岡本くんに苛立った。岡本くんはみんなに連れて笑ったかもしれないが。
休み時間。私が席で座って瞑想していると、山本君と山口君、中村光喜が来た。
「友希、級長やったら?」
中村君がそんな事を言う。
《あぁ、また始まった》
次の時間は、クラスのリーダー……級長と副級長を決める時間。私にとってこの時間は苦痛でしかなかった。私はこの時間に男子達に囃し立てられる。なぜ、私は級長に推薦される側なのだろうか。私は小声でこう呟く。
「岡本くんが、級長になるなら……」
と。それに驚いた3人は
「岡本さ、彼女居るんだ! 諦めろ!」
山本君がそれを言う。しかも、しつこそうな口調で。私はそんなことはとっくに知っている。2年前にフラれた記憶は鮮明に、頭に残っている。驚いた3人は休み時間中、囃し立てる。
2時限目。私にとって苦痛の時間がやって来た。
「じゃあ、級長と服級長……やりたい人は挙手!」
担任が言う。誰も手を挙げない。みんなが私に『級長になれ!』と目で語りかけているような気がする。私はみんなからの視線が怖くて挙手すると
「友希、君に級長は向いてない!」
と。言われた。私は担任から拒否された。結局、級長と副級長は男子達によって決められた。
下校時。私は特別支援学級の親友、石川泰絵と話しながら帰っていた。
「担任に級長やられるの拒否された……」
私は落ち込む。足に大きな鉄球が付いた鎖を付けられ、それを引きずって歩いているみたいだ。
「落ち込まないで! まだチャンスはある!」
泰絵ちゃんは私を励ましてくれる。
ここから、私の恋愛が始まる。
「3年生は下……」
と。後輩に教えられた。私の通う源ヶ丘中学校は、玄関が3階にある。1階は第2体育館(武道場)がある。私はその窓の外側に、クラス表があるのは分かった。第2体育館は左右の下2段当たりが全面ガラス窓だった。私はクラス表を見て吃驚した。
「あれ? 男女混合?」
クラスは男女別の2列ではなく、男女混合の1列になっていた。『市長が男女混合の1列にする』と。後に担任が言っていた気がする。
「私は30番……え! 岡本くんが、同じクラス!」
私はクラス表を見な後、エレベーターがあるガラス扉の前で座り……同級生が来るのを待った。
数10分後。岡本くんが山本君と山口雄一を連れて、クラス表を見に来た。
「おぉ! 愛斗、雄一とまた同じクラスだ!」
岡本くんは山本君と山口君とハイタッチしていた。私は笑顔で笑っている岡本くんから目が離せなかった。
《どうしたんだろう……私、もしかして……まだ、私は岡本くんが好き?》
私のハート型のダイナマイトに再び火が着いた。
教室3年1組。始業式が終わり、私達は教室に連れて来られた。10数分後、岡本くんの自己紹介が来た。
「皆さん……はじめまして、岡本光行です……よろしくお願いします!」
岡本くんは一言ずつに、決めポーズをしている。幼気というか、調子乗っているような……。そのまた10数分後、私の自己紹介の番が回って来た。
「は……はじめまして! 松本友希です……よ、よろしくお願いします!」
私は緊張して、汗が流れていた。同じクラスに居た、全員が笑い出した。その中には、岡本くんも含まれている。
「……ッ!」
私は少し岡本くんに苛立った。岡本くんはみんなに連れて笑ったかもしれないが。
休み時間。私が席で座って瞑想していると、山本君と山口君、中村光喜が来た。
「友希、級長やったら?」
中村君がそんな事を言う。
《あぁ、また始まった》
次の時間は、クラスのリーダー……級長と副級長を決める時間。私にとってこの時間は苦痛でしかなかった。私はこの時間に男子達に囃し立てられる。なぜ、私は級長に推薦される側なのだろうか。私は小声でこう呟く。
「岡本くんが、級長になるなら……」
と。それに驚いた3人は
「岡本さ、彼女居るんだ! 諦めろ!」
山本君がそれを言う。しかも、しつこそうな口調で。私はそんなことはとっくに知っている。2年前にフラれた記憶は鮮明に、頭に残っている。驚いた3人は休み時間中、囃し立てる。
2時限目。私にとって苦痛の時間がやって来た。
「じゃあ、級長と服級長……やりたい人は挙手!」
担任が言う。誰も手を挙げない。みんなが私に『級長になれ!』と目で語りかけているような気がする。私はみんなからの視線が怖くて挙手すると
「友希、君に級長は向いてない!」
と。言われた。私は担任から拒否された。結局、級長と副級長は男子達によって決められた。
下校時。私は特別支援学級の親友、石川泰絵と話しながら帰っていた。
「担任に級長やられるの拒否された……」
私は落ち込む。足に大きな鉄球が付いた鎖を付けられ、それを引きずって歩いているみたいだ。
「落ち込まないで! まだチャンスはある!」
泰絵ちゃんは私を励ましてくれる。
ここから、私の恋愛が始まる。
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