〜歪みの中で咲く花〜

古波蔵くう

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第2章:夢の中の乙萌

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 伊勢志摩いせしま市立病院。俺たちの通う高校『伊勢志摩高等学校』と。同じ名称の病院に着いた。俺たちは、白い車から降りて整形外科に連れてこられた。
 整形外科、診察室前。俺たちは、診察室の前にある黒い革製の腰掛けのないベンチに腰を下ろす。あのピンク色のカーテンの向こうにレントゲン室がある。今からレントゲンを撮り、脊椎がどれだけ曲がっているのか見るんだ。そして、カーテンの横になんか文章が書かれていた。俺は目を凝らして見てみた。
『レントゲンを撮る際は、衣服は全部脱いでください。下着も同様です』
と。
《下向いとこう……》
俺は下を向いた。なぜなら、今から診察を受けるのは、俺以外女子だ。そして、レントゲン室では、全裸にならなきゃならない。つまり、俺が女子の裸を見てはいけないんだ。特に、マドンナである潮尻の裸を見てしまったらクラスメイトとの折り合いが悪くなる。そもそも、あんまし話したことないけど……悪化しないだけマシだ。
「胸方さん、診察室へ」
未布が診察室に入る。診察室の中には、レントゲンを撮るカメラみたいなものなどがある。中には男性医師がいた。
「服と下着を脱いで、じっとしていてください」
男性医師が告げる。俺以外みんなが目を丸くしていた。胸方は震えながら制服を脱いでいく。俺は男性医師の発言で顔を上げていた。それで、俺は胸方の下着姿を見てしまった。
《制服とは違って真っ白な下着だな……》
俺は顔を逸らそうとするが、身体がいうことを聞かなくなった。なぜなら分かる。俺の聖剣エクスカリバーが勃ってしまったからだ。胸方は、目から涙が出ている。そして、ブラを取った。
《おっぱいデケェ……苗字に『胸』が入ってるからか? E……いや、Fはあるか?》
俺は他校の女子生徒のおっぱいの大きさを考察していた。すると、胸方がパンティを掴まないでいた。
「出来ないなら、実力行使だ」
男性医師は胸方の白いパンティを掴み、膝まで下ろす
「嫌ぁー!?」
胸方の叫び声が院内に響き渡る。
「レントゲン終了……」
男性医師が告げる。胸方は膝から崩れ落ちて、涙を流している。看護師が胸方の衣服を持って奥へ連れて行った。俺は倉股と潮尻を見る。顔面が青ざめている。2人共
「絶対嫌だ……」
と言いたげな表情をしている。
「次、倉股さん……診察室へ」
俺はさっきのレントゲン時に、胸方の股間……つまりマンコまで見てしまった。パイパンだった。倉股は渋々診察室に入る。
《今思うが……カーテン閉めろよ》
俺は、倉股の脱衣風景を見ていた。倉股は黒の下着だった。
《制服も下着もダークだな……地雷系というかゴスロリが似合うみたいな》
俺は他校の女子生徒の下着姿見て何を考えているんだ。倉股は胸方と比べておっぱいは小さかった。
《胸はデカくない……苗字に『股』がついてるってことは、下か!》
また、倉股は胸方と同様、パンティを脱ぐのを拒んでいる。
「お前もか……」
男性医師が倉股の黒パンティを膝まで下ろす。倉股のマンコは毛が生えていた。
《剛毛か……》
倉股も泣き出す。看護師が奥へ連れて行った。
「潮尻さん……診察室へ」
看護師が潮尻を呼ぶ。俺は下を向いた。俺は砂で汚れた自分のスニーカーを見ていた。潮尻は服を脱いでいた。そして、ブラまで取ったのだろう。ホックを外す音が聞こえた。
「自分で脱げるか?」
男性医師の声が聞こえた。俺はそれで顔を上げてしまった。潮尻はおっぱいは平均サイズ、マンコは少し毛が生えていてケツがデケェ。
《潮尻は、薄ピンクの下着つけているのか……ってか、俺より脊椎曲がってね?》
潮尻は普段ジャージをつけている理由が分かった。脊椎が服を着ていても分かるぐらい曲がっているからだ。レントゲンが終わると、潮尻は火花が散った目で俺を見て奥へ行った。
《俺の青春ライフ……今日で終わった……》
俺は、一気に世界の終わりを感じた。
「乳戸さん、診察室へ」
看護師が呼ぶ。俺は診察室に入る。
 翌日。俺は20度脊椎が曲がっていて、コルセットか治すかの選択が取らされた。そして、寿命が30年は延びた気がした。昨日、女子生徒の裸を3回も見たからだろう。俺が荷物を入れてリュックを背負い、帰ろうとすると……誰かに左肩を掴まれた。誰か分かった。
「潮……尻……か?」
俺は恐る恐る聞くと、
「そう」
と。低い声が聞こえた。絶対怒っている。俺は多分激怒している潮尻と、学校近くのカフェに寄った。
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