ねぇ…私じゃダメですか?

アイネ

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今年最初に咲く雪の花を

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今日は聖夜のクリスマス

ひとりぼっちのクリスマス


リョウさんは今頃ユミさんと時間を過ごしているのだろうか…



「俺、卒業する前にユミに告白しようと思う」



その言葉が脳裏から離れない


僕はリョウさんの恋の邪魔をしたくなかった

だから、少しの間距離を置いて勉強に専念するようになった

だから、あれからの二人のことはよく知らない


リョウさんはユミさんに告白したのだろうか…

上手くいったのだろうか…


「…」


上手くいくだろうな、きっと


「はぁ…休憩しよ」


そう思い窓を開けると、冷たい風が僕に吹きつけた


「寒いなぁ…」

「雪…降りそうだな…」


隣にキミがいればいいのに

そしたらあったかいのに


隣にキミがいればいいのに

そしたら二人で同じ景色が見れるのに



なんて考えて、また胸が痛んだ



僕はまだ、自分のこの気持ちが何なのかわからない



でも、なぜだろう


僕は離れてからというもの、キミのことばかり考えてしまうんだ
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