女装男子と私

メタボ戦士

文字の大きさ
32 / 164

32話 寝る前

しおりを挟む
 夕食後。

 ·····今日は欲望に赴くまま食べ過ぎた。
 筋トレせねば····腹筋100回とスクワット30回をしよう

「フン·····1、フンッ······2········」

 数分後

「フン······100·····」

 ······きちぃ~でもスクワットもしないと。

「ハァ·······1、ハァ········2······」

 1分後

「ハァ········30········終わった~」

〈ピコン〉

 ······誰だろ·····また早乙女君か、何々····

『今暇だから寝るまで俺をかまえ♪』

 ·····何だこいつ~

『プッ····早乙女君、寝る前にL●NEするような友達はいないの?』

『いるし。でも気の置けないと思えるほどの友達はいない。』

『私は友達じゃないのにいいんだ?』

『前も言ったような気がするけど、美月は俺の本性を知っているから気楽なんだよ。ていうか俺達もう友達でもいいじゃね?』

『何で?』

『遊びに行ってるし、一緒に外食しているから。』

『それは互いのメリットがあったからやったことだし。』

『まぁそうだけど、趣味も合うし友達でいいじゃん。嫌なら諦めるけど·····』

『別に友達になってあげてもいいけど、条件があるな~』

『何?』

『メッセージで『美月様とお友達になりたいです。』と送ってくれたらいいよ。』

『うわっ·····やっぱ友達になるのいいわ·····』

『ごめん····今の冗談だよ!友達になろうよ~^^;』

『しょうがないな~特別だぞ。』

『やったー!ありがとう早乙女君』

『あのさ····美月』

『何?』

『せっかく友達何だから下の名前にしてよ。苗字だと友達っぽくないし。』

『わかったよ夏樹君。いや···なっくん』

『流石に『なっくん』は馴れ馴れしいから『夏樹』にしてよ。』

『冗談だよ夏樹。でも『なっくん』は語感がいいから良い愛称だと思うんだけどな····』

『流石に照れるから無理。』

『わかった、じゃあたまにならいい?L●NEとかのメッセージとかで。』

『それならいいけど。』

『ありがとうなっくん。』

『早速使ってんな。』

『いいじゃん、2人だけだし。』

『まぁな。』

『眠くなってきたからそろそろ終わりにしていい?』

『駄目♪まだ眠くないからあと30分付き合ってよ。』

『わかったよ。』

 30分後。

『へぇ~なっくん、部活入らないんだ?』

『動画作業が忙しいからな。美月はどうすんの?』

『漫研と美術部と写真部で悩んでる。』

『漫研と美術部はわかるけど、写真部は何で入部したいの?』

『漫画の参考資料作りにいいと思ったのもあるけど、夏樹を
撮影しているのが楽しかったからかな。』

『へぇ~そっか·····w。まぁこんなビジュアルが神の友達を撮影したらそうなるわな。』

『そうかもね。あっごめん····マジで眠くなったからもう寝るわおやすみ。』

『わかったよ、おやすみ。』

 ·····はぁ長かった~早く寝よ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...