52 / 164
52話 水族館⑥
しおりを挟む
「ワ~···凄·······実写版ス●ミーみたいw〈パシャ··パシャ··〉」
「ス●ミー懐かしい·····あれって小1の国語の教科書にあったよな?」
「うん。赤い小魚の中に一匹だけ黒い小魚がいる話ね。」
「あの話に出て来る小魚って何だろうな·····」
「まぁイワシではないのは確かだね、フォルムと色が違うし。」
「そうかもな·······それよりさぁ~早く写真撮ってよ。また俺なしで撮影しているし。」
「だってイワシだけの方が綺麗何だもん。」
「今地味に酷いこと言ったな?」
「だって本当のことだし。結局飾り立てた人間よりもこういうありのままで生きている生物の方が美しいんだよ。」
「美月の目は節穴か?〈グイッ〉」
「ちょっ·····」
「俺の方が美しいだろ?ちゃんとよく見ろ。」
「顔近いって···T·P·O!」
「好きでもないくせに照れてんの?」
「照れるよ。夏樹のことはタイプではないけど、それなりに格好良いとは思ってるから。」
「へぇーそれなりね·····」
「お母さん、あそこで女の子同士でイチャイチャしてるんだけど何で?」
「こら!あなたにはまだ早いから見ちゃいけません。わかった?」
「はーい。」
「じゃあ行くわよ。」
「うん、次はペンギンがみたいな。」
「はいはい···ペンギンね。」
「何か恥ずいな····」
「TPOをわきまえないことするからだよ、反省して〈ビシッ〉」
「痛···チョップしなくてもいいのに。」
「別にそんな強くしてないから痛くないでしょ?」
「そうだけど気分的に痛い。」
「何だそりゃwまぁいいや撮影するよ。」
「へい。」
〈パシャ····パシャ···········〉
······友達になってもあんなだから、夏樹ってある意味凄いな。
はぁ·····
いけない集中····集中·····
「ス●ミー懐かしい·····あれって小1の国語の教科書にあったよな?」
「うん。赤い小魚の中に一匹だけ黒い小魚がいる話ね。」
「あの話に出て来る小魚って何だろうな·····」
「まぁイワシではないのは確かだね、フォルムと色が違うし。」
「そうかもな·······それよりさぁ~早く写真撮ってよ。また俺なしで撮影しているし。」
「だってイワシだけの方が綺麗何だもん。」
「今地味に酷いこと言ったな?」
「だって本当のことだし。結局飾り立てた人間よりもこういうありのままで生きている生物の方が美しいんだよ。」
「美月の目は節穴か?〈グイッ〉」
「ちょっ·····」
「俺の方が美しいだろ?ちゃんとよく見ろ。」
「顔近いって···T·P·O!」
「好きでもないくせに照れてんの?」
「照れるよ。夏樹のことはタイプではないけど、それなりに格好良いとは思ってるから。」
「へぇーそれなりね·····」
「お母さん、あそこで女の子同士でイチャイチャしてるんだけど何で?」
「こら!あなたにはまだ早いから見ちゃいけません。わかった?」
「はーい。」
「じゃあ行くわよ。」
「うん、次はペンギンがみたいな。」
「はいはい···ペンギンね。」
「何か恥ずいな····」
「TPOをわきまえないことするからだよ、反省して〈ビシッ〉」
「痛···チョップしなくてもいいのに。」
「別にそんな強くしてないから痛くないでしょ?」
「そうだけど気分的に痛い。」
「何だそりゃwまぁいいや撮影するよ。」
「へい。」
〈パシャ····パシャ···········〉
······友達になってもあんなだから、夏樹ってある意味凄いな。
はぁ·····
いけない集中····集中·····
10
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる