居酒屋店主の恋

メタボ戦士

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第10話 冬

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 通り魔に菊太郎が襲われて2ヶ月後、同じく襲われた他の人が捕まえて町奉行に引き渡されたらしい。

 それを読売で知った。

 菊太郎はそれを知って「酔ってなければ」と悔しそうにしていた。

 そのとき私は「あなたが強いことは知ってるから。」と慰めた。

 そして通り魔事件は終わった頃、冬になった。

 冬になると気温が下がるので温かい汁物と熱燗がよく売れた。
 お店は積雪の量によってお店を開けるかどうか決めていた。
 この時期は家にこもる人が多いので客が少ない。

 だから客単価を上げるような売り方をしている。

 今日は夜営業。
 
 雪も少ないから客も来るだろう。

 ·····さてまずは仕入れをするために魚市場や行商で仕入れますか。

 防寒して仕入れに行った。

 しばらくして無事に終わり、あとは仕込み。

 菊太郎は最近始めた仕事に行き、私は少し仮眠を取ってから黙々とお店で仕込みをした。

 それから時間が経過して仕込みが終わり、その頃には夕方だった。

 菊太郎はそのときに丁度帰って来て、一緒にお店の準備をした。
 
 準備が終わりお店を開店した。

 客が開店直後たくさん来たので忙しかった。

 しかしいつものことなので2人で上手く客を捌いた。

 しばらくして雪が積もってきたのでお店を閉めた。

 後片付けをして家に帰ろうとしたとき、高そうな着物の男が現れた。

 菊太郎は着物の男が現れたときに「えっ?」と驚いた声を出したと思ったら、私を置いて逃げて行った。

 ·····何か因縁があったのだろうか。

 私は着物の男に「すみません」と会釈して菊太郎を追いかけた。

 しばらくして追いついた。

 菊太郎は頭を抱えてしゃがんでいた。

「菊太郎どうしたの?いきなり逃げたりして。」

「そなたには関係ない、ほっといてくれ!」

「何よ!心配しているのに。少しぐらいわけを教えてくれてもいいじゃない!私達半年ぐらい一緒にいるのだから。」

「それでも言いたくはない。」

「察しはついているんだから。どうせ高そうな着物の男と過去に何かあったんでしょ。」

「そうではない、勝手なことを言うな。これ以上詮索するならば某はここから出て行く。」

「わかったわよ、出て行きたいなら勝手にすればいいじゃない!でもあなたは浪費家だから長屋とか借りれないんじゃないの?」

「詮索するなら出て行くと行っただけで出て行きたいわけではない。しかしそなたがそうして欲しいならば出て行く。」

「私は喧嘩を売られたから買っただけで本当は出て欲しくないわよ。こんな寒い日に追い出すなんて自害してくださいと言っているものだし、それは可哀想だわ。」

「そうだったのか、勘違いしてすまなかった。」

「私もいい大人なのに頭に血が上ってごめんなさい。あなたの過去はあなたから話してくれるまで待つわ。」

「そうしてもらえるとありがたい。」

 その後夜働いて眠かったので寝た。

 

 

 


 
 
 



 
 
 

 

 

 



 

 
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