異世界大家族〜お母さんは大変です

メタボ戦士

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第60話 家族でお出掛け3(子供視点6①)

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 起きたら僕以外のきょうだいがベッドで寝ていた。  

 ······さっきまでプールで遊んでいたのに何処だろう。
 
 部屋に窓があったので覗いたらさっきまでいたプールが見えた。

 ······この部屋はリゾート内のホテルの一室か。
 もしかしてお母さんが寝ている僕達をこの部屋に運んだのかも。
 でもこの部屋にはお母さんはいないし、置き手紙があるわけでもないから断定は出来ない。

 だからこの部屋の探索を始める。

 手始めにきょうだい全員を起こした。  

アインス 「みんな起きて!」

ドゥーエ 「何?」

トロワ 「せっかく寝てたのに~」

フィーア 「眠い。」

ペンタ 「アインス、何騒いでるの?」

アーニム 「おいらの巨大プリンは何処へ?」

へブタ 「何かあるの?」

アインス 「実はカクカクシカジカで今はリゾート内のホテルにいる。みんなにはこの部屋の探索を手伝って欲しい。」

ドゥーエ 「必要ないんじゃない。僕が誘拐されて以来、全員にお母さんが魔法でつくったボディーガードをつけているけど特に反応もないし。」

トロワ 「そうね。私もお母さんの居場所を魔法で調べたけど、リゾート内のお店でオイルマッサージ受けてるし。」

フィーア 「じゃあ大丈夫じゃん。オイルマッサージを受けけているなら。」

ペンタ 「アインス、無駄に騒いだだけだったな。」

アーニム 「ホントそう!」

ヘプタ 「確証を得てから言えよ。」

アインス 「ごめん。」

ドゥーエ 「まぁ反省したようだから、みんなでまたプールで遊ぼう。」  

ドゥーエ以外 「そうだね。」

 しかしドアを開けようとしたが開かなかった。

アインス 「これ中から開かないように外から魔法でロックされている。」

アインス以外 「え~!!!」

ドゥーエ 「解除出来ないの?」

アインス 「僕達の魔法能力では無理。」

トロワ 「誰がこんなことを·····」

アインス 「扉に触れて魔力を調べたけど、お母さんだね。」

ドゥーエ 「どうしてそんなことを?」

トロワ 「私達がいるとオイルマッサージに行けないからじゃない?」

フィーア 「そうかもね。」

ペンタ 「それなら大人しくここにいようか。」

アーニム 「そうだね。」

ペンタ 「たまにはお母さんも休ませたいしね。」

アインス 「じゃあお母さんが来るまで各自、自由に過ごそう。」

アインス以外 「わかった。」
 
 その後ダラダラした。
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