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第236話 子供視点18⑧‐²
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〈ガチャ〉
トロワ 「はぁ···散々な目に遭ったわ。」
フィーア 「トロワおかえり。あら···新しいメイク?顔の上部が赤くなってるわよ。」
トロワ 「お母さんのお仕置きデコピンが強力過ぎてこうなっちゃったのよ···」
ユイット 「痛そう···トロワ姉さん、私が魔法で治療しようか?」
トロワ 「多分無理、お母さんが朝まで治らない呪いを付与してたから。」
ユイット 「可哀想···」
フィーア 「お母さんのことをババア扱いしてたんだし、自業自得ね。この機会に反省しなさい。」
ユイット 「フィーア姉さん流石にその言い方は···」
トロワ 「酷い~フィーア、私にあたり強すぎない?怪我人にはもっと優しくしてよ。」
フィーア 「ちょっと顔が赤くなっただけの人は怪我人じゃないわよ。」
トロワ 「何よ!もう怒った!!フィーアにも同じ目に遭わせてあげる。」
そう言ってトロワ姉さんは身体強化をした指でフィーア姉さんの眉間にデコピンを食らわせた。
フィーア 「痛い!額から血が出たんだけど!?」
トロワ 「私に酷いことを言ったんだから自業自得なんじゃないw?」
フィーア 「腹立つ!10倍返ししてやる。その手に宿るは紅き焔···燃え盛れ!紅焔玉」
ユイット 「ちょっ···!部屋の中でそんな物騒な魔法はやめ···」
〈ボオーーン!!!〉
〈タタタッ···ガチャ〉
ナーダ 「凄い音がしたけどアンタ達無事!?」
ユイット 「ゴホゴホ···なんとか。」
トロワ 「ゴホゴホ···フィーアが部屋の中で魔法なんか使うのが悪いのよ。」
フィーア 「ゴホゴホ···そもそもトロワが私に身体強化ありのデコピンを食らわせたせいじゃない。」
トロワ 「はぁ?元々はアンタが嫌味を言うからじゃない!」
フィーア 「嫌味じゃないし、正論だし。」
トロワ 「何よ馬鹿フィーア!」
フィーア 「馬鹿はそっちでしょ!」
ユイット 「はぁ···」
···どっちもどっちだわ。
このしょうもない争い、早く終わらないかな。
ナーダ 「トロワ、フィーア。」
トロワ&フィーア 「はい。」
ナーダ 「さっきから話を聞いてみるとどっちも悪そうだからちょっと別室で話そうかw」
トロワ&フィーア 「え、それはちょっと···」
ナーダ 「まあそんなことは言わずにw」
お母さんはそう言うと姉さん達の耳を引っ張って別室に消えていった。
しばらくして姉さん達の悲鳴が聞こえたような気がしたけど、私は無視して寝た。
トロワ 「はぁ···散々な目に遭ったわ。」
フィーア 「トロワおかえり。あら···新しいメイク?顔の上部が赤くなってるわよ。」
トロワ 「お母さんのお仕置きデコピンが強力過ぎてこうなっちゃったのよ···」
ユイット 「痛そう···トロワ姉さん、私が魔法で治療しようか?」
トロワ 「多分無理、お母さんが朝まで治らない呪いを付与してたから。」
ユイット 「可哀想···」
フィーア 「お母さんのことをババア扱いしてたんだし、自業自得ね。この機会に反省しなさい。」
ユイット 「フィーア姉さん流石にその言い方は···」
トロワ 「酷い~フィーア、私にあたり強すぎない?怪我人にはもっと優しくしてよ。」
フィーア 「ちょっと顔が赤くなっただけの人は怪我人じゃないわよ。」
トロワ 「何よ!もう怒った!!フィーアにも同じ目に遭わせてあげる。」
そう言ってトロワ姉さんは身体強化をした指でフィーア姉さんの眉間にデコピンを食らわせた。
フィーア 「痛い!額から血が出たんだけど!?」
トロワ 「私に酷いことを言ったんだから自業自得なんじゃないw?」
フィーア 「腹立つ!10倍返ししてやる。その手に宿るは紅き焔···燃え盛れ!紅焔玉」
ユイット 「ちょっ···!部屋の中でそんな物騒な魔法はやめ···」
〈ボオーーン!!!〉
〈タタタッ···ガチャ〉
ナーダ 「凄い音がしたけどアンタ達無事!?」
ユイット 「ゴホゴホ···なんとか。」
トロワ 「ゴホゴホ···フィーアが部屋の中で魔法なんか使うのが悪いのよ。」
フィーア 「ゴホゴホ···そもそもトロワが私に身体強化ありのデコピンを食らわせたせいじゃない。」
トロワ 「はぁ?元々はアンタが嫌味を言うからじゃない!」
フィーア 「嫌味じゃないし、正論だし。」
トロワ 「何よ馬鹿フィーア!」
フィーア 「馬鹿はそっちでしょ!」
ユイット 「はぁ···」
···どっちもどっちだわ。
このしょうもない争い、早く終わらないかな。
ナーダ 「トロワ、フィーア。」
トロワ&フィーア 「はい。」
ナーダ 「さっきから話を聞いてみるとどっちも悪そうだからちょっと別室で話そうかw」
トロワ&フィーア 「え、それはちょっと···」
ナーダ 「まあそんなことは言わずにw」
お母さんはそう言うと姉さん達の耳を引っ張って別室に消えていった。
しばらくして姉さん達の悲鳴が聞こえたような気がしたけど、私は無視して寝た。
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