異世界大家族〜お母さんは大変です

メタボ戦士

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第237話 プレゼント

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トロワ&フィーア 「反省してます…」

ナーダ 「よろしい、部屋に戻ってよし。」

トロワ&フィーア 「はい…」

〈ガチャ〉

ナーダ 「はぁ…疲れた…」

ケイ 「ナーダお疲れ。ハーブティーを淹れたんだけど飲む?」

ナーダ 「ありがとう頂くわ…スゥ…落ち着く…」

ケイ 「リラックス効果のある薬草を主体に調合したからそれでかな。」

ナーダ 「そっか…私の旦那様は博識で何でも出来てホント凄いわね。」

ケイ 「フフッ…ナーダに褒められた。」

ナーダ 「そんなに嬉しそうにされたら私も嬉しいわ。」

ケイ 「お揃いだね。」

ナーダ 「そうね。そういえば誕生日もケイと同じよね。」

ケイ 「そうだね…」 

ナーダ 「だからはい…これ…」

 何もない空間から小さい白い小包を出した。

ケイ 「え?用意してくれたの?」

ナーダ 「そりゃ旦那様のプレゼントは忘れないわよ。ケイはないの?」

〈パチン〉

ケイ 「実は用意していました。」

 ケイは指を鳴らして足元に巨大な箱を出現させた。

ナーダ 「デカッ!何が入ってるの?」

ケイ 「ナーダが触れると開くようになってるから、同時に2人のプレゼントを開けよう。」

ナーダ 「わかったわ。」

ケイ&ナーダ 「せ~の~で…うわ凄。」

ケイ 「ナーダのプレゼント…僕が前から欲しいって言ってた『フェンリルの瞳』だよね。これ…凄い高級なのにどうやって手に入れたの?」

ナーダ 「S級冒険者の友達に無理言って分けてもらったんだ。」

ケイ 「そっか、ありがとう。」

ナーダ 「それよりケイからのプレゼントってこれはなんの機械?」

ケイ 「これは事前に魔力を充填しておけば、国内限定でどこにでも行けるテレポートマシーンだよ。」

ナーダ 「え!凄い!!でもケイと私はテレポートの魔法が使えるから必要ないんじゃない?」

ケイ 「チチチ…この機械はテレポートの魔法よりも便利なんだよ。」

ナーダ 「へぇーどういうところが?」

ケイ 「これはね片道だけでなく、往復で使えるんだよ。」

ナーダ 「どういうこと?」

ケイ 「つまり出発点がAで到着地点がBとすると、魔法だとAからBに行くだけなんだけど、このテレポートマシーンは時間設定をしていればAからBに行ってAに戻れるんだよ。」

ナーダ 「つまり出発点から到着地点へ行って、また出発点に自動的に戻れるの?」
 
ケイ 「うん、事前に時間設定が必要だけど。」

ナーダ 「へぇー便利ね。こんな凄いものどうやって手に入れたの?」

ケイ 「僕が作った。ナーダの冒険者としての活動に役立つと思って。」

ナーダ 「ホント天才ね。正直ここまでくると引くわね。」

ケイ 「引かないでよ。」

ナーダ 「冗談w」

ケイ 「なんだ…良かった。」

ナーダ 「焦り過ぎでしょ。そんなに私に引かれるの嫌なの?」

ケイ 「だって愛してる人に引かれたら辛いよ。」

ナーダ 「もう…可愛い…そんな可愛いとキスしちゃう…チュッ♡」

ケイ 「やったなw僕も…チュッ♡」

ナーダ 「もう…寝るつもりだったけどヤる?」

ケイ 「うん。でも朝起きれなくなるかも。」

ナーダ 「まぁ休みだしいいんじゃない?」

ケイ 「そうだね。」

 その後2人は長い夜を過ごした。
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