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第241話 子供視点19④
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? 「知り合いっていうかケイの兄だ。名前はガイ·イガラシ、よろしく。」
トロワ 「ケイさんのお兄さん?」
フィーア 「全然似てない…ケイさんがインテリ系なら、ガイさんは脳筋の体育会系って感じ?」
ユイット 「フィーア姉さん、流石に『脳筋』は失礼だよ。」
フィーア 「だって……」
ガイ 「気にしてないから別にいいよ。それに『脳筋』は筋肉を鍛えているオレにとっては褒め言葉さ。」
そう言ってガイさんはダブルバイセップスフロントを私達に見せた。
ユイット 「ホントうちの姉がすみません。」
ガイ 「ユイットちゃんの年齢のわりに大人っぽいところ、ケイに似ているな…」
ユイット 「なんで私の名前を知っているんですか?」
ガイ 「そりゃ…君が生まれた後、ケイがわざわざオレんちに来て写真を見せて自慢してたからね。『ユイットは自慢の1人娘だ。羨ましいだろ~~ガイ♪』って。」
ユイット 「そうなんですか…なんか恥ずかしいな。」
トロワ 「私達のことは?」
フィーア 「ケイさんがどう思ってるか気になるな~想像はつくけど。」
ガイ 「君達については……言うのやめとく。」
トロワ 「なんでですか?」
フィーア 「怒らないので教えてくださいよ。」
ガイ 「そう?じゃあ言うけど、君達2人だけでなく7つ子に対してなんだけど…」
トロワ&フィーア 「はい…」
ガイ 「『クソ生意気なガキ』って言ってたよ。」
トロワ 「そうですか。」
フィーア 「まぁ最初の頃は対立してたしね……予想通りね…」
ユイット 「姉さん達………ガイさん、流石にホントのことでも言い過ぎじゃないですか?もっとオブラートに包んだ方が……」
ガイ 「ごめん……でもケイが僕にそう言ったときがわりと前の話だから今は違うかも…だからあまり落ち込まないで。」
トロワ 「別に落ち込んでないですけど…」
フィーア 「私も。でもなんか腹は立つかも。」
トロワ 「確かに。なんか物とかにあたっちゃうかもな…怒りを解消するために…」
ガイ 「それは困るな……他に解消する方法はないか?」
トロワ 「それなら何か奢ってください。それなら怒りが解消されるかも。」
ユイット 「ちょっ…トロワ姉さん。」
ガイ 「わかった、何がいい?伯父さんが何でも奢るよ。」
トロワ&フィーア 「やったー!」
ユイット 「そんなこと言っていいんですか?姉さん達わりと遠慮ないですよ。」
ガイ 「可愛い姪っ子達に奢るのも伯父としてのつとめだから大丈夫。」
ユイット 「そうですか…」
トロワ&フィーア 「ありがとう、ガイおじさん♪」
ガイ 「『ガイおじさん』ってなんかいいね!これからもそう呼んでくれると嬉しいな。」
トロワ&フィーア 「いいよ。まあガイおじさん、行きたいお店があるから早く行こう。」
そう言って姉さん達はガイおじさんと手を繋いだ。
ガイ 「あぁ…たくさん奢っちゃうよ。」
トロワ&フィーア 「フフッ…楽しみ。」
ユイット 「姉さん達…」
……初対面のガイ伯父さんに対して遠慮なさ過ぎ。
正直引くわ……
トロワ 「ユイット、何ぼーっとしてるの?早く来なさい。ガイおじさんがユイットにも奢ってくれるみたいだから。」
ユイット 「はーい。今行く。」
……まぁ奢ってもらえるなら別にいいか。
何買ってもらおうかな……
トロワ 「ケイさんのお兄さん?」
フィーア 「全然似てない…ケイさんがインテリ系なら、ガイさんは脳筋の体育会系って感じ?」
ユイット 「フィーア姉さん、流石に『脳筋』は失礼だよ。」
フィーア 「だって……」
ガイ 「気にしてないから別にいいよ。それに『脳筋』は筋肉を鍛えているオレにとっては褒め言葉さ。」
そう言ってガイさんはダブルバイセップスフロントを私達に見せた。
ユイット 「ホントうちの姉がすみません。」
ガイ 「ユイットちゃんの年齢のわりに大人っぽいところ、ケイに似ているな…」
ユイット 「なんで私の名前を知っているんですか?」
ガイ 「そりゃ…君が生まれた後、ケイがわざわざオレんちに来て写真を見せて自慢してたからね。『ユイットは自慢の1人娘だ。羨ましいだろ~~ガイ♪』って。」
ユイット 「そうなんですか…なんか恥ずかしいな。」
トロワ 「私達のことは?」
フィーア 「ケイさんがどう思ってるか気になるな~想像はつくけど。」
ガイ 「君達については……言うのやめとく。」
トロワ 「なんでですか?」
フィーア 「怒らないので教えてくださいよ。」
ガイ 「そう?じゃあ言うけど、君達2人だけでなく7つ子に対してなんだけど…」
トロワ&フィーア 「はい…」
ガイ 「『クソ生意気なガキ』って言ってたよ。」
トロワ 「そうですか。」
フィーア 「まぁ最初の頃は対立してたしね……予想通りね…」
ユイット 「姉さん達………ガイさん、流石にホントのことでも言い過ぎじゃないですか?もっとオブラートに包んだ方が……」
ガイ 「ごめん……でもケイが僕にそう言ったときがわりと前の話だから今は違うかも…だからあまり落ち込まないで。」
トロワ 「別に落ち込んでないですけど…」
フィーア 「私も。でもなんか腹は立つかも。」
トロワ 「確かに。なんか物とかにあたっちゃうかもな…怒りを解消するために…」
ガイ 「それは困るな……他に解消する方法はないか?」
トロワ 「それなら何か奢ってください。それなら怒りが解消されるかも。」
ユイット 「ちょっ…トロワ姉さん。」
ガイ 「わかった、何がいい?伯父さんが何でも奢るよ。」
トロワ&フィーア 「やったー!」
ユイット 「そんなこと言っていいんですか?姉さん達わりと遠慮ないですよ。」
ガイ 「可愛い姪っ子達に奢るのも伯父としてのつとめだから大丈夫。」
ユイット 「そうですか…」
トロワ&フィーア 「ありがとう、ガイおじさん♪」
ガイ 「『ガイおじさん』ってなんかいいね!これからもそう呼んでくれると嬉しいな。」
トロワ&フィーア 「いいよ。まあガイおじさん、行きたいお店があるから早く行こう。」
そう言って姉さん達はガイおじさんと手を繋いだ。
ガイ 「あぁ…たくさん奢っちゃうよ。」
トロワ&フィーア 「フフッ…楽しみ。」
ユイット 「姉さん達…」
……初対面のガイ伯父さんに対して遠慮なさ過ぎ。
正直引くわ……
トロワ 「ユイット、何ぼーっとしてるの?早く来なさい。ガイおじさんがユイットにも奢ってくれるみたいだから。」
ユイット 「はーい。今行く。」
……まぁ奢ってもらえるなら別にいいか。
何買ってもらおうかな……
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