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5.異世界少女は木が嫌い
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ダンジョンの中で出会った少女、ネクロ。彼女からいくつかの話を聞き出した後、二人で揃ってダンジョンを出る。
村に戻って鍛冶をするというネクロ。その帰り道に付き合って村まで来たものの、道中でも村に入ってからも汗臭そうな男しかいない。
プレイヤーだけではなく、NPCすらもそうだ、ネクロによるとこういう男のことはガテン系と言うらしい。遠くから見るだけでも暑苦しい。思わず隠蔽魔法を使ってしまう程だ。
あまりにむさ苦しい男しかいないものだから、ネクロが鍜治場だという建物に入ったところで村を出ることにした。
この村のすぐ傍にもダンジョンがあるそうなので、そこへ向かう。
その巨大な木は村のすぐ近くにあった。
幹の太さだけで家の数軒は入ってしまうだろう巨木。周囲の森の木々は、一抱え程の太さでしかないのに、その木だけは異常に大きい。周囲を這う根すらも人の身長程の太さのものが、土の中に入っては出て、ウネウネと四方八方に広がっている。
そして巨木の幹には人が簡単に入れるだけの、巨大な洞が口を開けていた。地面よりは数メートル高い位置にある洞だが、根を伝って行くだけで到達出来そうだ。あれがダンジョンの入口だろう。
まだ遠いが、出入りするプレイヤーらしき男の姿も見える。
なんとなく、むさ苦しい男たちと距離を取るように、巨木の周囲をぐるりと見て回ってみる。
近づけば根が邪魔をして歩くというより上り下りを繰り返すようになる。程々の距離を取って歩ける場所を通って見ても、かなりの段差だ。
それだけの根が張っていれば、他の木が生える余地もなく、巨木の周囲はかなり開けている。
高さもかなりあり、他の木々の天辺よりも遥かに高いところからやっと葉が茂っている。それ以上は下から見上げただけでは分からない。
(この木で焚火をしたら、とても雄大でしょうね)
普通の木であれば、周囲を炎で囲んでやれば燃える。それは別に難しいことではない。しかし、この木がダンジョンであるというならば、この世界特有のルールで守られていることも考えられる。それとも、木だけが燃え尽きてダンジョンの入口が宙に浮かぶことになるだろうか。
ぐるりと回ってくると、洞の前には人影はなくなっていた。
根の上を歩いて、洞からダンジョンの中へ入り込む。
『木の洞ダンジョン』
そこは空中だった。
通路になっているのは、洞へ辿り着くためにも使った根と同じもの。それが縦横に張り巡らされながら、下へ下へと向かっている。根と根の間は空中だ。いや、地中と言うべきか。しかし、そこにあるべき土はなく、空中を根が這い、下へ下へと向かっている。
「うわあああああ」
遠くから叫び声と、落ちていく人影が見える。
目を転じて見れば、落ちる前に居た場所だろうか、人とは違った、もっと不格好なものが動いている。恐らくこのダンジョンの魔物だろう。戦いの中で足を踏み外すと、ああなる、ということだ。
『ウッド・パペット。太古の木を守る衛兵。太古の木の魔力が染み込んでおり、付与素材として優れた特性を持つ』
遠くの相手にマナを飛ばすのは、少しばかり調整が面倒だ。今回は届く距離だと試したところ、鑑定結果が無事に返ってきた。やはり魔物で間違いないようだ。
根の上を進む。
根は分岐して、合流してと、先の採掘場の通路と同じように絡みあっている。そして所々では斧を持った男たちがウッド・パペットと戦っている。
足場の問題からか、ウッド・パペットの攻撃を躱そうとする者は少ない。ほとんどの男は攻撃を盾や鎧で受け止めて、斧を振りぬくだけだ。中には、防具を持たずに、裸の上半身で攻撃を受け止めている者もいる。その度に「うおっ」「うりゃ」「せいやっ!」「まだまだぁ!」と暑苦しいことこの上ない。
誰かがいる通路を避けて、分かれ道を選び、徐々に下へ下って行く。
このダンジョンはプレイヤーが多い。採掘場では避けることが出来たのに、ここではどの通路にも暑苦しいのが道を塞いでいる。
(面倒ね)
だから。
「我は宣言する。風よ舞い上がれ。『姿なき護衛』」
飛び降りた。
何度か飛び降りながら進むと、広間のようになっている場所に出た。
周囲から何本もの木の根が合流して、広い床を作っているようだ。この広間に入ってくる道が何本もある。
最深部のようにも見える。
しかし広間には何もない。
広間に降り立ち周囲を確認していると、広間周辺に結界が形成された。
透明で視界は通るが出入り出来ないタイプの結界だ。
(ボスって全部そうなのかしら)
草原でも採掘場でも、ボスと呼ばれる魔物は戦いの途中では、出入り出来ない状態になる。それとも、出入り出来ない状態になるものを、プレイヤーはボスと呼んでいるのか。
広間の床。その一部が立ち上がる。
目玉が付いた巨大な木の根。
『エルダー・ルート。古代樹の根は獲物を求めて進む。普段は地中を掘るだけだが、そこに命ある者を見つけたら即座に狩人と化す』
歪な杭に例えるには、目玉が邪魔だ。忙しなく眼球が動く様子は、話し掛けてすぐのネクロを彷彿とさせる。
根がその先端を振り回して、薙ぎ払いを仕掛けてくる。
それをそのまま受け、弾き飛ばされる。
落下用に掛けたままの防御魔法はまだ有効だ。弾き飛ばされたところで、根に直接当たっているわけではない。風の防御壁ごと飛ぶだけのことだ。
宙に浮いたまま、魔法を放つ。
「我は宣言する。風よ切り裂け。『姿なき獣』」
しかし、切り裂いたのは根の半ばくらい。
(随分と頑丈ね)
同じ場所にもう一度当てれば切れるのだろう。動いているので難しくはあるが、それなら切り落とせるまで何度でも当てれば良い。
(でも、楽しくないわね)
だから違う手段を取る。
「我は宣言する。炎よ囲め。『紅の抱擁』」
手のひらから、幾つもの種火が舞い上がる。
ふわりと空に飛んだ種火は、動き回る根の上に張り付く。その場所に統一性はない。たまたまそこに張り付いたとばかりにバラバラだ。そして小さな種火には、根を燃やすような力もない。だが、それで十分。種は撒かれた。
「燃えろ」
火種は燃え上がり、それぞれの火種の間を炎の線が繋ぐ。
その瞬間から、根は狂ったように暴れ出すも。
ドスン。
しばらくの後に、火線に分断されて転がった。
転がると同時に根は消え失せて、ドロップ品だけが残る。
『古代樹の根』『古代樹の皮』『古代樹の目玉』
(これは、食べられるのかしら)
古代樹の目玉を手に、そう思いはするものの、コロンに聞けばいいと思い直し、まとめて収納に仕舞う。
「すっげえ!」
「一人で倒せるのかよ」
「なあ、今のなんて魔法?」
結界の解かれた広間に三人の男たちが入り込んでくる。
男たちは全員が大柄で斧を持っている。ここに来たのだから、さっきの根を倒すつもりだったのだろう。チャームポイントは筋肉ですと言わんばかりの薄着の姿に殺意が沸いてくる。
そう言えば、広間に結界は張られていたが、視界を遮るものではなかった。
男たちは口々に五月蠅く囀るばかりか、近寄ろうとしてくる。
数歩距離を取る。
「レアドロップ羨ましい」
「レベルいくつ?」
「どのスキル取れば使えるの?」
汚らわしい。
「燃えろ」
アリスは、バラバラに転がる数体分の部品を背に広間を後にした。
村に戻って鍛冶をするというネクロ。その帰り道に付き合って村まで来たものの、道中でも村に入ってからも汗臭そうな男しかいない。
プレイヤーだけではなく、NPCすらもそうだ、ネクロによるとこういう男のことはガテン系と言うらしい。遠くから見るだけでも暑苦しい。思わず隠蔽魔法を使ってしまう程だ。
あまりにむさ苦しい男しかいないものだから、ネクロが鍜治場だという建物に入ったところで村を出ることにした。
この村のすぐ傍にもダンジョンがあるそうなので、そこへ向かう。
その巨大な木は村のすぐ近くにあった。
幹の太さだけで家の数軒は入ってしまうだろう巨木。周囲の森の木々は、一抱え程の太さでしかないのに、その木だけは異常に大きい。周囲を這う根すらも人の身長程の太さのものが、土の中に入っては出て、ウネウネと四方八方に広がっている。
そして巨木の幹には人が簡単に入れるだけの、巨大な洞が口を開けていた。地面よりは数メートル高い位置にある洞だが、根を伝って行くだけで到達出来そうだ。あれがダンジョンの入口だろう。
まだ遠いが、出入りするプレイヤーらしき男の姿も見える。
なんとなく、むさ苦しい男たちと距離を取るように、巨木の周囲をぐるりと見て回ってみる。
近づけば根が邪魔をして歩くというより上り下りを繰り返すようになる。程々の距離を取って歩ける場所を通って見ても、かなりの段差だ。
それだけの根が張っていれば、他の木が生える余地もなく、巨木の周囲はかなり開けている。
高さもかなりあり、他の木々の天辺よりも遥かに高いところからやっと葉が茂っている。それ以上は下から見上げただけでは分からない。
(この木で焚火をしたら、とても雄大でしょうね)
普通の木であれば、周囲を炎で囲んでやれば燃える。それは別に難しいことではない。しかし、この木がダンジョンであるというならば、この世界特有のルールで守られていることも考えられる。それとも、木だけが燃え尽きてダンジョンの入口が宙に浮かぶことになるだろうか。
ぐるりと回ってくると、洞の前には人影はなくなっていた。
根の上を歩いて、洞からダンジョンの中へ入り込む。
『木の洞ダンジョン』
そこは空中だった。
通路になっているのは、洞へ辿り着くためにも使った根と同じもの。それが縦横に張り巡らされながら、下へ下へと向かっている。根と根の間は空中だ。いや、地中と言うべきか。しかし、そこにあるべき土はなく、空中を根が這い、下へ下へと向かっている。
「うわあああああ」
遠くから叫び声と、落ちていく人影が見える。
目を転じて見れば、落ちる前に居た場所だろうか、人とは違った、もっと不格好なものが動いている。恐らくこのダンジョンの魔物だろう。戦いの中で足を踏み外すと、ああなる、ということだ。
『ウッド・パペット。太古の木を守る衛兵。太古の木の魔力が染み込んでおり、付与素材として優れた特性を持つ』
遠くの相手にマナを飛ばすのは、少しばかり調整が面倒だ。今回は届く距離だと試したところ、鑑定結果が無事に返ってきた。やはり魔物で間違いないようだ。
根の上を進む。
根は分岐して、合流してと、先の採掘場の通路と同じように絡みあっている。そして所々では斧を持った男たちがウッド・パペットと戦っている。
足場の問題からか、ウッド・パペットの攻撃を躱そうとする者は少ない。ほとんどの男は攻撃を盾や鎧で受け止めて、斧を振りぬくだけだ。中には、防具を持たずに、裸の上半身で攻撃を受け止めている者もいる。その度に「うおっ」「うりゃ」「せいやっ!」「まだまだぁ!」と暑苦しいことこの上ない。
誰かがいる通路を避けて、分かれ道を選び、徐々に下へ下って行く。
このダンジョンはプレイヤーが多い。採掘場では避けることが出来たのに、ここではどの通路にも暑苦しいのが道を塞いでいる。
(面倒ね)
だから。
「我は宣言する。風よ舞い上がれ。『姿なき護衛』」
飛び降りた。
何度か飛び降りながら進むと、広間のようになっている場所に出た。
周囲から何本もの木の根が合流して、広い床を作っているようだ。この広間に入ってくる道が何本もある。
最深部のようにも見える。
しかし広間には何もない。
広間に降り立ち周囲を確認していると、広間周辺に結界が形成された。
透明で視界は通るが出入り出来ないタイプの結界だ。
(ボスって全部そうなのかしら)
草原でも採掘場でも、ボスと呼ばれる魔物は戦いの途中では、出入り出来ない状態になる。それとも、出入り出来ない状態になるものを、プレイヤーはボスと呼んでいるのか。
広間の床。その一部が立ち上がる。
目玉が付いた巨大な木の根。
『エルダー・ルート。古代樹の根は獲物を求めて進む。普段は地中を掘るだけだが、そこに命ある者を見つけたら即座に狩人と化す』
歪な杭に例えるには、目玉が邪魔だ。忙しなく眼球が動く様子は、話し掛けてすぐのネクロを彷彿とさせる。
根がその先端を振り回して、薙ぎ払いを仕掛けてくる。
それをそのまま受け、弾き飛ばされる。
落下用に掛けたままの防御魔法はまだ有効だ。弾き飛ばされたところで、根に直接当たっているわけではない。風の防御壁ごと飛ぶだけのことだ。
宙に浮いたまま、魔法を放つ。
「我は宣言する。風よ切り裂け。『姿なき獣』」
しかし、切り裂いたのは根の半ばくらい。
(随分と頑丈ね)
同じ場所にもう一度当てれば切れるのだろう。動いているので難しくはあるが、それなら切り落とせるまで何度でも当てれば良い。
(でも、楽しくないわね)
だから違う手段を取る。
「我は宣言する。炎よ囲め。『紅の抱擁』」
手のひらから、幾つもの種火が舞い上がる。
ふわりと空に飛んだ種火は、動き回る根の上に張り付く。その場所に統一性はない。たまたまそこに張り付いたとばかりにバラバラだ。そして小さな種火には、根を燃やすような力もない。だが、それで十分。種は撒かれた。
「燃えろ」
火種は燃え上がり、それぞれの火種の間を炎の線が繋ぐ。
その瞬間から、根は狂ったように暴れ出すも。
ドスン。
しばらくの後に、火線に分断されて転がった。
転がると同時に根は消え失せて、ドロップ品だけが残る。
『古代樹の根』『古代樹の皮』『古代樹の目玉』
(これは、食べられるのかしら)
古代樹の目玉を手に、そう思いはするものの、コロンに聞けばいいと思い直し、まとめて収納に仕舞う。
「すっげえ!」
「一人で倒せるのかよ」
「なあ、今のなんて魔法?」
結界の解かれた広間に三人の男たちが入り込んでくる。
男たちは全員が大柄で斧を持っている。ここに来たのだから、さっきの根を倒すつもりだったのだろう。チャームポイントは筋肉ですと言わんばかりの薄着の姿に殺意が沸いてくる。
そう言えば、広間に結界は張られていたが、視界を遮るものではなかった。
男たちは口々に五月蠅く囀るばかりか、近寄ろうとしてくる。
数歩距離を取る。
「レアドロップ羨ましい」
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