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8.【親と子と】
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「今度は子爵令息が貴女の婚約者になったと騒いでいるけれど、貴女のお父様にもう少し色々控え目でお願いして欲しいと頼んで頂けません?」
「父に伝えておきますわ」
買い物に出かけた店で、ディアーモ公爵家とはあまり縁のない公爵夫人に会い、私は当たり障りのない笑顔で答えました。
常に父達の陰謀が頭から離れない方々に、最早真実を一欠片も話す気にはなれません。
今回の件は当然父達は無関係で、私のやった事の結果です。
ガトラ子爵親子をマーキス侯爵夫人の望み通り解き放った結果、マーキス侯爵夫人は思い通りにならなかった事をガトラ子爵夫人達に責められ追い詰められて修道院に逃げ込みました。
これに関してはよくもまあ、こんな神経で侯爵夫人をやれていたと思いました。
貴族女性は兎に角悪い人間に目を付けられやすく、気の弱い令嬢や夫人だとずっと集られ続けたとよく聞きます。
まさしくマーキス侯爵夫人はガトラ子爵夫人に子供時代から集られていたそうですが……自分が善意で施しているとマーキス侯爵夫人は考えていたようで、私からしたら末期な方でした。
「……あの人は修道院で過ごしていた方が穏やかに生活出来るだろうね」
母と親戚が私に大変な不敬を働き、ケインはすっかり萎縮してしまいました。
マーキス侯爵も自分の油断が妻を追い詰め、三男の婚約を壊しかけたと陰鬱に過ごしているとか。
あれくらいならエリックの嫌がらせに耐え続けた私には微風なんですけどね。
マーキス侯爵達がいつまで経っても申し訳なさそうにするのが、私も判断を間違えたと思いました。
エリックの事とか、極一部の事ではとんでもない判断をしてきましたが、一応世間では有能であると言われている父に判断を仰ごうと、執務室に向かいました。
「下位貴族の訳の分からんのがヒルダの婚約者を名乗っていたらしいな。取り敢えず親子共々消したから」
まさかの結果報告を受けるとは思いませんでした。
「お父様?」
「夢物語にしてはどうにも不快極まりなくてな、さくっと」
私は父の後ろに控える家令のグリューを見ました。
「下位貴族令息はたくさんおられますから、1人くらいいなくなっても誰も困りませんよ」
困る困らないの視点ならそうでしょうね。
それに、公爵令嬢の婚約者と勝手に触れ回る事の危険性すら理解していなかったなら、いなくなった方が困らないかも知れません。
「子供ではないのだから、貴族として発言する責任は理解していなくてはいけない。下位貴族令息だろうと当然だな」
無責任な発言をしてもエリックは子供だったから許されていたのね。
うっかり思い出したくもない名前が出てきましたが、エリックも最後は父から大人だろうと突き放されましたね。
「お父様のその行動で、私はまた父達の陰謀に利用されているって噂されるでしょうね」
最早私は何かをあぶり出す餌に思えてきました。
私とエリックとの婚約で随分色々な犯罪者と犯罪まがいの人達を釣ったと、最近多方面から聞かされましたよ。
「陰謀に娘を利用するほど、私は非情ではないぞ? まあ、好きに周囲は言うものだな」
父は分かっているような、分かっていないような。
それでもガトラ子爵夫人と令息がいなくなったのは事実のようです。
まだマーキス侯爵とケインが心の整理自体はついておりませんが、これで私の婚約と結婚の障害は一つ消えた。
それだけは安心でした。
リーノ伯爵にすっかり利用されて不貞腐れた母は、時々社交を休むようになりました。
特にリーノ伯爵家と近しい家が集まる場を欠席する事が多く、どうしてもの場合には仕方なく私が代わりに出向きます。
それで問題が起きた事はありませんし、起きる事はないと私も母も思っておりました。
これも結局、問題が片付いたと思い込んだ油断ですね。
「ケインさんを元の婚約者に返してあげて頂戴。可哀想な事になっているのよ?」
夫人達が集まり刺繍をする会で、私の隣の席に座ったのはエリックの母親であるリーノ伯爵夫人でした。
身分で席が決まっている訳でもない場ですが、ある程度は皆さん関係性を考えて座る席を決めます。
現に私の反対側に座っているのは前メイヴェナ公爵夫人で、他の伯爵夫人達は別の集団を作っておりました。
リーノ伯爵の快進撃の裏側で、エリックの問題や私の母の流した悪評の流れ着いた先は、リーノ伯爵家で一番脆い夫人だったと聞き及んでおります。
婚約破棄騒動に纏わる事からエリックのこれまで起こしてきた問題の全てが夫人だけの責任とは私は思いません。
けれど、人は好きに言うものです。
やり返すだけの才能も、跳ね返すだけの矜恃もないリーノ伯爵夫人は誹謗中傷の格好の的でしかなかったようです。
「返すも何も、婚約は破棄されております」
「破棄だとか何だとかで、気持ちが変わるものではないでしょう?」
私がリーノ伯爵夫人に言い返した事で礼儀に厳しいと言われる前メイヴェナ公爵夫人が手をピクリと動かしましたが、前メイヴェナ公爵夫人は口を挟まず刺繍を続けられました。
「気持ちの問題ではありません」
「そんな事はないわ。だってずっと婚約していたのでしょう?」
いつの間にか他の方々はおしゃべりを止め、私達の会話に聞き耳を立てております。
ああ、これは私の失敗です。
噂好きの方々がたくさんいる場所で言い返すべきではありませんでした。
けれど、もう後には引けません。
「婚約していたから気持ちが必ず残るとは、随分な決めつけですね」
「そう言うものよ。貴女だってエリックに気持ちが残っているでしょう」
「一切ありません」
即答ですよ。
訳の分からない話だけははっきり断言しておきます。
「子供が出来たからって拗ねなくても良いでしょ。貴女の婚約者は元の婚約者とよりを戻して、貴女がエリックと結婚すれば丸く収まる」
「エリックはノルーン男爵令嬢と結婚したとリーノ伯爵令息からお聞きしました」
その瞬間、リーノ伯爵夫人は悲鳴を上げた。
私はリーノ伯爵夫人が精神的に追い詰められている事を知りながら、彼女の一番認めたくないであろう事実を突きつけた。
「あの子は子供なのよ! 子供なんだから、大目に見るべきでしょう!」
リーノ伯爵夫人をのけ者にしていた伯爵夫人達が慌てて集まってきて、リーノ伯爵夫人を宥めようとしました。
やっかみがあったのでしょうが、リーノ伯爵夫人は伯爵夫人達の夫の恩人の妻だと分かっていたのでしょうか?
そこら辺はまた別の話でしょう。
前メイヴェナ公爵夫人が刺繍を止め、伯爵夫人達を静かに睥睨しておられます。
「貴女の子供が子供だったから何ですの? 貴女の息子が婿入り予定の立場で他の貴族令嬢に手を出し子供を作った事実は何も変わらないでしょう」
実際のところ、大目に見るくらいで許される話でもないですよね。
「エリック! エリックは……!」
「それぐらいにしなさい」
前メイヴェナ公爵夫人が立ち上がりました。
私も睨み付けられました。どうやら前メイヴェナ公爵夫人からしたら、私はやり過ぎだったようです。
「リーノ伯爵夫人は病んでいるので私が預かります。良いですね」
従者達に命じてリーノ伯爵夫人を支えさせ、前メイヴェナ公爵夫人はリーノ伯爵夫人を連れて部屋を出て行こうとしました。
慌てて会の主催者が、会で一番の大物の帰宅に焦って走ってきました。
「あ、あの!」
「今まで楽しく刺繍をする会だと思っていましたが、どうやら招待した夫人を虐める会だったようね。もうこんな低俗な会には参加しません」
主催者も伯爵夫人です。
そうでなくても、招待状を出して正式に招かれた参加者が大変な目に会っているのを放置する立場ではありません。
私も自分にも言い分があったとは言え、言い返した事で虐める側になってしまった事を深く反省しました。
「ディアーモ公爵令嬢、精進しなさい」
去り際に一言、前メイヴェナ公爵夫人は言って微笑まれました。
私が返答する前に前メイヴェナ公爵夫人はリーノ伯爵夫人を連れて帰っていきました。
そのまま会は自然と解散となりました。
前メイヴェナ公爵夫人の不興を買ったこの会は、もう2度と行われないでしょう。
顛末を母に伝えると、
「私が行くべきだったわね……」
母も精進の途中だと笑いました。
まだまだ難しい事です。
「父に伝えておきますわ」
買い物に出かけた店で、ディアーモ公爵家とはあまり縁のない公爵夫人に会い、私は当たり障りのない笑顔で答えました。
常に父達の陰謀が頭から離れない方々に、最早真実を一欠片も話す気にはなれません。
今回の件は当然父達は無関係で、私のやった事の結果です。
ガトラ子爵親子をマーキス侯爵夫人の望み通り解き放った結果、マーキス侯爵夫人は思い通りにならなかった事をガトラ子爵夫人達に責められ追い詰められて修道院に逃げ込みました。
これに関してはよくもまあ、こんな神経で侯爵夫人をやれていたと思いました。
貴族女性は兎に角悪い人間に目を付けられやすく、気の弱い令嬢や夫人だとずっと集られ続けたとよく聞きます。
まさしくマーキス侯爵夫人はガトラ子爵夫人に子供時代から集られていたそうですが……自分が善意で施しているとマーキス侯爵夫人は考えていたようで、私からしたら末期な方でした。
「……あの人は修道院で過ごしていた方が穏やかに生活出来るだろうね」
母と親戚が私に大変な不敬を働き、ケインはすっかり萎縮してしまいました。
マーキス侯爵も自分の油断が妻を追い詰め、三男の婚約を壊しかけたと陰鬱に過ごしているとか。
あれくらいならエリックの嫌がらせに耐え続けた私には微風なんですけどね。
マーキス侯爵達がいつまで経っても申し訳なさそうにするのが、私も判断を間違えたと思いました。
エリックの事とか、極一部の事ではとんでもない判断をしてきましたが、一応世間では有能であると言われている父に判断を仰ごうと、執務室に向かいました。
「下位貴族の訳の分からんのがヒルダの婚約者を名乗っていたらしいな。取り敢えず親子共々消したから」
まさかの結果報告を受けるとは思いませんでした。
「お父様?」
「夢物語にしてはどうにも不快極まりなくてな、さくっと」
私は父の後ろに控える家令のグリューを見ました。
「下位貴族令息はたくさんおられますから、1人くらいいなくなっても誰も困りませんよ」
困る困らないの視点ならそうでしょうね。
それに、公爵令嬢の婚約者と勝手に触れ回る事の危険性すら理解していなかったなら、いなくなった方が困らないかも知れません。
「子供ではないのだから、貴族として発言する責任は理解していなくてはいけない。下位貴族令息だろうと当然だな」
無責任な発言をしてもエリックは子供だったから許されていたのね。
うっかり思い出したくもない名前が出てきましたが、エリックも最後は父から大人だろうと突き放されましたね。
「お父様のその行動で、私はまた父達の陰謀に利用されているって噂されるでしょうね」
最早私は何かをあぶり出す餌に思えてきました。
私とエリックとの婚約で随分色々な犯罪者と犯罪まがいの人達を釣ったと、最近多方面から聞かされましたよ。
「陰謀に娘を利用するほど、私は非情ではないぞ? まあ、好きに周囲は言うものだな」
父は分かっているような、分かっていないような。
それでもガトラ子爵夫人と令息がいなくなったのは事実のようです。
まだマーキス侯爵とケインが心の整理自体はついておりませんが、これで私の婚約と結婚の障害は一つ消えた。
それだけは安心でした。
リーノ伯爵にすっかり利用されて不貞腐れた母は、時々社交を休むようになりました。
特にリーノ伯爵家と近しい家が集まる場を欠席する事が多く、どうしてもの場合には仕方なく私が代わりに出向きます。
それで問題が起きた事はありませんし、起きる事はないと私も母も思っておりました。
これも結局、問題が片付いたと思い込んだ油断ですね。
「ケインさんを元の婚約者に返してあげて頂戴。可哀想な事になっているのよ?」
夫人達が集まり刺繍をする会で、私の隣の席に座ったのはエリックの母親であるリーノ伯爵夫人でした。
身分で席が決まっている訳でもない場ですが、ある程度は皆さん関係性を考えて座る席を決めます。
現に私の反対側に座っているのは前メイヴェナ公爵夫人で、他の伯爵夫人達は別の集団を作っておりました。
リーノ伯爵の快進撃の裏側で、エリックの問題や私の母の流した悪評の流れ着いた先は、リーノ伯爵家で一番脆い夫人だったと聞き及んでおります。
婚約破棄騒動に纏わる事からエリックのこれまで起こしてきた問題の全てが夫人だけの責任とは私は思いません。
けれど、人は好きに言うものです。
やり返すだけの才能も、跳ね返すだけの矜恃もないリーノ伯爵夫人は誹謗中傷の格好の的でしかなかったようです。
「返すも何も、婚約は破棄されております」
「破棄だとか何だとかで、気持ちが変わるものではないでしょう?」
私がリーノ伯爵夫人に言い返した事で礼儀に厳しいと言われる前メイヴェナ公爵夫人が手をピクリと動かしましたが、前メイヴェナ公爵夫人は口を挟まず刺繍を続けられました。
「気持ちの問題ではありません」
「そんな事はないわ。だってずっと婚約していたのでしょう?」
いつの間にか他の方々はおしゃべりを止め、私達の会話に聞き耳を立てております。
ああ、これは私の失敗です。
噂好きの方々がたくさんいる場所で言い返すべきではありませんでした。
けれど、もう後には引けません。
「婚約していたから気持ちが必ず残るとは、随分な決めつけですね」
「そう言うものよ。貴女だってエリックに気持ちが残っているでしょう」
「一切ありません」
即答ですよ。
訳の分からない話だけははっきり断言しておきます。
「子供が出来たからって拗ねなくても良いでしょ。貴女の婚約者は元の婚約者とよりを戻して、貴女がエリックと結婚すれば丸く収まる」
「エリックはノルーン男爵令嬢と結婚したとリーノ伯爵令息からお聞きしました」
その瞬間、リーノ伯爵夫人は悲鳴を上げた。
私はリーノ伯爵夫人が精神的に追い詰められている事を知りながら、彼女の一番認めたくないであろう事実を突きつけた。
「あの子は子供なのよ! 子供なんだから、大目に見るべきでしょう!」
リーノ伯爵夫人をのけ者にしていた伯爵夫人達が慌てて集まってきて、リーノ伯爵夫人を宥めようとしました。
やっかみがあったのでしょうが、リーノ伯爵夫人は伯爵夫人達の夫の恩人の妻だと分かっていたのでしょうか?
そこら辺はまた別の話でしょう。
前メイヴェナ公爵夫人が刺繍を止め、伯爵夫人達を静かに睥睨しておられます。
「貴女の子供が子供だったから何ですの? 貴女の息子が婿入り予定の立場で他の貴族令嬢に手を出し子供を作った事実は何も変わらないでしょう」
実際のところ、大目に見るくらいで許される話でもないですよね。
「エリック! エリックは……!」
「それぐらいにしなさい」
前メイヴェナ公爵夫人が立ち上がりました。
私も睨み付けられました。どうやら前メイヴェナ公爵夫人からしたら、私はやり過ぎだったようです。
「リーノ伯爵夫人は病んでいるので私が預かります。良いですね」
従者達に命じてリーノ伯爵夫人を支えさせ、前メイヴェナ公爵夫人はリーノ伯爵夫人を連れて部屋を出て行こうとしました。
慌てて会の主催者が、会で一番の大物の帰宅に焦って走ってきました。
「あ、あの!」
「今まで楽しく刺繍をする会だと思っていましたが、どうやら招待した夫人を虐める会だったようね。もうこんな低俗な会には参加しません」
主催者も伯爵夫人です。
そうでなくても、招待状を出して正式に招かれた参加者が大変な目に会っているのを放置する立場ではありません。
私も自分にも言い分があったとは言え、言い返した事で虐める側になってしまった事を深く反省しました。
「ディアーモ公爵令嬢、精進しなさい」
去り際に一言、前メイヴェナ公爵夫人は言って微笑まれました。
私が返答する前に前メイヴェナ公爵夫人はリーノ伯爵夫人を連れて帰っていきました。
そのまま会は自然と解散となりました。
前メイヴェナ公爵夫人の不興を買ったこの会は、もう2度と行われないでしょう。
顛末を母に伝えると、
「私が行くべきだったわね……」
母も精進の途中だと笑いました。
まだまだ難しい事です。
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