67 / 97
第十五章〜光の復元と闇の喪失〜②
しおりを挟む
それは三年前、あの嵐の夜に見た悪夢の光景とまったく同じだったのだ。
(なんで……なんでここにサタンが……!?)
エルクは混乱する思考を、無理矢理巡らせる。
だが答えは出ない。
脳裏には三年前のあの光景が蘇り、胃の奥がねじれるように痛む。
(落ち着け……落ち着け……)
サタンは、何も言わずにゆっくりと歩みを進めた。
コツ、コツと石畳を鳴らす足音が、異様な静けさのなかでやけに大きく響く。
(来る……!)
身構えようにも、エルクの身体は凍りついたように動かない。
心臓が早鐘のように鳴り、冷たい汗が背筋を伝った。
(動け……動けよ……!)
サタンはゆっくりとエルクの傍らにまで歩み寄ると、―――まるでこちらの存在など最初から見えていないかのように無言のまますれ違っていった。
コツ、コツ……コツ―――
「まっ……待てっ……!!」
咄嗟に振り返り、エルクは声を張り上げた。
だが、雷光が再び廊下を照らしたその瞬間、そこには誰もいなかったのだ。
(消えた……!?)
静寂が支配する廊下で、再び空気が重く沈みこむ。
そのときだった。
ドォォォォォンーーーッ!!!
突然、教会の地下の方角から重く鋭い衝撃音が轟いたのだ。
床が震え、壁が微かに揺れる。
「なんだ……!?」
まるで地の底から唸るような振動が、全身に伝わってくる。
「―――っ!!」
エルクは慌てて駆け出した。
急いでこの状況を誰かに知らせなければと、息を切らせながら廊下を走り抜ける。
「ライナス!フィール!起きろ!!」
エルクの叫びと同時に、二人は廊下に飛び出てきた。
それに続くようにベルも慌てて駆け寄り、すぐに状況の異常さを察知する。
「地下ね……!」
「行くぞ!」
彼らはほかの教会員たちとともに、地下へと続く階段へと向かって走り出した。
現場にはすでに枢機卿たちも駆けつけており、砂煙で騒然とする教会員たちをバールが手で制している。
「下がれ!騒ぐな!」
砂煙が舞い上がるなか、闇の奥―――湿った空気を割ってコツ、コツ……と足音が響き始めた。
その足音はひとつではなく、複数―――まるで、何者かが列を成して歩み寄ってくるように聞こえる。
「……来るぞ」
バールが低く呟くと、枢機卿たちは武器を手に緊張を高めた。
次第にその姿をはっきりと見せる影が、砂煙の奥から浮かび上がってくる。
「なっ……!?」
先頭に現れたのは、赤い長髪を揺らし、唇の端に怪しく笑みを浮かべる男『ベルゼブブ』だった。
そのうしろに続くのは、巨大なヤギの頭を持つ悪魔『ベルフェゴール』。
さらに、流動する影のように姿を歪めながら進む男『アスモデウス』が現れ、銀黒のツートンカラーの髪と金色の瞳を持つ『サタン』が不気味な笑みを浮かべつつ歩を進める。
「サタン……!!」
エルクが唇を噛みしめ、拳を強く握った。
目の前に現れた悪夢の光景に、全身の血が逆流するような感覚を覚える。
(なぜ、ここに全員そろって……!)
そして最後に、ゆらりと姿を現したのは―――
「ルシファー……!」
バールが低くその名を呼ぶと、ルシファーは微笑を浮かべた。
理性と狂気が同居する異様な光を宿しながら、ゆっくりと口を開く。
「久しいな、中央教会の諸君」
まるで旧友にでも語りかけるような落ち着いた声だが、その色に場の空気は一層重苦しくなっていく。
「なぜ……お前たちがここに現れた?」
バールは剣を構えたまま問う。
しかし、ルシファーは答えず、代わりに背後の五体が静かに笑ったのだ。
ベルゼブブは唇を吊り上げ、ベルフェゴールはゆったりと首を傾げる。
そして、アスモデウスはその巨体を揺らし、サタンは歪んだ笑みを張り付けたまま無言で立っていた。
「我々は、『刻』に従い進むまで」
ルシファーがそう言い放つと、ふっと一歩前に出た。
その瞬間、エルクたち全員の肌に冷たい汗がにじむ。
「貴様らが何を企んでいようと―――ここは通さん!!」
バールが宣言するように剣を掲げると、それに呼応するように枢機卿たちは戦闘態勢に入った。
続くように、エルクたちも身構える。
すると突然、ベルゼブブが腕を上げたのだ。
そして、その指先がゆっくり動くと同時に、湿った地下の空間からずるりずるりと虫が這い出してくる。
「っ……!」
最初はわずかだったそれは、瞬く間に壁や天井を埋め尽くし、空間全体を不気味に蠢かせた。
「気持ち悪……!」
フィールが思わず顔をしかめ、一歩下がる。
蠢く群れは甲虫、蠅、巨大な蜘蛛にくわえ、羽音を立てる異形の蜂―――。
そして、そのすべてが教会員たちへと迫るなか、バールの剣が静かに燃え上がる。
「ここは俺に任せろ!」
炎によって焼き焦がされた虫たちは、断末魔の悲鳴をあげ黒煙とともに崩れ落ちていく。
「次は……まとめて灰にしてやろう」
(なんで……なんでここにサタンが……!?)
エルクは混乱する思考を、無理矢理巡らせる。
だが答えは出ない。
脳裏には三年前のあの光景が蘇り、胃の奥がねじれるように痛む。
(落ち着け……落ち着け……)
サタンは、何も言わずにゆっくりと歩みを進めた。
コツ、コツと石畳を鳴らす足音が、異様な静けさのなかでやけに大きく響く。
(来る……!)
身構えようにも、エルクの身体は凍りついたように動かない。
心臓が早鐘のように鳴り、冷たい汗が背筋を伝った。
(動け……動けよ……!)
サタンはゆっくりとエルクの傍らにまで歩み寄ると、―――まるでこちらの存在など最初から見えていないかのように無言のまますれ違っていった。
コツ、コツ……コツ―――
「まっ……待てっ……!!」
咄嗟に振り返り、エルクは声を張り上げた。
だが、雷光が再び廊下を照らしたその瞬間、そこには誰もいなかったのだ。
(消えた……!?)
静寂が支配する廊下で、再び空気が重く沈みこむ。
そのときだった。
ドォォォォォンーーーッ!!!
突然、教会の地下の方角から重く鋭い衝撃音が轟いたのだ。
床が震え、壁が微かに揺れる。
「なんだ……!?」
まるで地の底から唸るような振動が、全身に伝わってくる。
「―――っ!!」
エルクは慌てて駆け出した。
急いでこの状況を誰かに知らせなければと、息を切らせながら廊下を走り抜ける。
「ライナス!フィール!起きろ!!」
エルクの叫びと同時に、二人は廊下に飛び出てきた。
それに続くようにベルも慌てて駆け寄り、すぐに状況の異常さを察知する。
「地下ね……!」
「行くぞ!」
彼らはほかの教会員たちとともに、地下へと続く階段へと向かって走り出した。
現場にはすでに枢機卿たちも駆けつけており、砂煙で騒然とする教会員たちをバールが手で制している。
「下がれ!騒ぐな!」
砂煙が舞い上がるなか、闇の奥―――湿った空気を割ってコツ、コツ……と足音が響き始めた。
その足音はひとつではなく、複数―――まるで、何者かが列を成して歩み寄ってくるように聞こえる。
「……来るぞ」
バールが低く呟くと、枢機卿たちは武器を手に緊張を高めた。
次第にその姿をはっきりと見せる影が、砂煙の奥から浮かび上がってくる。
「なっ……!?」
先頭に現れたのは、赤い長髪を揺らし、唇の端に怪しく笑みを浮かべる男『ベルゼブブ』だった。
そのうしろに続くのは、巨大なヤギの頭を持つ悪魔『ベルフェゴール』。
さらに、流動する影のように姿を歪めながら進む男『アスモデウス』が現れ、銀黒のツートンカラーの髪と金色の瞳を持つ『サタン』が不気味な笑みを浮かべつつ歩を進める。
「サタン……!!」
エルクが唇を噛みしめ、拳を強く握った。
目の前に現れた悪夢の光景に、全身の血が逆流するような感覚を覚える。
(なぜ、ここに全員そろって……!)
そして最後に、ゆらりと姿を現したのは―――
「ルシファー……!」
バールが低くその名を呼ぶと、ルシファーは微笑を浮かべた。
理性と狂気が同居する異様な光を宿しながら、ゆっくりと口を開く。
「久しいな、中央教会の諸君」
まるで旧友にでも語りかけるような落ち着いた声だが、その色に場の空気は一層重苦しくなっていく。
「なぜ……お前たちがここに現れた?」
バールは剣を構えたまま問う。
しかし、ルシファーは答えず、代わりに背後の五体が静かに笑ったのだ。
ベルゼブブは唇を吊り上げ、ベルフェゴールはゆったりと首を傾げる。
そして、アスモデウスはその巨体を揺らし、サタンは歪んだ笑みを張り付けたまま無言で立っていた。
「我々は、『刻』に従い進むまで」
ルシファーがそう言い放つと、ふっと一歩前に出た。
その瞬間、エルクたち全員の肌に冷たい汗がにじむ。
「貴様らが何を企んでいようと―――ここは通さん!!」
バールが宣言するように剣を掲げると、それに呼応するように枢機卿たちは戦闘態勢に入った。
続くように、エルクたちも身構える。
すると突然、ベルゼブブが腕を上げたのだ。
そして、その指先がゆっくり動くと同時に、湿った地下の空間からずるりずるりと虫が這い出してくる。
「っ……!」
最初はわずかだったそれは、瞬く間に壁や天井を埋め尽くし、空間全体を不気味に蠢かせた。
「気持ち悪……!」
フィールが思わず顔をしかめ、一歩下がる。
蠢く群れは甲虫、蠅、巨大な蜘蛛にくわえ、羽音を立てる異形の蜂―――。
そして、そのすべてが教会員たちへと迫るなか、バールの剣が静かに燃え上がる。
「ここは俺に任せろ!」
炎によって焼き焦がされた虫たちは、断末魔の悲鳴をあげ黒煙とともに崩れ落ちていく。
「次は……まとめて灰にしてやろう」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる