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[番外 アイザックとダリオン]
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リーナは可愛い…
おでこや頬へのキスから、先日初めて口へキスをした。
キスをした後の顔は艶っぽかった。
13歳なのにあの色気は何なんだ。
「…ク、ザック、おい、ザック!」
「あー、リオン。何?」
「何じゃない!できたぞ、バリア!」
「ああ。お疲れ。」
「それだけかよ!…ったく!ボーとして、何考えてたんだか。」
「リーナのことに決まってる。」
「あ~そうですかぁ!…はぁ、ザックの友人としては喜ばしいが、リーナの兄としては心配だよ。」
「何が心配?」
「色々!」
「そうか?」
「そうなんだよ!」
「大変だな。」
「お前が言うな!」
「…なぁ、リオン。リーナを他の男の目に移したくない。どうすればいい?」
「は?!」
「あんなに可愛い子、誰でも好きになってしまうだろ?………どこかに隠すか?」
「隠すな。…お前、日々重くなっていくな。」
「可愛いのだから、仕方ないだろう。それに、リーナは『幸せです』と言ってくれているんだよ。」
「そうかよ!…はぁ、リーナが幸せな事は良い事だ。良い事だが、妹の恋愛模様はあまり聞きたくないなぁ…。」
「そうか?それなら、もう相談は…」
「それはそれで心配だから、何かあったらこれからも僕に相談して!」
「ああ、うん。リーナをよく知るリオンに、相談できるのは有り難い。これからも頼む。それから、明日からのバリアも頼んだ。」
「はいよ。」
「それから、1つ言っておくことがあるんだ。」
「何?」
「リーナが、ハンニー嬢は前世の記憶を持っているかもしれない、と言っていた。」
「は?」
「父さんと公爵には報告済みだ。」
「で?対応は?」
「それに関しては、聞かなかったことにする、と…。」
「それは…」
「極刑にしろ、国外追放にしろ、記憶があるからといって、今と何かが変わることはないだろうとの判断だ。」
「それなら、なぜ僕に話したんだ?」
「バリアを張るときに、何があるか分からないからな。」
「あー。」
「それと、ふたりきりには、ならない様にしろよ。」
「…ならないよ。リーナに危害を加えたやつとふたりになったら、抑えられないものがあるからね。…まだ、騎士を辞めたくないし、リーナを悲しませたくもないからね。」
「ああ。」
その時だった。
騎士のひとりがこちらへ駆けてきて、アイラン·ハンニーがいなくなったと話されたのは…。
おでこや頬へのキスから、先日初めて口へキスをした。
キスをした後の顔は艶っぽかった。
13歳なのにあの色気は何なんだ。
「…ク、ザック、おい、ザック!」
「あー、リオン。何?」
「何じゃない!できたぞ、バリア!」
「ああ。お疲れ。」
「それだけかよ!…ったく!ボーとして、何考えてたんだか。」
「リーナのことに決まってる。」
「あ~そうですかぁ!…はぁ、ザックの友人としては喜ばしいが、リーナの兄としては心配だよ。」
「何が心配?」
「色々!」
「そうか?」
「そうなんだよ!」
「大変だな。」
「お前が言うな!」
「…なぁ、リオン。リーナを他の男の目に移したくない。どうすればいい?」
「は?!」
「あんなに可愛い子、誰でも好きになってしまうだろ?………どこかに隠すか?」
「隠すな。…お前、日々重くなっていくな。」
「可愛いのだから、仕方ないだろう。それに、リーナは『幸せです』と言ってくれているんだよ。」
「そうかよ!…はぁ、リーナが幸せな事は良い事だ。良い事だが、妹の恋愛模様はあまり聞きたくないなぁ…。」
「そうか?それなら、もう相談は…」
「それはそれで心配だから、何かあったらこれからも僕に相談して!」
「ああ、うん。リーナをよく知るリオンに、相談できるのは有り難い。これからも頼む。それから、明日からのバリアも頼んだ。」
「はいよ。」
「それから、1つ言っておくことがあるんだ。」
「何?」
「リーナが、ハンニー嬢は前世の記憶を持っているかもしれない、と言っていた。」
「は?」
「父さんと公爵には報告済みだ。」
「で?対応は?」
「それに関しては、聞かなかったことにする、と…。」
「それは…」
「極刑にしろ、国外追放にしろ、記憶があるからといって、今と何かが変わることはないだろうとの判断だ。」
「それなら、なぜ僕に話したんだ?」
「バリアを張るときに、何があるか分からないからな。」
「あー。」
「それと、ふたりきりには、ならない様にしろよ。」
「…ならないよ。リーナに危害を加えたやつとふたりになったら、抑えられないものがあるからね。…まだ、騎士を辞めたくないし、リーナを悲しませたくもないからね。」
「ああ。」
その時だった。
騎士のひとりがこちらへ駆けてきて、アイラン·ハンニーがいなくなったと話されたのは…。
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