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ゴーレムと奴隷
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今日もお仕事が入った。
いつもと同じ2番の部屋に入ると、ボサボサの髪に無精ひげ、キレイといえない格好の、立ったら2メートル以上はありそうな巨人が床に体育座りしていた。
もう巨人ネタだ。
いくら奴隷でも巨人の相手なんて無理に決まってる。
でも、奴隷だもの……やるしかないか。
「はじめまして、アキラです」
人外慣れしてるよ大丈夫だよって安心感を与えるように優しく声を掛けた。
「……」
男は無言だった。
そもそも何の人外?
巨人だから一応ヒト科?
ウルフの極太どころの騒ぎじゃないよね?
今日こそセックスで死ぬのかな。
「えっと、お名前は?」
「土男」
ああ、なるほど。ゴーレムね。
この世界のネーミングセンスがいいね。分かりやすいから助かる。
しかしゴーレムか。絶対にでかいやつじゃん。入んないよ。ヒト科じゃ絶対に無理。
「……うわさを、聞いた」
「うわさ?」
「……オオカミの相手したと。俺もできるのか、可能性にかけて来てみた」
「うーん。土男さんは雌と交尾は……」
「ゴーレムに雌はいない」
「デスヨネ」
そもそもゴーレムって性欲があるの?
何かロボットみたいに動いてるイメージしかないんだけど。
「性欲はある。相手がいない。みんな逃げ出すから、諦める」
「確かに」
ゴーレムに襲われるって逃げたいレベルもしくは死を覚悟するやつだ。
私も今すぐ逃げたい。
でも、仮に、ゴーレム相手に満足してもらえたら、はくが付いたりしないかな? ウルフとヤったのもウワサになってるみたいだし。もしそうならお客さまが増えて給料も上がる。やってみて損はない。
問題は、どうセックスするか、だ。
「中に入れなくてもいいの?」
「まぁ、入れてみたいが……それよりもまず一度でもいいから出してみたいとは思う」
「出したこともないの?」
「雌がいない」
「一人でヤったりとか?」
「一人? 何だそれは」
おおっと、ここにきてまさかのゴーレムの性的事情が飛び込んできた。オナニーを知らないらしい。でも雄同士で……いや、そこは掘り下げたらダメなところ。デリケートゾーンだ。
そんなことよりも、出すだけでいいならこっちのもんだ。しかも相手はオナニー未経験のガチの素人。ローションを使ってひねり出してやる。
「準備するからちょっと待っててね」
ゴーレムを部屋に置いて、急いでマスターの所へ。
「トロ水ってありますか?」
「あるわよ。あなた専用で一個2000ジュエルね。いらないなら別にいいけど」
「……買います」
「お給料から差し引くわね」
マスターから渡されたトロ水は、一回用って書いたミニボトルに入っていた。奴隷相手にマジでいい商売してる。
これが搾取される側とする側の実態だ。
絶対にギャフンって言わせてやると心に誓って、トロ水片手に部屋に戻った。
ゴーレムが立ち上がっていた。
「どうしたの?」
「無理なんだろう。帰る」
「大丈夫だよ。準備してただけだから」
「……でも」
「いいから、いいから。あっ、もうそのまま立ってて。そっちの方がやりやすい」
「お、おおう」
ゴーレムの前に立って、ズボンに手をかけて一気に下ろす。
「っ」
とんでもないモノが出てきて息を飲んだ。
これは誰でも逃げ出すサイズだ。
アレもそうだけど、ゴーレムなだけあって、身長も体格も大きい。アレの高さが私の顔の位置にある。
せめてものサービスで、ローションをたっぷり塗ったおっぱいを擦り付けてやろうと思ったのに。手でやるしかないか。
「失礼しまーす」
「うおっ」
手にいっぱいのローションを出して、にゅるんとゴーレムのアレに触れた。少し腰が引き気味だ。
「くすぐったい?」
「い、いや、何か……慣れん、のか?」
「強くするね」
肩をもみほぐすかのように、ぐにぃっと力を込めてしごいたら、ゴーレム男がビクンと揺れた。
「おっ、おお、おおお!」
「気持ちいい?」
言葉に出来ないらしく、ウンウンといっぱいうなずくゴーレム男にクスリと笑って、ゴリゴリしごく。
これは力仕事だ。
ゴーレム男のアレは、通常以上の圧力をかけてようやく気持ちいいと感じることができるらしい。
こうやって、日頃のストレスをぶつけるかのごとく! ゴリゴリ、ゴリゴリと!
「うっ、ああ、……何かっ、変だ!」
「変? 変って何?」
「何か、上がってくるっ」
「イクの?」
「イクっ?」
「そっか、初めてだったね。いいよ、そのまま、出しちゃって」
「うあああっ!」
うあああって何だよ。感じ過ぎだろってこっちが引き気味になった瞬間、ゴーレム男のアレが膨らんだ。
ドピュンと出た。
思い切り水を出したときのホースのように、勢いよく飛び出て、顔にベチャリと……。
「うあああっ!」
顔面にかかった精液に叫ぶしかない。
「ん?」
開いた口にドロリと入ってきた精液の味が変で叫ぶのをやめた。
「おいしい……?」
気のせいかと思って、勇気を出して顔に付いた精液を指で拭って、口に含んだ。
やっぱりめちゃくちゃおいしかった。
「ミルクキャンディの味がする!」
「……」
うわー引くわーみたいな視線をゴーレム男から感じるけども、転生前振りの久しぶりお菓子の味だ。無我夢中で食べた。
「おいしいっ、甘いっ、おいしい……っ、ふええっ、おいしいよぉ」
マジで泣いた。
転生前は当たり前のように買えて何を思うこともなく食べていたキャンディ。転生後は思い出したくもない奴隷の日々。今は何とかお金を稼いでるけど、たかがお菓子一個、されどお菓子一個の精神で、徹底的にムダ遣いを控えている。
買えるのに買えないお菓子が今、ようやく食べられるなんて。甘いものは私の心を、いや、世界を救うんだ。
「もっと、もっとちょうだい!」
顔に出されたのを全部食べた私は、ゴーレムにおねだりした。ゴーレムは精液を望む変態女をどう対処したらいいのか分からず、オロオロするばかり。
「あなたは、こうするの!」
ゴーレムの手を取って、強引にアレを握らせた。それを上下にしごいたら、やり方が分かったらしく、無我夢中でしごき始めた。
「これっ、いいっ」
「それが一人でする方法だよ。ねっ、早くちょうだい、甘いのいっぱいちょうだい」
「っっ!」
ゴーレムのアレの先っぽの穴にちゅうっと吸い付いた。ついでに敏感な亀頭をペロペロ。これでこぼさず飲める。
「もう、イクっ! イクぞ!」
「んぅ」
「イクっ!」
勢いよく出されるそれをゴクゴクの飲む。絞りたては最高においしくて、今度はミルクの味がした。
もっと味わって飲みたいけど、お口いっぱいに出されるから早く飲み込むしかないし……でも、何だこれ。お腹の中が妙に熱い……けど、もっとこれが……飲みたい。
「まだっ、飲み足りないよう」
亀頭をペロペロしながらゴーレムを見上げてそう言うと、ゴーレムのアレがどんどん膨らんだ。
「かわいい」
「んっ」
「座るぞ」
ゴーレムはその場に座った。私はゴーレムの足の間に座って、また亀頭をペロペロとなめた。
「やわい」
ヒト科の雄よりも五倍はありそうなゴーレムのでかい指が、私の頬をなでた。そのまま背中をなでて、お尻の割れ目をなぞった。
「ふぁぐっ」
驚いた拍子で開いた口に、ゴーレムの亀頭がガポリと入った。
「あっ! なまっ、なまぬるいっ!」
新しい刺激が気に入ったらしい。やめるにやめられず、それを含んだままでいると、ゴーレム男の指がアソコへ。
「ぬれてるっ、これがっ、おんなのっ」
オナニーも知らないくせに何でそれを知ってるんだって言う前に、でかい指が中に入ってきた。ヒトの雄のアレ以上の太さがある。それを出し入れしてくるんだ、そんなのセックスと変わらない。
「んぅ! んぐぅ!」
「いっぱい、ぬれてきた」
「んあっ!」
ぐぬんと奥まで入った指に、一瞬でアソコが震えた。
あっという間だった。
スネークとのセックスで中の感度が変になったと思う。それともウルフかな。人外相手だもの、壊れてもおかしくないんだけどさ。
「ここに、いれたい」
「っ」
恐ろしい言葉が聞こえた。
逃げようとする前に、ゴーレムはアソコから指を抜いて私を抱き上げた。そそり立ってるアレにアソコを当てる。
そして、震えて固まるだけの私の中に……。
「あっ、あああ!」
「すごっ、これっ、もう!」
入れたのは亀頭の先っちょだけ。
水鉄砲みたいにすごい勢いで中に出される。
でも、この感じ、何か気持ちいい。
中出し、すごいっ。
「あぅ! ああっ、おくにっ、せいしがあたるのっ」
「まだだっ、まだっ、出るっ!」
「ふっああっ! なかっ、しゅごいっ! イクっ、イッちゃう!」
何回出すんだってくらいゴーレムに中出しされた。
嫌でもその感覚を染み込まされた。
それでイクことも覚えた。
もうわけがわからなくなってた。
「ひゃう! あっ! ああっ!」
「ああっ、ダメだ、やっぱり、おくまで、いれるっ」
「……あ……」
もうヒト科の雄じゃ満足出来ないんだろうなぁなんて思いながら、限界まで押し込まれたアレの衝撃で意識をぶっ飛ばした。
ーーーーーー
子どもをあやすように背中をトントンと叩かれてる。それで目が覚めた。どうやら私はゴーレムに、赤ちゃんみたいに抱っこされてるらしい。
これはこれで悪くないかも。
「んぅ」
甘えるようにすり寄ったら、抱っこしてくれてる手に力が入った。
「すまん」
あー……そっか、最後は入れられたのか。
よく生きてたな。ヒトってけっこうたくましくできてるのね。
「だいじょーぶだよ」
「アキラ」
「なーに?」
「もう営業時間が終わる」
「んんっ、延長してくれてありがとう」
「ずっと気絶してた。死んだかと思った」
「たくましく生きてたね」
「すまんっ」
「また今度ミルク飲ませてね」
「アキラっ」
冷たい水滴が顔に落ちてくるから何かと思って目を開けると、ゴーレムが泣いてた。
何で!?
「なっ、泣かないで。私は大丈夫だから、ね?」
「すまんっ、すまんっ」
「えっ、えっ、ちょっと待って」
泣き止む気配がないゴーレムに驚きつつも、大きい粒の涙を手で拭った。
次から次に出てくるからキリがなくて。
見た目は厳ついのに何だこのギャップ。
意外と泣き虫?
そう思ったら笑いが出てしまった。
「あはは!」
「……アキラ……」
「大丈夫、大丈夫だよ。泣くほど心配してくれてありがとう。嬉しい。優しいね」
ゴーレムのぬれてる頬っぺたにチュッとキスをした。
「そろそろ時間だよね。お見送りするね! ほら、さっさと立って!」
納得してなさそうなゴーレムを無理やり動かして、抱っこをしてもらったまま、お店の外へ。
「また来てね」
「いいのか?」
「もちろん! またね!」
最後にもう一度ほっぺにキスをしたら、ゴーレムは帰って行った。
何度も振り返ってくるから、背中が見えなくなるまで、笑顔で手を振った。
うん、今度こそ死ぬかと思った。
これは無理だって。
腰が砕けてるっていうか、膝がガクガクしてるし、普通に歩けない。
アソコも子宮も、痛くないけど、ジンジンして熱くておかしいことになってる。
「死ぬ。もう死ぬ。歩けない」
腰を九十度に曲げて、フラフラしながら歩いて、ようやく待機室の前ってところで、待機室から笑い声が聞こえてきた。
「傑作だったわね、あのゴーレム」
「アキラが死ぬから助けてくれーっ」
「ははは! 似てる!」
「奴隷なんだから死んでいいわよって言ったマスターもすごいけどね」
「本当のことでしょう? 奴隷の替えはいくらでもあるのよ」
「マジでゴーレムとセックスしたんだね」
「買った私が言うのもなんだけど、気持ち悪い子よね。まぁ、奴隷にはピッタリのお相手かしら」
ゴーレムの涙とごめんの意味が分かって猛烈に腹が立った。私のことは何とでも言って構わないけど、ゴーレムのことを悪く言うのはやめてほしい。
こんな私のために泣いてくれた。
こんな私を助けようとしてくれた。
ヒトのために泣ける心の優しい男だ。
自分のせいだって責めながら、気絶した私を抱きしめて、それしかできなくて。どれだけ心細かっただろう。
元を辿ればゴーレムが理性をぶっ飛ばすからだけども。だからこそ、ゴーレムを責めることができるのは私だけだ。こいつらにバカにされる覚えはない。
この腐れ人間め。いつか必ずギャフンって言わせてやる。
「お疲れさまです」
痛む腰を無視して、背中をしゃんと伸ばして部屋に入った。【嫌な目】で見られるのは今さら。こんなやつらにだけは負けたくない。姿勢だけでもしゃんとしないと。
「あらあら、アキラちゃん。気絶してたんでしょう?もう大丈夫なの?」
「はい、大丈夫です」
「そう? なら良かったわ。明日なんだけど朝から予約が入ってるの。例のオオカミが出掛けたいから一日貸し切りにしてくれって」
「貸し切り?」
「ええ、だから外出許可証を出すわ。朝に迎えに来るそうだから、その時に渡すわね」
お嬢たちがざわめき立った。朝から一日貸し切りなんて、ナンバーワンのお嬢でもないことだ。しかも基本的に禁止である外出まで。それを人外専門の奴隷がやっちゃうんだもの、もっと【嫌な目】で見られるのもしょうがないんだけどさ。
ぶっ壊れたアソコと子宮で、ウルフと一日過ごす。いよいよヒト科のセックスから離れていくようで、苦笑いするしかない。
「お疲れさまでした」
「お疲れさま。明日は九時に迎えに来るそうよ。早起き頑張ってね」
「はい、頑張ります」
笑顔で待機室から出る。また腰を九十度に曲げて、廊下の壁を手すりを代わりに、寮まで帰る。
頭の中は明日のことでいっぱい。
現在の時刻、午前1時。
いろいろ準備して寝るのが午前3時。
朝起きるのが午前7時。
たった4時間でこれが治るのか絶対に治らない。未完治のまま、明日は極太媚薬成分配合精子でイキ狂い。
「……ダメだ、……もう死ぬ、……死ぬしかない」
自分の部屋に着いた瞬間、腰が砕けてバタリと倒れた。指一本ピクリとも動かない。動ける気がまるでしない。これ以上動いたら死んでしまう自信がある。
それはそれで別にいいけど、どうせ死ぬならワンコと戯れて死にたいと思ったから、とりあえず今日は、このままここで寝ようと思う。
いつもと同じ2番の部屋に入ると、ボサボサの髪に無精ひげ、キレイといえない格好の、立ったら2メートル以上はありそうな巨人が床に体育座りしていた。
もう巨人ネタだ。
いくら奴隷でも巨人の相手なんて無理に決まってる。
でも、奴隷だもの……やるしかないか。
「はじめまして、アキラです」
人外慣れしてるよ大丈夫だよって安心感を与えるように優しく声を掛けた。
「……」
男は無言だった。
そもそも何の人外?
巨人だから一応ヒト科?
ウルフの極太どころの騒ぎじゃないよね?
今日こそセックスで死ぬのかな。
「えっと、お名前は?」
「土男」
ああ、なるほど。ゴーレムね。
この世界のネーミングセンスがいいね。分かりやすいから助かる。
しかしゴーレムか。絶対にでかいやつじゃん。入んないよ。ヒト科じゃ絶対に無理。
「……うわさを、聞いた」
「うわさ?」
「……オオカミの相手したと。俺もできるのか、可能性にかけて来てみた」
「うーん。土男さんは雌と交尾は……」
「ゴーレムに雌はいない」
「デスヨネ」
そもそもゴーレムって性欲があるの?
何かロボットみたいに動いてるイメージしかないんだけど。
「性欲はある。相手がいない。みんな逃げ出すから、諦める」
「確かに」
ゴーレムに襲われるって逃げたいレベルもしくは死を覚悟するやつだ。
私も今すぐ逃げたい。
でも、仮に、ゴーレム相手に満足してもらえたら、はくが付いたりしないかな? ウルフとヤったのもウワサになってるみたいだし。もしそうならお客さまが増えて給料も上がる。やってみて損はない。
問題は、どうセックスするか、だ。
「中に入れなくてもいいの?」
「まぁ、入れてみたいが……それよりもまず一度でもいいから出してみたいとは思う」
「出したこともないの?」
「雌がいない」
「一人でヤったりとか?」
「一人? 何だそれは」
おおっと、ここにきてまさかのゴーレムの性的事情が飛び込んできた。オナニーを知らないらしい。でも雄同士で……いや、そこは掘り下げたらダメなところ。デリケートゾーンだ。
そんなことよりも、出すだけでいいならこっちのもんだ。しかも相手はオナニー未経験のガチの素人。ローションを使ってひねり出してやる。
「準備するからちょっと待っててね」
ゴーレムを部屋に置いて、急いでマスターの所へ。
「トロ水ってありますか?」
「あるわよ。あなた専用で一個2000ジュエルね。いらないなら別にいいけど」
「……買います」
「お給料から差し引くわね」
マスターから渡されたトロ水は、一回用って書いたミニボトルに入っていた。奴隷相手にマジでいい商売してる。
これが搾取される側とする側の実態だ。
絶対にギャフンって言わせてやると心に誓って、トロ水片手に部屋に戻った。
ゴーレムが立ち上がっていた。
「どうしたの?」
「無理なんだろう。帰る」
「大丈夫だよ。準備してただけだから」
「……でも」
「いいから、いいから。あっ、もうそのまま立ってて。そっちの方がやりやすい」
「お、おおう」
ゴーレムの前に立って、ズボンに手をかけて一気に下ろす。
「っ」
とんでもないモノが出てきて息を飲んだ。
これは誰でも逃げ出すサイズだ。
アレもそうだけど、ゴーレムなだけあって、身長も体格も大きい。アレの高さが私の顔の位置にある。
せめてものサービスで、ローションをたっぷり塗ったおっぱいを擦り付けてやろうと思ったのに。手でやるしかないか。
「失礼しまーす」
「うおっ」
手にいっぱいのローションを出して、にゅるんとゴーレムのアレに触れた。少し腰が引き気味だ。
「くすぐったい?」
「い、いや、何か……慣れん、のか?」
「強くするね」
肩をもみほぐすかのように、ぐにぃっと力を込めてしごいたら、ゴーレム男がビクンと揺れた。
「おっ、おお、おおお!」
「気持ちいい?」
言葉に出来ないらしく、ウンウンといっぱいうなずくゴーレム男にクスリと笑って、ゴリゴリしごく。
これは力仕事だ。
ゴーレム男のアレは、通常以上の圧力をかけてようやく気持ちいいと感じることができるらしい。
こうやって、日頃のストレスをぶつけるかのごとく! ゴリゴリ、ゴリゴリと!
「うっ、ああ、……何かっ、変だ!」
「変? 変って何?」
「何か、上がってくるっ」
「イクの?」
「イクっ?」
「そっか、初めてだったね。いいよ、そのまま、出しちゃって」
「うあああっ!」
うあああって何だよ。感じ過ぎだろってこっちが引き気味になった瞬間、ゴーレム男のアレが膨らんだ。
ドピュンと出た。
思い切り水を出したときのホースのように、勢いよく飛び出て、顔にベチャリと……。
「うあああっ!」
顔面にかかった精液に叫ぶしかない。
「ん?」
開いた口にドロリと入ってきた精液の味が変で叫ぶのをやめた。
「おいしい……?」
気のせいかと思って、勇気を出して顔に付いた精液を指で拭って、口に含んだ。
やっぱりめちゃくちゃおいしかった。
「ミルクキャンディの味がする!」
「……」
うわー引くわーみたいな視線をゴーレム男から感じるけども、転生前振りの久しぶりお菓子の味だ。無我夢中で食べた。
「おいしいっ、甘いっ、おいしい……っ、ふええっ、おいしいよぉ」
マジで泣いた。
転生前は当たり前のように買えて何を思うこともなく食べていたキャンディ。転生後は思い出したくもない奴隷の日々。今は何とかお金を稼いでるけど、たかがお菓子一個、されどお菓子一個の精神で、徹底的にムダ遣いを控えている。
買えるのに買えないお菓子が今、ようやく食べられるなんて。甘いものは私の心を、いや、世界を救うんだ。
「もっと、もっとちょうだい!」
顔に出されたのを全部食べた私は、ゴーレムにおねだりした。ゴーレムは精液を望む変態女をどう対処したらいいのか分からず、オロオロするばかり。
「あなたは、こうするの!」
ゴーレムの手を取って、強引にアレを握らせた。それを上下にしごいたら、やり方が分かったらしく、無我夢中でしごき始めた。
「これっ、いいっ」
「それが一人でする方法だよ。ねっ、早くちょうだい、甘いのいっぱいちょうだい」
「っっ!」
ゴーレムのアレの先っぽの穴にちゅうっと吸い付いた。ついでに敏感な亀頭をペロペロ。これでこぼさず飲める。
「もう、イクっ! イクぞ!」
「んぅ」
「イクっ!」
勢いよく出されるそれをゴクゴクの飲む。絞りたては最高においしくて、今度はミルクの味がした。
もっと味わって飲みたいけど、お口いっぱいに出されるから早く飲み込むしかないし……でも、何だこれ。お腹の中が妙に熱い……けど、もっとこれが……飲みたい。
「まだっ、飲み足りないよう」
亀頭をペロペロしながらゴーレムを見上げてそう言うと、ゴーレムのアレがどんどん膨らんだ。
「かわいい」
「んっ」
「座るぞ」
ゴーレムはその場に座った。私はゴーレムの足の間に座って、また亀頭をペロペロとなめた。
「やわい」
ヒト科の雄よりも五倍はありそうなゴーレムのでかい指が、私の頬をなでた。そのまま背中をなでて、お尻の割れ目をなぞった。
「ふぁぐっ」
驚いた拍子で開いた口に、ゴーレムの亀頭がガポリと入った。
「あっ! なまっ、なまぬるいっ!」
新しい刺激が気に入ったらしい。やめるにやめられず、それを含んだままでいると、ゴーレム男の指がアソコへ。
「ぬれてるっ、これがっ、おんなのっ」
オナニーも知らないくせに何でそれを知ってるんだって言う前に、でかい指が中に入ってきた。ヒトの雄のアレ以上の太さがある。それを出し入れしてくるんだ、そんなのセックスと変わらない。
「んぅ! んぐぅ!」
「いっぱい、ぬれてきた」
「んあっ!」
ぐぬんと奥まで入った指に、一瞬でアソコが震えた。
あっという間だった。
スネークとのセックスで中の感度が変になったと思う。それともウルフかな。人外相手だもの、壊れてもおかしくないんだけどさ。
「ここに、いれたい」
「っ」
恐ろしい言葉が聞こえた。
逃げようとする前に、ゴーレムはアソコから指を抜いて私を抱き上げた。そそり立ってるアレにアソコを当てる。
そして、震えて固まるだけの私の中に……。
「あっ、あああ!」
「すごっ、これっ、もう!」
入れたのは亀頭の先っちょだけ。
水鉄砲みたいにすごい勢いで中に出される。
でも、この感じ、何か気持ちいい。
中出し、すごいっ。
「あぅ! ああっ、おくにっ、せいしがあたるのっ」
「まだだっ、まだっ、出るっ!」
「ふっああっ! なかっ、しゅごいっ! イクっ、イッちゃう!」
何回出すんだってくらいゴーレムに中出しされた。
嫌でもその感覚を染み込まされた。
それでイクことも覚えた。
もうわけがわからなくなってた。
「ひゃう! あっ! ああっ!」
「ああっ、ダメだ、やっぱり、おくまで、いれるっ」
「……あ……」
もうヒト科の雄じゃ満足出来ないんだろうなぁなんて思いながら、限界まで押し込まれたアレの衝撃で意識をぶっ飛ばした。
ーーーーーー
子どもをあやすように背中をトントンと叩かれてる。それで目が覚めた。どうやら私はゴーレムに、赤ちゃんみたいに抱っこされてるらしい。
これはこれで悪くないかも。
「んぅ」
甘えるようにすり寄ったら、抱っこしてくれてる手に力が入った。
「すまん」
あー……そっか、最後は入れられたのか。
よく生きてたな。ヒトってけっこうたくましくできてるのね。
「だいじょーぶだよ」
「アキラ」
「なーに?」
「もう営業時間が終わる」
「んんっ、延長してくれてありがとう」
「ずっと気絶してた。死んだかと思った」
「たくましく生きてたね」
「すまんっ」
「また今度ミルク飲ませてね」
「アキラっ」
冷たい水滴が顔に落ちてくるから何かと思って目を開けると、ゴーレムが泣いてた。
何で!?
「なっ、泣かないで。私は大丈夫だから、ね?」
「すまんっ、すまんっ」
「えっ、えっ、ちょっと待って」
泣き止む気配がないゴーレムに驚きつつも、大きい粒の涙を手で拭った。
次から次に出てくるからキリがなくて。
見た目は厳ついのに何だこのギャップ。
意外と泣き虫?
そう思ったら笑いが出てしまった。
「あはは!」
「……アキラ……」
「大丈夫、大丈夫だよ。泣くほど心配してくれてありがとう。嬉しい。優しいね」
ゴーレムのぬれてる頬っぺたにチュッとキスをした。
「そろそろ時間だよね。お見送りするね! ほら、さっさと立って!」
納得してなさそうなゴーレムを無理やり動かして、抱っこをしてもらったまま、お店の外へ。
「また来てね」
「いいのか?」
「もちろん! またね!」
最後にもう一度ほっぺにキスをしたら、ゴーレムは帰って行った。
何度も振り返ってくるから、背中が見えなくなるまで、笑顔で手を振った。
うん、今度こそ死ぬかと思った。
これは無理だって。
腰が砕けてるっていうか、膝がガクガクしてるし、普通に歩けない。
アソコも子宮も、痛くないけど、ジンジンして熱くておかしいことになってる。
「死ぬ。もう死ぬ。歩けない」
腰を九十度に曲げて、フラフラしながら歩いて、ようやく待機室の前ってところで、待機室から笑い声が聞こえてきた。
「傑作だったわね、あのゴーレム」
「アキラが死ぬから助けてくれーっ」
「ははは! 似てる!」
「奴隷なんだから死んでいいわよって言ったマスターもすごいけどね」
「本当のことでしょう? 奴隷の替えはいくらでもあるのよ」
「マジでゴーレムとセックスしたんだね」
「買った私が言うのもなんだけど、気持ち悪い子よね。まぁ、奴隷にはピッタリのお相手かしら」
ゴーレムの涙とごめんの意味が分かって猛烈に腹が立った。私のことは何とでも言って構わないけど、ゴーレムのことを悪く言うのはやめてほしい。
こんな私のために泣いてくれた。
こんな私を助けようとしてくれた。
ヒトのために泣ける心の優しい男だ。
自分のせいだって責めながら、気絶した私を抱きしめて、それしかできなくて。どれだけ心細かっただろう。
元を辿ればゴーレムが理性をぶっ飛ばすからだけども。だからこそ、ゴーレムを責めることができるのは私だけだ。こいつらにバカにされる覚えはない。
この腐れ人間め。いつか必ずギャフンって言わせてやる。
「お疲れさまです」
痛む腰を無視して、背中をしゃんと伸ばして部屋に入った。【嫌な目】で見られるのは今さら。こんなやつらにだけは負けたくない。姿勢だけでもしゃんとしないと。
「あらあら、アキラちゃん。気絶してたんでしょう?もう大丈夫なの?」
「はい、大丈夫です」
「そう? なら良かったわ。明日なんだけど朝から予約が入ってるの。例のオオカミが出掛けたいから一日貸し切りにしてくれって」
「貸し切り?」
「ええ、だから外出許可証を出すわ。朝に迎えに来るそうだから、その時に渡すわね」
お嬢たちがざわめき立った。朝から一日貸し切りなんて、ナンバーワンのお嬢でもないことだ。しかも基本的に禁止である外出まで。それを人外専門の奴隷がやっちゃうんだもの、もっと【嫌な目】で見られるのもしょうがないんだけどさ。
ぶっ壊れたアソコと子宮で、ウルフと一日過ごす。いよいよヒト科のセックスから離れていくようで、苦笑いするしかない。
「お疲れさまでした」
「お疲れさま。明日は九時に迎えに来るそうよ。早起き頑張ってね」
「はい、頑張ります」
笑顔で待機室から出る。また腰を九十度に曲げて、廊下の壁を手すりを代わりに、寮まで帰る。
頭の中は明日のことでいっぱい。
現在の時刻、午前1時。
いろいろ準備して寝るのが午前3時。
朝起きるのが午前7時。
たった4時間でこれが治るのか絶対に治らない。未完治のまま、明日は極太媚薬成分配合精子でイキ狂い。
「……ダメだ、……もう死ぬ、……死ぬしかない」
自分の部屋に着いた瞬間、腰が砕けてバタリと倒れた。指一本ピクリとも動かない。動ける気がまるでしない。これ以上動いたら死んでしまう自信がある。
それはそれで別にいいけど、どうせ死ぬならワンコと戯れて死にたいと思ったから、とりあえず今日は、このままここで寝ようと思う。
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ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
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Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
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