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地獄の鬼ごっこ
上月学園、今年最初のイベント、その名も"新入生歓迎鬼ごっこ"だ。名前の通り新入生を歓迎するイベントだが、このイベントは一年だけでなく二年、三年も参加の大イベントだ。昨年はかくれんぼで俺は鬼だったのでこのイベント参加していたものの、誰も探さず時間潰しで寝てたり、こういうイベントに乗じて生徒に襲われている生徒を助けたりしていた。そして、今回も俺にとっては有り難くもないものがある。それは、"鬼に捕まったら一日だけ鬼の言うことは聞かないといけない"という最悪なルールだ。周りにとっては好きな人を捕まえればいいし、好きな人に捕まえられに行く人もいる。
俺にとっては一日好きにされるなんて冗談じゃないくらい嫌だ。くじ引きの順番が回ってきた頼む鬼を引かせてくれと心の中で叫び箱の中に手を入れた。
...結果は、逃げだった終わった。捕まらずに二時間逃げるなんて無理に等しい。けど、捕まりたくねぇと暗い気持ちでいると天杜がやって来た。
「阿紀先輩!逃げそれとも鬼どっちになった?」
天杜がニコニコと満面な笑みで聞いてきた天杜の友達と思われる奴も俺を見てきた。
「私は逃げですよ。天杜さんはどうなんですか?」
「俺は、鬼だよ!ちなみにこいつも鬼」
天杜は隣に居るやつに指をさした。俺よりも背が高くて全体の雰囲気で言うとチャラい感じがする。
「俺、翼の幼馴染の入賀 爽って言います。阿紀先輩のことは翼からよく聞いてます」
「天杜さんの幼馴染でしたか、天杜さんから聞いていると思いますが、私は紅城 阿紀と言います。よろしくお願いしますね入賀さん」
入賀は"よろしくお願いします。阿紀先輩"と言った。そうか、この二人は鬼なんだな。まぁ俺を狙はないのならいいかと思っていたが、天杜が言い始めたことに驚いた。
「阿紀先輩、気を付けてね。なんか阿紀先輩狙われているみたいだし俺と爽も狙っているからじゃあ、また後で会おうね阿紀先輩!」
えっ!?なんで俺が狙われるの?意味わかんねぇ、嫌だ、何でこんな目に遭わないといけないんだよ。俺が落ち込んでいる所に一樹がやって来た。一樹は、放送委員の仕事で今回は参加しない。とても羨ましい。
「あっきー、どうだったの?あぁ、その顔は逃げだったんだね、そんなあっきーに、ここだけの情報を教えてあげるね」
「それは、私にとっては良い、悪いのどっちの情報ですか?」
「う~ん悪いかな」
他のやつらにも追われるって言うのに、まだ、俺に何かあるのかよ。俺は一樹に"話してください"と言った。
「えっとね、あっきーのことを生徒会と風紀委員の委員長と副委員長が狙ってるんだってさ!あっきー頑張って!!応援してるから」
はぁ?何で皆俺を狙うんだよ!こうなったらこっちだって本気だしてやるよ。絶対逃げ切って見せてやると俺は心に誓った。
少し時間が経つと体育館が暗くなり、生徒会がルールの説明をするために壇上に上がった。今回の鬼ごっこは、学校全体を使った大規模な範囲で行なわれる、決められた場所までは逃げても良いとされていて森の中で逃げても良いし、校舎内に逃げても良い。制限時間は二時間、その間に捕まってしまったら、ルール通り一日好きにできる。もし、最後まで残ることが出来た場合は、何でも一つだけ願いを叶えて貰える。
そして何より"今回は生徒会と風紀委員の委員長と副委員長が参加する"と言った瞬間、歓声が響いた。俺は耳を防いでしっかりと校内のマップを頭に思い浮かべながら作戦を練る。
うるさい歓声は会長が一言"黙れ"と言ったら静かになった。全てのルール説明が終わり理事長の合図で始まる事になっている。叔父と目が合って"頑張れ"と口パクで言っているのに気づき俺は頷いた。理事長がピストルを上に向かって鳴らし逃げの人たちが一斉に走り出した。
始まってから五分が経った。鬼がスタートする合図が放送から聞こえてくる。俺は今森の中に居る。最初は校舎内よりもここの方が逃げやすいと考えたからだ。それに、生徒会と風紀委員の二人は、"最後の方にしか追いかけてこないから安心して"と一樹が言っていた。鬼は赤いハチマキを頭に巻いているので分かりやすい。俺の今居る場所は森の入り口が見えやすくて、入り口からは見えにくい場所だ。二十人くらい入ってきたのを確認してから奥の方に逃げた。三十分たったが鬼にまだ見つかっていない為、体力は十分にある。ずっと森の中に居たら、そのうち見つかってしまうだろうと思い校舎の方に移動した。校舎の中にも鬼はいるはずだ、周囲を警戒しつつ廊下を歩いていると、正面の方から現れた鬼が声をあげた。
「おい!紅城を見つけたぞ!!」
そう男が言った途端、階段から何人かの鬼が出てきた。ヤバイと思い方向転換をして逃げた鬼からかなり距離がある為、どこかに隠れてやり過ごそうと思い、ロッカーの裏に隠れた。鬼が近くまで来て"どこ行った"や"速い"と言う声が聞こえたが、俺が隠れている場所は確認せず遠ざかって行った。俺は息を吐き屋上の方に向かってみた。屋上に着いたが最悪なことに下から鬼たちが上がってくる音が聞こえてくる。俺はいつも一人で昼食を食べている場所に行った。ここは中々人が覗く場所じゃないし見つからないだろうと鬼達が居なくなるのを待った。屋上に着いた鬼たちが"探せ!ここにいるかもしれない"と言っている。一人の鬼が"裏にいるかもしれない"と声が聞こえてきて、咄嗟に屋根の方に上ったが、そこにも一人寝ているやつがいた。そいつは俺に気づいて起き上がったが、俺には目もくれず他のやつらに向かって声をかけた。
「何してるんですか?先輩」
「うん?君は確か三雲君だね、ここに人が来なかったかい?」
「来たけどあっちの階段から降りていった」
「そうか、教えてくれてありがとう。君も頑張ってくれたまえ」
そう言って他の連中は階段を降りていった。それにしても、こいつ何で嘘なんかついたんだ?さっきの奴を先輩と呼んでいたから一年か?一応お礼を言わないとな。
「助けてくださり、ありがとうございます」
礼を言われて驚いたのか男は"別に"と言って寝転がった。こいつは鬼だ。何で俺を捕まえないんだと疑問に思い訊いてみた。
「なぜ私を捕まえないんですか?」
「別に、俺はこの行事に参加する気がないだけだ、そんなことより、あんたは早く逃げた方がいいと思うぜ」
そう言って男はまた寝た。一年の時の俺と同じかと思い、俺は言われた通り屋上から離れた。
屋上から離れた後、何度か他のやつらに見つかってはやり過ごしている。校舎は休んでいる暇がないと思い、一階に向かっている途中で天杜と入賀に見つかった。
「あっ!阿紀先輩やっと見つけた」
「校舎を探し回ってて正解だったな」
俺はUターンして走る。二人とも結構足が速くて引き離せない。そのことで焦っていて行き止まりの所で追い詰められてしまった。
「観念してください、阿紀先輩♪もう逃げ場はないですよ」
天杜がぢりぢりと近づいてくる、俺は後ろに後ずさり窓まで追い詰められた。窓?俺は後ろを見て、窓が空いていることに気づいた。ここは二階だ飛び降りても俺なら大丈夫だろう。
「そうですね、ですが、観念するにはまだ早そうです」
そう言って俺は、足を窓枠に掛けて天杜たちの方を向く。
「なめないでください。これぐらいのことでは、私を捕まえることなんて出来ませんよ。では、天杜さん、入賀さん、さようなら」
そう言って、俺は飛び降りた天杜は"危ない"と言って手を伸ばしたが、すでに落ちている俺には届かなかった。俺はきれいに着地して、口を開けて驚いている天杜さんにニッコとしてから走り出した。
俺にとっては一日好きにされるなんて冗談じゃないくらい嫌だ。くじ引きの順番が回ってきた頼む鬼を引かせてくれと心の中で叫び箱の中に手を入れた。
...結果は、逃げだった終わった。捕まらずに二時間逃げるなんて無理に等しい。けど、捕まりたくねぇと暗い気持ちでいると天杜がやって来た。
「阿紀先輩!逃げそれとも鬼どっちになった?」
天杜がニコニコと満面な笑みで聞いてきた天杜の友達と思われる奴も俺を見てきた。
「私は逃げですよ。天杜さんはどうなんですか?」
「俺は、鬼だよ!ちなみにこいつも鬼」
天杜は隣に居るやつに指をさした。俺よりも背が高くて全体の雰囲気で言うとチャラい感じがする。
「俺、翼の幼馴染の入賀 爽って言います。阿紀先輩のことは翼からよく聞いてます」
「天杜さんの幼馴染でしたか、天杜さんから聞いていると思いますが、私は紅城 阿紀と言います。よろしくお願いしますね入賀さん」
入賀は"よろしくお願いします。阿紀先輩"と言った。そうか、この二人は鬼なんだな。まぁ俺を狙はないのならいいかと思っていたが、天杜が言い始めたことに驚いた。
「阿紀先輩、気を付けてね。なんか阿紀先輩狙われているみたいだし俺と爽も狙っているからじゃあ、また後で会おうね阿紀先輩!」
えっ!?なんで俺が狙われるの?意味わかんねぇ、嫌だ、何でこんな目に遭わないといけないんだよ。俺が落ち込んでいる所に一樹がやって来た。一樹は、放送委員の仕事で今回は参加しない。とても羨ましい。
「あっきー、どうだったの?あぁ、その顔は逃げだったんだね、そんなあっきーに、ここだけの情報を教えてあげるね」
「それは、私にとっては良い、悪いのどっちの情報ですか?」
「う~ん悪いかな」
他のやつらにも追われるって言うのに、まだ、俺に何かあるのかよ。俺は一樹に"話してください"と言った。
「えっとね、あっきーのことを生徒会と風紀委員の委員長と副委員長が狙ってるんだってさ!あっきー頑張って!!応援してるから」
はぁ?何で皆俺を狙うんだよ!こうなったらこっちだって本気だしてやるよ。絶対逃げ切って見せてやると俺は心に誓った。
少し時間が経つと体育館が暗くなり、生徒会がルールの説明をするために壇上に上がった。今回の鬼ごっこは、学校全体を使った大規模な範囲で行なわれる、決められた場所までは逃げても良いとされていて森の中で逃げても良いし、校舎内に逃げても良い。制限時間は二時間、その間に捕まってしまったら、ルール通り一日好きにできる。もし、最後まで残ることが出来た場合は、何でも一つだけ願いを叶えて貰える。
そして何より"今回は生徒会と風紀委員の委員長と副委員長が参加する"と言った瞬間、歓声が響いた。俺は耳を防いでしっかりと校内のマップを頭に思い浮かべながら作戦を練る。
うるさい歓声は会長が一言"黙れ"と言ったら静かになった。全てのルール説明が終わり理事長の合図で始まる事になっている。叔父と目が合って"頑張れ"と口パクで言っているのに気づき俺は頷いた。理事長がピストルを上に向かって鳴らし逃げの人たちが一斉に走り出した。
始まってから五分が経った。鬼がスタートする合図が放送から聞こえてくる。俺は今森の中に居る。最初は校舎内よりもここの方が逃げやすいと考えたからだ。それに、生徒会と風紀委員の二人は、"最後の方にしか追いかけてこないから安心して"と一樹が言っていた。鬼は赤いハチマキを頭に巻いているので分かりやすい。俺の今居る場所は森の入り口が見えやすくて、入り口からは見えにくい場所だ。二十人くらい入ってきたのを確認してから奥の方に逃げた。三十分たったが鬼にまだ見つかっていない為、体力は十分にある。ずっと森の中に居たら、そのうち見つかってしまうだろうと思い校舎の方に移動した。校舎の中にも鬼はいるはずだ、周囲を警戒しつつ廊下を歩いていると、正面の方から現れた鬼が声をあげた。
「おい!紅城を見つけたぞ!!」
そう男が言った途端、階段から何人かの鬼が出てきた。ヤバイと思い方向転換をして逃げた鬼からかなり距離がある為、どこかに隠れてやり過ごそうと思い、ロッカーの裏に隠れた。鬼が近くまで来て"どこ行った"や"速い"と言う声が聞こえたが、俺が隠れている場所は確認せず遠ざかって行った。俺は息を吐き屋上の方に向かってみた。屋上に着いたが最悪なことに下から鬼たちが上がってくる音が聞こえてくる。俺はいつも一人で昼食を食べている場所に行った。ここは中々人が覗く場所じゃないし見つからないだろうと鬼達が居なくなるのを待った。屋上に着いた鬼たちが"探せ!ここにいるかもしれない"と言っている。一人の鬼が"裏にいるかもしれない"と声が聞こえてきて、咄嗟に屋根の方に上ったが、そこにも一人寝ているやつがいた。そいつは俺に気づいて起き上がったが、俺には目もくれず他のやつらに向かって声をかけた。
「何してるんですか?先輩」
「うん?君は確か三雲君だね、ここに人が来なかったかい?」
「来たけどあっちの階段から降りていった」
「そうか、教えてくれてありがとう。君も頑張ってくれたまえ」
そう言って他の連中は階段を降りていった。それにしても、こいつ何で嘘なんかついたんだ?さっきの奴を先輩と呼んでいたから一年か?一応お礼を言わないとな。
「助けてくださり、ありがとうございます」
礼を言われて驚いたのか男は"別に"と言って寝転がった。こいつは鬼だ。何で俺を捕まえないんだと疑問に思い訊いてみた。
「なぜ私を捕まえないんですか?」
「別に、俺はこの行事に参加する気がないだけだ、そんなことより、あんたは早く逃げた方がいいと思うぜ」
そう言って男はまた寝た。一年の時の俺と同じかと思い、俺は言われた通り屋上から離れた。
屋上から離れた後、何度か他のやつらに見つかってはやり過ごしている。校舎は休んでいる暇がないと思い、一階に向かっている途中で天杜と入賀に見つかった。
「あっ!阿紀先輩やっと見つけた」
「校舎を探し回ってて正解だったな」
俺はUターンして走る。二人とも結構足が速くて引き離せない。そのことで焦っていて行き止まりの所で追い詰められてしまった。
「観念してください、阿紀先輩♪もう逃げ場はないですよ」
天杜がぢりぢりと近づいてくる、俺は後ろに後ずさり窓まで追い詰められた。窓?俺は後ろを見て、窓が空いていることに気づいた。ここは二階だ飛び降りても俺なら大丈夫だろう。
「そうですね、ですが、観念するにはまだ早そうです」
そう言って俺は、足を窓枠に掛けて天杜たちの方を向く。
「なめないでください。これぐらいのことでは、私を捕まえることなんて出来ませんよ。では、天杜さん、入賀さん、さようなら」
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