お金を稼ぎたい私が読んだ、人生の「攻略本」

7つの制約にしばられない生き方

今回紹介するのは、「本田直之」さんの、

「7つの制約にしばられない生き方」だ。

著者である「本田直之」さんだが、以前紹介した、

「１００倍の利益を稼ぎ出す　ビジネス書の『多読』のすすめ　レバレッジ・リーディング」を書いた人だ。

著書では、人間の「縛り」について書かれている。

まず、著者はこの社会で社会人として生きていく上で、７つの制約があると言っている。

「時間」「場所」「人間関係」「お金」「働き方」「服装」「思考」の７つであり、これが生き方の「縛り」になっている。

著者はこれら制約のない状態が、自分が好きなように生きられる生活＝ストレスフリーだと考え、両立したビジネスが出来ないかと考えてきた。

そして、現在彼は、その「７つの制約」から自由となったライフスタイルを獲得したんだ。

今は、東京とハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす「デュアルライフ」を送っている。

前文だけでも「場所」の制約から自由になっていることが分かるだろう。

普通の人なら、「住む家」というのは、２つだが、彼はその常識から離れ、「２つの住む家」を持っているんだ。

著書では「常識に縛らるな」と書かれているんだが、何も全てに否定しろと言っているわけではない。

ここで、一つクエスチョンだ。

その常識が「どこから」やってくるのだろうか？

一度考えてみよう。

例えば、日本での常識は「住む家は一つ」だが、アメリカでは違う。

人種はもちろん、様々なライフスアイルを持つ人間が行き交うアメリカでは、

「冬はウインタースポーツが出来るコロラド」
「夏はマリンスポーツが出来るフロリダ」と、季節に応じた勤務地を選ぶことが出来る会社が存在するんだ。

そして、これがアメリカだけの話ではない。

今の時代は「情報の時代」だ。パソコン一つでインターネットを経由すれば、仕事も出来る、会社の「会議」にだって参加出来る。

これからも「リモートワーク」の利便性が普及し、日本でも「自宅で会社の仕事をする」を取り入れる会社が多くなるだろう。

そして、今も「リモートワークを取り入れる」会社が存在していることが「常識」にシフトしている。

５年前までには、なかった常識だ。

ここで、先程のクエスチョンに戻る。

常識は「どこから」やってくるものなのかーーーーそれは「自分以外」からなんだ。

「常識」は他人が作ったものであり、だから「他人」によって変わっていく。安易に我慢しなくてはいけないものだと、捉える必要はない。

苦痛に感じる「ストレス」なら、「常識」の外へ自分の生き方を変えた方が良い、著書でもそれを推奨している。

ここからが、また面白く、私のオススメポイントだ。

著書では「縛り」のない生き方を目指すメリットの解説と同時に、そのライフスタイルの獲得のために「縛り」が必要だと言っているんだ。

矛盾している、そう思うだろう。私もそう思っていたのだが、著書を読み続け、その疑問は解消された。

著書では「縛り」のある生活の延長線上に「縛りのない生活」が待っている・想定することで、噴気し今のスキルアップが重要だと書かれているんだ。

これはダイエットでも同じだと、私は思った。

痩せてスリムとなったモテモテの自分、慢性的な運動不足で病期になった自分。

そういった未来の自分を想像するから、今の自分が「未来」のためにダイエットを行なう。

いわば、「未来への投資」であり、それが「現在の縛り」へと結び付くんだ。

著書でも「成長に繋がる負荷」と表現されており、会社での仕事といった負荷は「外部からの負荷」位置づけられ、自分が成長するために決めた負荷は「内部からの負荷」に位置づられる。

この「外部の負荷」と「内部の負荷」には、人によって「適正」が異なる。

二人の人間がいるとしよう。長い休みをフルで満喫できる人間と、長い休みに返って苦痛を感じる人間。

極端ではあるが、この両者は確かに存在しており、自分がどちら側の人間かを考えることが、自分に合うライフスタイルの構築に繋がっていくんだ。

著者のように「７つの制約」からの自由を目指しても良いが、それが「自分の幸せ」のライフスタイルなのか、一度見当を入れるべきだろう。

自分が何に負荷を感じ、何に負荷を感じていないのか。著書の「７つの制約」と比較して考えるのも１つの手段だ。

全てを一度に行うのではなく、「７つの制約」のうち、その1つからの自由を目指していく。

そこから、方向性を確認し、必要であれば軌道修正をかけていく。それが結果的ベストな「ライフスタイル」の構築になるだろう。

著書には他にも「７つの制約」から自由になる、明日からでも実行できるやり方や、どのような仕事をやるのか、についても書かれている。

気になった人は、ぜひ著書を手にとってくれ。

以上で「本田直之」さんの「７つの制約にしばられない生き方」の紹介を終わります。

ご読了ありがとうございました。。