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01 ビルを舞台に銃撃戦(仮)
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私は戦隊ものなどが好きだが、スパイ映画に出て来る銃撃戦なども好きだ。あと、ヒーローが変身する際に『変身』と口にするところが好きである。
そんな好きな者を詰め込んだ特撮を取りたいと思った。せっかくの科学力であり、第二の人生だ。一回目の人生で出来なかったことを今回やらずにしていつ行うというのか。
私の中の不燃焼を無くすため、凝りに凝ることにした。
舞台はビル群にしよう。ロボットに製造をお願いしたところ、来月には建築出来るみたいだ。ここから30㎞離れたところで建築することにする。
後の世で観光地になるかもしれない。それは嬉しいが、家の近くで人がぞろぞろ集まるのは正直、嫌だ。家の周辺は静かな方が私の好きなのだ。
ビル群の建築を並行で世界観の設定を考えた。この秘密基地にはモンスターの研究データがたくさんある。なので、それを利用することにした。
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とある街がモンスターに襲われ、大人たちのほとんどが死んでしまう。地下施設に逃げ込んだ子どもたちだけが生き残ってしまった。子どもたちはモンスターから街を取り戻すべく、武器を探す。その途中で、とある科学施設へに入る。
そこにはモンスターへ対抗するための薬品サンプルがあり、それを人体へ注入するとモンスターに打ち勝つ力を手に入れる――と記されていた。
だが、それはデータ通りにいけばの話であり、安全の保障は全くないものだった。
何人かの子どもたちが注入したが、子供たちはモンスターにそっくりな化け物へと変態してしまう。
なんと、その薬品サンプルにはモンスターのDNAと、人間のDNAと融合させるための破壊と修復のウイルスが含まれていた。
変態した子どもたちは正気と保てず、その場で暴れ出し、外へ飛び出してしまった。
崩壊した施設の中で、唯一生き残っている女の子がいた。空腹により気絶から目を覚ました少女は幽霊のように徘徊する。
そのとき、崩れた壁の向こう側から怪しい光が見えた。それを辿った先には部屋があった。
ヨーロッパ風のその部屋に、とある装置が台に鎮座されていた。その装置は人間の姿を維持したままモンスターの力を得られる装置だった。
少女がその装置『変身ブレード』を手に取ってから二年後、とある研究者が街へと降り立った――。
3/3
よし、物語の出だしとしてはこんなものだろう。
あとは、役者なのだが――その問題も解決済みである。
なぜなら、この世界においてクローン技術は合法であり、既に40万人超のクローン人間が存在しているからだ。
どうやら主人である科学者たちが死んでからも、ロボットたちは世論や政治について調査しており、それによれば、世界は人類絶滅から回避するためにクローン人間を創らざるを得なかったらしい。
いや、創らなくても人類は絶滅しないだろうと思ったが、彼らは出来るだけ早くの文明回復を欲していたのだ。
つまり、私が創っても最初の戦犯にはならないのだ。
無論、免許や国からの許可が必要とのことだが、悪の秘密組織の末裔である私がわざわざ従う義理などない。世界を再び絶望に陥れる研究をしていないだけ感謝してくれ。
とはいえ、マンパワーはロボットで十分だ。軍隊なみにクローン人間は創らない。この私にコントロールが出来ると思えないし、それこそ反逆されては元も子もない。
取り合えず、一体創ってみる。まず、そこからである。
私は戦隊ものなどが好きだが、スパイ映画に出て来る銃撃戦なども好きだ。あと、ヒーローが変身する際に『変身』と口にするところが好きである。
そんな好きな者を詰め込んだ特撮を取りたいと思った。せっかくの科学力であり、第二の人生だ。一回目の人生で出来なかったことを今回やらずにしていつ行うというのか。
私の中の不燃焼を無くすため、凝りに凝ることにした。
舞台はビル群にしよう。ロボットに製造をお願いしたところ、来月には建築出来るみたいだ。ここから30㎞離れたところで建築することにする。
後の世で観光地になるかもしれない。それは嬉しいが、家の近くで人がぞろぞろ集まるのは正直、嫌だ。家の周辺は静かな方が私の好きなのだ。
ビル群の建築を並行で世界観の設定を考えた。この秘密基地にはモンスターの研究データがたくさんある。なので、それを利用することにした。
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とある街がモンスターに襲われ、大人たちのほとんどが死んでしまう。地下施設に逃げ込んだ子どもたちだけが生き残ってしまった。子どもたちはモンスターから街を取り戻すべく、武器を探す。その途中で、とある科学施設へに入る。
そこにはモンスターへ対抗するための薬品サンプルがあり、それを人体へ注入するとモンスターに打ち勝つ力を手に入れる――と記されていた。
だが、それはデータ通りにいけばの話であり、安全の保障は全くないものだった。
何人かの子どもたちが注入したが、子供たちはモンスターにそっくりな化け物へと変態してしまう。
なんと、その薬品サンプルにはモンスターのDNAと、人間のDNAと融合させるための破壊と修復のウイルスが含まれていた。
変態した子どもたちは正気と保てず、その場で暴れ出し、外へ飛び出してしまった。
崩壊した施設の中で、唯一生き残っている女の子がいた。空腹により気絶から目を覚ました少女は幽霊のように徘徊する。
そのとき、崩れた壁の向こう側から怪しい光が見えた。それを辿った先には部屋があった。
ヨーロッパ風のその部屋に、とある装置が台に鎮座されていた。その装置は人間の姿を維持したままモンスターの力を得られる装置だった。
少女がその装置『変身ブレード』を手に取ってから二年後、とある研究者が街へと降り立った――。
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よし、物語の出だしとしてはこんなものだろう。
あとは、役者なのだが――その問題も解決済みである。
なぜなら、この世界においてクローン技術は合法であり、既に40万人超のクローン人間が存在しているからだ。
どうやら主人である科学者たちが死んでからも、ロボットたちは世論や政治について調査しており、それによれば、世界は人類絶滅から回避するためにクローン人間を創らざるを得なかったらしい。
いや、創らなくても人類は絶滅しないだろうと思ったが、彼らは出来るだけ早くの文明回復を欲していたのだ。
つまり、私が創っても最初の戦犯にはならないのだ。
無論、免許や国からの許可が必要とのことだが、悪の秘密組織の末裔である私がわざわざ従う義理などない。世界を再び絶望に陥れる研究をしていないだけ感謝してくれ。
とはいえ、マンパワーはロボットで十分だ。軍隊なみにクローン人間は創らない。この私にコントロールが出来ると思えないし、それこそ反逆されては元も子もない。
取り合えず、一体創ってみる。まず、そこからである。
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