102 / 120
第八章 国家エスカルド
協力関係
しおりを挟む
カーナが攫われたメイヴィスが目を離した隙のことだったらしい、その後カーナを捜し回ったが見つからずジョンに泣きついてきたのだ。
すまないすまない私の所為だ。と唇を噛み締め泣いているメイヴィス、セルフィもショックを受けている様で両手で顔を隠しながら涙を流している
「どうしてこんな事に!? おかしいわよ……こんな連続で誘拐が起こるなんて……」
「その通りですね、マリアお嬢様、此処まで重なればこれは”偶然”誘拐事件が重なったとは考え辛い、誰かが計画的に人を攫っている……それもクローンに関係する人々を」
この場で唯一精神を乱して居ないのはジョンのみ
「ねぇ、ジョン、さっきから言っているそのクローンとは何なの? 教えなさい」
「教えると長くなるので嫌です。どうしても聞きたければローラから聞いて下さい」
「ローラ……」
「ごめんなさい、お嬢様……今その事を話す気分になれないのです……」
ローラはクローンの話をジョンからされてから酷く心に傷を負ってしまったようで今は話す気にも何か行動する気にもならないようだ。
「私は隊長なんだからちょっとやそこらでへこんでいられないとか言ってた奴は何処のどいつだ? しっかりしろ」
「ジョン止めなさい!」
マリアがジョンの発言を咎める
「いえ、お嬢様、ジョンの言う通りです。ジョン御免ね」
「ローラ無理しないで……ナサルは大丈夫よ、絶対に」
マリアは必死に泣きたいのを我慢してローラを励ます。それを察してしまったローラは自分を情けなく思う
(本来なら私がこの子を勇気付けなきゃいけない筈なのに……逆に言われちゃったな……ごめんね……)
マリアの頭を撫でてマリアを抱き上げる
「ごめんなさい、お嬢様……」
「良いのよ、お互い様よ」
マリアもローラを撫で返す。それを見ていたジョンはうんざりした様な顔で
「いい雰囲気の所悪いな、実は今はそんな事をしている場合じゃないんだ。傷の舐め合いは後で頼むぜ」
ジョンは何時もこの調子なので二人共別に腹を立てる事も無かった。
「メイヴィス、拐われたのはカーナだけか?」
「あぁ…‥」
「カーナは三賢者、ローラ・ウルシテッドの末裔……一応クローンの関係者という事になるのか?」
「おい、アスミ隊長が呼んでるぜ? ジョン」
レイがテントから姿を表した。そんなレイの首に腕を掛けてローラ達に声が聞こえない所まで行く
「丁度良い所に来たな、レイ、カーナ・ウルシテッドは誘拐対象だったのか?」
「違うね、あの子が持っていた聖剣は対象だったが彼女自身は違った。ブリーフィングでもカーナの名前は出なかったな、名前が出たのはニカエル、ネールネーナ一家だけだ残りは知らねぇ」
(ローラは誘拐対象じゃなかったのか? いや否定するのは早い、ローラはジェイク元に行かせるべきだろう、いや待てよ……? そもそもジェイクは信用出来るのか……? 奴が態々此処からワルクルス邸まで行ったのはローラ、ナサルを此処に来るように誘導するため? 嫌ないな、ナサルは兎も角、ローラが此処に来ることになったのは完全に偶然、ローラを王都に連れて行こうとする素振りも見られなかった……こんなモノだけでは完全に白とは言えないが……仕方がない)
そうジョンが思考を終えた時丁度その時、騒ぎを聞きつけ多くの騎士と共にジェイクが現れた。
ジェイクはジョンを見ると物凄く不機嫌な顔をして
「げぇ……団長じゃねぇか……」
「てめぇ等……此処でなにしてやがるんだ?」
「ボンクラ君は一から十まで全部説明しないと分からないのか? 仕方がない教えてやるよ俺は一客として純粋に此処のサーカスを楽しんでいた所お前のお仲間に邪魔されて今に至る、分かったかな? それとももう少し噛み砕いて言ったほうが良いか?」
「その必要はねぇ」
「それは良かったよ、で? お前は此処で何が起こったか知ってるのか? それともまた教えて欲しい?」
ジェイクはこの時、ナサルが拐われた事はローラの報告で知っていたがカーナとニカエルの事は知らなかった。サーカステント内でチャンバラ騒ぎをしている奴らが居ると聞いていただけだがジョンに詳細を聞くのは非常に癪なのでレイに聞く
「なんだよ、幾ら悔しいからと言ってそりゃ無いぜ、クククッ」
「サーカスの団員が誘拐されただと……?」
「それと此処に来ていたローラ・ウルシテッドの末裔も誘拐されている、全員三賢者或いはクローン繋がり奴らだ。偶然だと思うか? もしこれが偶然じゃなかったとすればローラも危ない、もしその他にもクローンや三賢者に関係する奴らが居ればそいつ等も保護しろ、だが五番隊の奴らには任せるなよ? 今回の犯人はどうやら五番隊の奴ららしいからな」
ジェイクはその時ジョンの口から五番隊の名前が出たことに驚いたと同時に自分の力量不足を呪った。
行動が遅かった。俺がもっとしっかりしていれば防げる事態だった……と
「おい、ジョンその五番隊の話本当なのか……?」
「本当さ、その話は元五番隊のレイから聞いてくれよ、俺は詳しくない」
「俺に丸投げかよ……」
「俺も実は五番隊の隊長がどうも怪しい動きをしている事は知っていてその真偽の為に奴を捜していたんだが見つからず行方不明でな、俺達も必死に探してるんだ。レイお前は知っているか?」
「いえ、全く」
「そうか……そういえばお前は裏切っていないのか?」
「まぁさっきまでキール隊長の指揮下だったんですけど色々あってさっき裏切りました」
「色々って何だよ……」
「話せば少し長くなります」
「お前が関わってるのか?」
ジョンを見るジェイク
「バリバリ関わってる、バリバリな」
「はぁ……そうか、まぁいい、ローラは俺達が保護する、ジョンお前には迷惑を掛けたな後で何かしらの賠償はするもう帰って貰って構わない、レイお前には話がある、此処で待機しろ」
頷くレイ、しかしジョンは頷かなかった。
「どうした? ジョン?」
ジョンの眼には敵意が有った。それを察知するジェイク
「この誘拐事件にお前は関わっていないという確証も無いなと思ってな、実は五番隊を操っていたのは隊長に見せかけてお前だった……なんて可能性も有り得る」
此処ではあえて今思いついたかの様な言い回しをするジョン
「俺を疑ってるのか?」
「疑われて当然の立場だろ? 五番隊の奴等を動かすのに一番苦労しないのはお前なんだからな」
「……俺は違う」
「じゃあ信用させてくれよ、これでローラまで奪われたら、笑えねぇからな」
「調査は俺達の仕事だ。お前は関係無いだろ?」
「この国のルールなんぞ知るか、俺は俺の判断に従う、もし国のルールを優先して俺のルールを疎かにするのならば、この場でお前らを殺すその後無関係の民間人も襲う」
ジェイクの顔が険しくなる
「は!? 俺もかよ!!」
レイは驚く
「連帯責任さ、クククッ」
「此処まで法治国家に向いていない奴も始めてみたぜ……全く」
ジョンのやり方はとても正しいとは言えない方法だがローラを心配して自分を疑った事やマリアに対する接し方を見て志す道は一緒だと感じたジェイクはジョンの事を一部分的にだが認めていた。それに自分たちが長い時間を掛けて分かったことをジョンは此処へ来て数日で見破った。彼の能力は間違いなく必要だと感じたジェイク
だからジェイクはジョンの言った事に従う
剣をジョンに差し出す。一体ジェイクが何を考えているのか分からなかったジョンは疑問を顔に浮かべる
「今から俺は弁明をする、それを聞いて犯人だと思ったのなら俺をその剣で斬ってくれ」
「……まぁいいぜ、だが此処は止めようマリアお嬢様達も見てるしな」
「お前は時々常識的な部分を見せるな……さっき俺達を殺して云々言ってた奴の台詞だとは思えんぜ……」
「クククッそうか? そこがチャーミングだろ?」
「何処がだよ……」
ジョンはジェイクに剣を突き返す。
「弁明は要らない、実を言うと俺はお前の捜査許可が欲しかっただけだ。許可が有れば捜査がしやすくなる」
「捜査の許可をしたつもりは無いが……」
「捜査させるつもりが無いのなら俺に対して弁明なんてしない、違うか?」
「たくっ分かったよ、好きにしろ」
「クククッそりゃどうも、サンキュー、ローラの事は任せたぜ」
と言ってジョンはジェイクの元を立ち去る
すまないすまない私の所為だ。と唇を噛み締め泣いているメイヴィス、セルフィもショックを受けている様で両手で顔を隠しながら涙を流している
「どうしてこんな事に!? おかしいわよ……こんな連続で誘拐が起こるなんて……」
「その通りですね、マリアお嬢様、此処まで重なればこれは”偶然”誘拐事件が重なったとは考え辛い、誰かが計画的に人を攫っている……それもクローンに関係する人々を」
この場で唯一精神を乱して居ないのはジョンのみ
「ねぇ、ジョン、さっきから言っているそのクローンとは何なの? 教えなさい」
「教えると長くなるので嫌です。どうしても聞きたければローラから聞いて下さい」
「ローラ……」
「ごめんなさい、お嬢様……今その事を話す気分になれないのです……」
ローラはクローンの話をジョンからされてから酷く心に傷を負ってしまったようで今は話す気にも何か行動する気にもならないようだ。
「私は隊長なんだからちょっとやそこらでへこんでいられないとか言ってた奴は何処のどいつだ? しっかりしろ」
「ジョン止めなさい!」
マリアがジョンの発言を咎める
「いえ、お嬢様、ジョンの言う通りです。ジョン御免ね」
「ローラ無理しないで……ナサルは大丈夫よ、絶対に」
マリアは必死に泣きたいのを我慢してローラを励ます。それを察してしまったローラは自分を情けなく思う
(本来なら私がこの子を勇気付けなきゃいけない筈なのに……逆に言われちゃったな……ごめんね……)
マリアの頭を撫でてマリアを抱き上げる
「ごめんなさい、お嬢様……」
「良いのよ、お互い様よ」
マリアもローラを撫で返す。それを見ていたジョンはうんざりした様な顔で
「いい雰囲気の所悪いな、実は今はそんな事をしている場合じゃないんだ。傷の舐め合いは後で頼むぜ」
ジョンは何時もこの調子なので二人共別に腹を立てる事も無かった。
「メイヴィス、拐われたのはカーナだけか?」
「あぁ…‥」
「カーナは三賢者、ローラ・ウルシテッドの末裔……一応クローンの関係者という事になるのか?」
「おい、アスミ隊長が呼んでるぜ? ジョン」
レイがテントから姿を表した。そんなレイの首に腕を掛けてローラ達に声が聞こえない所まで行く
「丁度良い所に来たな、レイ、カーナ・ウルシテッドは誘拐対象だったのか?」
「違うね、あの子が持っていた聖剣は対象だったが彼女自身は違った。ブリーフィングでもカーナの名前は出なかったな、名前が出たのはニカエル、ネールネーナ一家だけだ残りは知らねぇ」
(ローラは誘拐対象じゃなかったのか? いや否定するのは早い、ローラはジェイク元に行かせるべきだろう、いや待てよ……? そもそもジェイクは信用出来るのか……? 奴が態々此処からワルクルス邸まで行ったのはローラ、ナサルを此処に来るように誘導するため? 嫌ないな、ナサルは兎も角、ローラが此処に来ることになったのは完全に偶然、ローラを王都に連れて行こうとする素振りも見られなかった……こんなモノだけでは完全に白とは言えないが……仕方がない)
そうジョンが思考を終えた時丁度その時、騒ぎを聞きつけ多くの騎士と共にジェイクが現れた。
ジェイクはジョンを見ると物凄く不機嫌な顔をして
「げぇ……団長じゃねぇか……」
「てめぇ等……此処でなにしてやがるんだ?」
「ボンクラ君は一から十まで全部説明しないと分からないのか? 仕方がない教えてやるよ俺は一客として純粋に此処のサーカスを楽しんでいた所お前のお仲間に邪魔されて今に至る、分かったかな? それとももう少し噛み砕いて言ったほうが良いか?」
「その必要はねぇ」
「それは良かったよ、で? お前は此処で何が起こったか知ってるのか? それともまた教えて欲しい?」
ジェイクはこの時、ナサルが拐われた事はローラの報告で知っていたがカーナとニカエルの事は知らなかった。サーカステント内でチャンバラ騒ぎをしている奴らが居ると聞いていただけだがジョンに詳細を聞くのは非常に癪なのでレイに聞く
「なんだよ、幾ら悔しいからと言ってそりゃ無いぜ、クククッ」
「サーカスの団員が誘拐されただと……?」
「それと此処に来ていたローラ・ウルシテッドの末裔も誘拐されている、全員三賢者或いはクローン繋がり奴らだ。偶然だと思うか? もしこれが偶然じゃなかったとすればローラも危ない、もしその他にもクローンや三賢者に関係する奴らが居ればそいつ等も保護しろ、だが五番隊の奴らには任せるなよ? 今回の犯人はどうやら五番隊の奴ららしいからな」
ジェイクはその時ジョンの口から五番隊の名前が出たことに驚いたと同時に自分の力量不足を呪った。
行動が遅かった。俺がもっとしっかりしていれば防げる事態だった……と
「おい、ジョンその五番隊の話本当なのか……?」
「本当さ、その話は元五番隊のレイから聞いてくれよ、俺は詳しくない」
「俺に丸投げかよ……」
「俺も実は五番隊の隊長がどうも怪しい動きをしている事は知っていてその真偽の為に奴を捜していたんだが見つからず行方不明でな、俺達も必死に探してるんだ。レイお前は知っているか?」
「いえ、全く」
「そうか……そういえばお前は裏切っていないのか?」
「まぁさっきまでキール隊長の指揮下だったんですけど色々あってさっき裏切りました」
「色々って何だよ……」
「話せば少し長くなります」
「お前が関わってるのか?」
ジョンを見るジェイク
「バリバリ関わってる、バリバリな」
「はぁ……そうか、まぁいい、ローラは俺達が保護する、ジョンお前には迷惑を掛けたな後で何かしらの賠償はするもう帰って貰って構わない、レイお前には話がある、此処で待機しろ」
頷くレイ、しかしジョンは頷かなかった。
「どうした? ジョン?」
ジョンの眼には敵意が有った。それを察知するジェイク
「この誘拐事件にお前は関わっていないという確証も無いなと思ってな、実は五番隊を操っていたのは隊長に見せかけてお前だった……なんて可能性も有り得る」
此処ではあえて今思いついたかの様な言い回しをするジョン
「俺を疑ってるのか?」
「疑われて当然の立場だろ? 五番隊の奴等を動かすのに一番苦労しないのはお前なんだからな」
「……俺は違う」
「じゃあ信用させてくれよ、これでローラまで奪われたら、笑えねぇからな」
「調査は俺達の仕事だ。お前は関係無いだろ?」
「この国のルールなんぞ知るか、俺は俺の判断に従う、もし国のルールを優先して俺のルールを疎かにするのならば、この場でお前らを殺すその後無関係の民間人も襲う」
ジェイクの顔が険しくなる
「は!? 俺もかよ!!」
レイは驚く
「連帯責任さ、クククッ」
「此処まで法治国家に向いていない奴も始めてみたぜ……全く」
ジョンのやり方はとても正しいとは言えない方法だがローラを心配して自分を疑った事やマリアに対する接し方を見て志す道は一緒だと感じたジェイクはジョンの事を一部分的にだが認めていた。それに自分たちが長い時間を掛けて分かったことをジョンは此処へ来て数日で見破った。彼の能力は間違いなく必要だと感じたジェイク
だからジェイクはジョンの言った事に従う
剣をジョンに差し出す。一体ジェイクが何を考えているのか分からなかったジョンは疑問を顔に浮かべる
「今から俺は弁明をする、それを聞いて犯人だと思ったのなら俺をその剣で斬ってくれ」
「……まぁいいぜ、だが此処は止めようマリアお嬢様達も見てるしな」
「お前は時々常識的な部分を見せるな……さっき俺達を殺して云々言ってた奴の台詞だとは思えんぜ……」
「クククッそうか? そこがチャーミングだろ?」
「何処がだよ……」
ジョンはジェイクに剣を突き返す。
「弁明は要らない、実を言うと俺はお前の捜査許可が欲しかっただけだ。許可が有れば捜査がしやすくなる」
「捜査の許可をしたつもりは無いが……」
「捜査させるつもりが無いのなら俺に対して弁明なんてしない、違うか?」
「たくっ分かったよ、好きにしろ」
「クククッそりゃどうも、サンキュー、ローラの事は任せたぜ」
と言ってジョンはジェイクの元を立ち去る
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる