魔法使いになりました。

usu

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そろそろ・・・

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「媒介?」
媒介って何度か、聞いた気がするけどよく分からなかったんだよね。

「ですニャア、言ってしまえば代償、魔法を使う為の犠牲、道具、ですニャア」

何となく分かった、魔法もただでは使えないって事だよね?そんな上手い話はない事か。
私が思わず首を傾げたり唸っていると猫さんが苦笑しっつも「下で説明した際に一気に話しましたからニャア」と。

そう言われると確かに聞いた気がしてきたよ!
そんな事を思っていたら、ポツリと俯きながら猫さんが呟いた。

「魔法は自分一人だけの力で行使するのはとても困難ですニャア、一人だけで使っている様に見えても、周りに代償を強いている場合もありますのニャア」
「魔法は使い様によってはとても素敵な事に使えますニャ、なので是非この屋敷を維持していく為にも、覚えて欲しいですニャア」
「加減や周りを気にせず使う様に成られては困りますしニャア・・・・・」

・・・・・・何かあったのかな、実感籠ってる。
んー、聞くべきなのかな、そっとしておくべきなのかな。
こう云う時って困るよね。
中のいい友達、同僚なら、どうしたのーって聞けるけど、猫さんの事良く知らないし相槌だけうっておくとか、
頷く程度で済ますべきかーとかね。

「ご主人様が良い魔法使いになれる様、僕は誠心誠意お仕えする所存ですニャア」

・・・・・・え?
魔法を使ってみたい、確かにそう言ったけど、仕えるっていうのはどう云うことだろう、そう言えばそもそも何だけどご主人様っていうのもおかしいよね、なんだかずっと此処に残っているかの様に聞こえるし。

「あの、猫さん仕えるってどう云う・・・・・・? 後そろそろいい時間ですし、お暇しようかと思っていたのですが」

「え?」
「え?」
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