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第4章 とある世界編
第104話 海洋族の治療1
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ナミディアさんには板の間の床に寝てもらったが、やはり苦しそうだ。カリンにも手伝ってもらい、楽になるように軽鎧を外していく。
「この首に巻いた布も外すがいいか?」
力なく頷いたナミディアさんの首に巻いている灰色の布を外す。これは海洋族のエラを守る特殊な布だと聞いているが、外せば少しは呼吸が楽になるだろうか。
カリンと一緒に光魔法で治療していくが、どこが悪いか分からず全身に光を当てる。これで少しでも回復してくれればいいのだが。
呼吸をするたびにエラが少し開くが、今は肺呼吸をしているはずだ。さっきの攻撃で肺を押されて、エラからも呼吸しようとしているのか。
海を離れてかなりの日数地上の旅をしている。もしかするとエラになにか障害が出ているのかもしれないな。
「容体はどうですか?」
女性のエルフが来てくれた。タティナが呼んでくれた医師か薬師だろう。
「海洋族を診たことはあるか」
「いいえ、我々はこの里から外に出ないので」
「洗い場はあるか? そこに運びたい」
洗い場で、ナミディアさんに横になってもらい、エルフの人には綺麗な水を用意してもらう。
「ナミディアさん、水でエラの洗浄をしたい。この水を飲んでエラから外に出してくれ」
何度かエラから水を出してもらうと、少しは楽になったようだ。エラを見せてもらうと少し黒ずんでいる。炎症を起こしているのかもしれないな。
ナミディアさんはいつも海水を持ち歩き、布に染み込ませて首に巻いている。
「塩水の方が殺菌作用は高いな。少しここで待っていてくれ」
さっきの部屋に戻り、鞄から料理に使う塩を持って洗い場に行く。もう一度手桶にきれいな水を汲んでもらい塩を入れる。海水の塩分濃度は約3%だ。目分量にはなるが塩を入れて海水と同じ濃度の塩水を作る。
「ナミディアさん。今度はこの塩水を飲んでエラから外に出してくれ」
多分これで殺菌はできるだろう。
「カリン。ナミディアさんの体を綺麗に洗ってやってくれるか」
服も濡れてしまった。カリンと女性のエルフとで体を綺麗にしてもらう。お湯で体を拭いてもらい、首に巻いていた布も綺麗に洗う。こちらは塩水に浸けてから首に巻く。布の裏側は吸水材になっているのか、保水力があるようだ。
女性エルフの指示でベッドがある部屋にナミディアさんを連れていく。濡れた服を着替えてドライヤーで髪の毛も乾かし、寒くないようにしてベッドで寝てもらった。
「ナミディアさん、この薬を飲んでくれるか」
俺は手持ちの白いカプセルの薬を渡す。これは女神様にもらった薬で多分抗生物質だ。細菌による炎症なら効くはずだ。
「長旅が続いて疲れたのだろう。少し休んだ方がいい」
「ユヅキ殿。不甲斐ない私で……すみません」
「いや、環境の違う旅で気遣ってやれなかった俺が悪い。ここでゆっくりと休んでくれ」
「私が残るわ」
カリンがナミディアさんに付いてくれるようだ。
何かあったら、すぐ呼んでくれと、言い残して俺は部屋を出る。待合室の部屋に戻ると、そこにはタティナが待っていた。
「ナミディアの様子はどうだ」
「はっきりとした原因は分からんが、一応治療をしてベッドを借り寝かせてもらっている。少し長旅で疲れが出たのかもしれない」
そうかと少し安心したように言って、タティナは俺の向かいの椅子に座った。
「ここの族長に書状を渡した。だが今のところは何もしないそうだ」
「何もしない? この里が襲われたらどうするつもりだ」
「撃退はするが、争い事になるようなら、一族を連れて別の場所に移り住むと言っている」
「あくまで争わず中立を保つと言うことか」
「ナミディアの治療はしてくれるそうだが、あたい達にも早くこの里から出て行ってくれと言っている」
俺たちが争いの種になると思っているのだろう。戦わず、中立でいると言うのも一つの考え方だ。どちらを選ぶかは、この里の長が決めればいい。
「だが、ナミディアさんが完全に回復するまでは、この里に居させてもらおう」
俺達を無理に追い出すという訳でもないらしい。それなら、ナミディアさんが元気になるまで厄介になろう。
洗い場をかりて俺達も水浴びをし汗を流す。ナミディアさんは眠ったようだ。俺達はかまどを借りて食事をする。
「なんだかこの里は辛気臭いわね。私達に会っても目を逸らしてコソコソしているし」
「俺達は里の者からすると厄介者だからな。仕方ないさ」
「わざわざここまで来て、危険を知らせてあげたのに薄情なものよね」
「まあ、タティナがいるお陰で追い出されることもない。歓迎はされていないが、しばらくはここに留まろう」
エルフの家は大きな木の枝を土台にした木造の家だ。小さな枝や葉っぱを外壁に取り付けて偽装しているようだが、しっかりとした造りになっていて地上の家と大差ない。だから元は同じ種族のダークエルフの里も木造の家だったのか。
水などは木の幹を伝った井戸のようなものから汲んでいるようで、地上に降りなくても生活していけるようだな。
「ここがお前達の部屋だ。族長のはからいだ、ありがたく思え」
別棟にあるベッドが4つある小さな部屋に案内された。
「何なのよ、あいつ。偉そうに」
「まあ、ベッドがあるだけましだ。今日はここでゆっくり休もう」
翌朝、ナミディアさんの容体を見に行く。昨日の晩は少し熱が出たようだが、この部屋は医務室のようで、医師のエルフが診ていてくれたみたいだ。
「今朝は熱も下がり食事も摂れたようです」
「それは良かった。ありがとう」
エルフにお礼を言って、奥のベッドで横になっているナミディアさんの様子を見る。
「どうだ、息は苦しくないか」
「昨日よりは、少し良くなりました」
「あまり無理せず、ここで休んでいてくれ。夕方またエラの消毒をしよう」
「ユヅキ殿。私が持ってきた海水が少なく、できれば海水が欲しいのですが……」
ナミディアさんが持っていた水筒の中の海水を昨日確認したが、やはり汚れているようでそのまま使う訳にはいかない。
「この辺りは海岸線に近い、海があれば行けるかどうか聞いてみるよ。ナミディアさんは心配せずゆっくりしていてくれ」
今のところ、水と塩でエラの洗浄はできそうだが、本当の海水の方がいいならそれを汲んできた方がいいな。
ナミディアさんにはゆっくり休むように言って部屋を出た。
「この首に巻いた布も外すがいいか?」
力なく頷いたナミディアさんの首に巻いている灰色の布を外す。これは海洋族のエラを守る特殊な布だと聞いているが、外せば少しは呼吸が楽になるだろうか。
カリンと一緒に光魔法で治療していくが、どこが悪いか分からず全身に光を当てる。これで少しでも回復してくれればいいのだが。
呼吸をするたびにエラが少し開くが、今は肺呼吸をしているはずだ。さっきの攻撃で肺を押されて、エラからも呼吸しようとしているのか。
海を離れてかなりの日数地上の旅をしている。もしかするとエラになにか障害が出ているのかもしれないな。
「容体はどうですか?」
女性のエルフが来てくれた。タティナが呼んでくれた医師か薬師だろう。
「海洋族を診たことはあるか」
「いいえ、我々はこの里から外に出ないので」
「洗い場はあるか? そこに運びたい」
洗い場で、ナミディアさんに横になってもらい、エルフの人には綺麗な水を用意してもらう。
「ナミディアさん、水でエラの洗浄をしたい。この水を飲んでエラから外に出してくれ」
何度かエラから水を出してもらうと、少しは楽になったようだ。エラを見せてもらうと少し黒ずんでいる。炎症を起こしているのかもしれないな。
ナミディアさんはいつも海水を持ち歩き、布に染み込ませて首に巻いている。
「塩水の方が殺菌作用は高いな。少しここで待っていてくれ」
さっきの部屋に戻り、鞄から料理に使う塩を持って洗い場に行く。もう一度手桶にきれいな水を汲んでもらい塩を入れる。海水の塩分濃度は約3%だ。目分量にはなるが塩を入れて海水と同じ濃度の塩水を作る。
「ナミディアさん。今度はこの塩水を飲んでエラから外に出してくれ」
多分これで殺菌はできるだろう。
「カリン。ナミディアさんの体を綺麗に洗ってやってくれるか」
服も濡れてしまった。カリンと女性のエルフとで体を綺麗にしてもらう。お湯で体を拭いてもらい、首に巻いていた布も綺麗に洗う。こちらは塩水に浸けてから首に巻く。布の裏側は吸水材になっているのか、保水力があるようだ。
女性エルフの指示でベッドがある部屋にナミディアさんを連れていく。濡れた服を着替えてドライヤーで髪の毛も乾かし、寒くないようにしてベッドで寝てもらった。
「ナミディアさん、この薬を飲んでくれるか」
俺は手持ちの白いカプセルの薬を渡す。これは女神様にもらった薬で多分抗生物質だ。細菌による炎症なら効くはずだ。
「長旅が続いて疲れたのだろう。少し休んだ方がいい」
「ユヅキ殿。不甲斐ない私で……すみません」
「いや、環境の違う旅で気遣ってやれなかった俺が悪い。ここでゆっくりと休んでくれ」
「私が残るわ」
カリンがナミディアさんに付いてくれるようだ。
何かあったら、すぐ呼んでくれと、言い残して俺は部屋を出る。待合室の部屋に戻ると、そこにはタティナが待っていた。
「ナミディアの様子はどうだ」
「はっきりとした原因は分からんが、一応治療をしてベッドを借り寝かせてもらっている。少し長旅で疲れが出たのかもしれない」
そうかと少し安心したように言って、タティナは俺の向かいの椅子に座った。
「ここの族長に書状を渡した。だが今のところは何もしないそうだ」
「何もしない? この里が襲われたらどうするつもりだ」
「撃退はするが、争い事になるようなら、一族を連れて別の場所に移り住むと言っている」
「あくまで争わず中立を保つと言うことか」
「ナミディアの治療はしてくれるそうだが、あたい達にも早くこの里から出て行ってくれと言っている」
俺たちが争いの種になると思っているのだろう。戦わず、中立でいると言うのも一つの考え方だ。どちらを選ぶかは、この里の長が決めればいい。
「だが、ナミディアさんが完全に回復するまでは、この里に居させてもらおう」
俺達を無理に追い出すという訳でもないらしい。それなら、ナミディアさんが元気になるまで厄介になろう。
洗い場をかりて俺達も水浴びをし汗を流す。ナミディアさんは眠ったようだ。俺達はかまどを借りて食事をする。
「なんだかこの里は辛気臭いわね。私達に会っても目を逸らしてコソコソしているし」
「俺達は里の者からすると厄介者だからな。仕方ないさ」
「わざわざここまで来て、危険を知らせてあげたのに薄情なものよね」
「まあ、タティナがいるお陰で追い出されることもない。歓迎はされていないが、しばらくはここに留まろう」
エルフの家は大きな木の枝を土台にした木造の家だ。小さな枝や葉っぱを外壁に取り付けて偽装しているようだが、しっかりとした造りになっていて地上の家と大差ない。だから元は同じ種族のダークエルフの里も木造の家だったのか。
水などは木の幹を伝った井戸のようなものから汲んでいるようで、地上に降りなくても生活していけるようだな。
「ここがお前達の部屋だ。族長のはからいだ、ありがたく思え」
別棟にあるベッドが4つある小さな部屋に案内された。
「何なのよ、あいつ。偉そうに」
「まあ、ベッドがあるだけましだ。今日はここでゆっくり休もう」
翌朝、ナミディアさんの容体を見に行く。昨日の晩は少し熱が出たようだが、この部屋は医務室のようで、医師のエルフが診ていてくれたみたいだ。
「今朝は熱も下がり食事も摂れたようです」
「それは良かった。ありがとう」
エルフにお礼を言って、奥のベッドで横になっているナミディアさんの様子を見る。
「どうだ、息は苦しくないか」
「昨日よりは、少し良くなりました」
「あまり無理せず、ここで休んでいてくれ。夕方またエラの消毒をしよう」
「ユヅキ殿。私が持ってきた海水が少なく、できれば海水が欲しいのですが……」
ナミディアさんが持っていた水筒の中の海水を昨日確認したが、やはり汚れているようでそのまま使う訳にはいかない。
「この辺りは海岸線に近い、海があれば行けるかどうか聞いてみるよ。ナミディアさんは心配せずゆっくりしていてくれ」
今のところ、水と塩でエラの洗浄はできそうだが、本当の海水の方がいいならそれを汲んできた方がいいな。
ナミディアさんにはゆっくり休むように言って部屋を出た。
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