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第6章 帝国編 ~最終章~
第176話 新皇帝
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「ブリシアン将軍、先ほどの光の球は何なのでしょう。私には2つ目の太陽が現れたように見えましたが」
我らが攻め込んでいる山の向こう側、ものすごい輝きを見た。確かに空に太陽が2つあったのを俺も見た。
「まともにあの光を見た兵の目がつぶれて、身動きができないようです。この山頂にいる人族の魔法攻撃と思われます」
「大地に太陽を出現させる魔法だと……それは神の領域ではないのか」
遥か昔の神話の時代。空と大地を作り出したという神。人族の魔女がその神の力を持つと言うのか。
人族の守護神であるドラゴン。そして神の力を持つ魔女……そのような者達に、たかが我らリザードマンが対抗しようとしていたのか。神の怒りを買えば我らリザードマン族全てが亡びる。そんな危険な賭けを俺はやらされていたのか。
「負傷者を救助しつつ、帝都まで撤退だ。急げ」
帝都へ撤退しつつ俺が見た山向こうの風景は、信じられないものだった。森と平原だった大地に巨大な大穴が開き、その周辺は樹木もないゴツゴツとした岩だけの大地。周囲の森が焼かれていて、そこに居たはずの兵士の姿はどこにもない。
帝都の城門まで帰って来たが、門を守る兵士の姿はなく、巨人族が通れると言う巨大な扉は固く閉ざされていた。
「開門せよ。我は将軍ブリシアンである」
「将軍でありますか。あの山の上で光っていた球体は何だったのでしょうか」
怯えた声の門番が城門の小窓からこちらを覗いている。
「恐らくは人族の魔女の仕業。負傷兵がいる。すぐに門を開けよ」
その言葉で城門が開き、長らく帰れずにいた帝都へと足を踏み入れる。
だが俺の知る帝都の街並みの一角は焼け焦げ、広範囲に家屋が焼け落ちたままだった。帝都が攻撃を受けたと聞いてはいたが、これほどの被害が出ていたのか。
我が兵だけでなく、臣民にも被害を出した原因は皇帝にある。人族に手を出した挙句、全世界を敵に回しこの帝国は今や滅びの道を進んでいる……。
沸々と湧き上がる、怒りの感情を胸に俺は城に向かった。
◇
◇
「父上、帝都は既に包囲されています。今後どのようにいたしましょう」
「人族の魔女はいるのか? あれを近づけてはならん。あれは化け物だ」
「ですが我らに戦力はなく、兄上も戦死し兵はこの城にいる近衛のみです。父上、もはやこれまでです。降伏いたしましょう」
「いや、ダメじゃ。あの魔女を城に入れてはならんぞ!」
謁見の間の扉が大きな音を立てて開き、大柄の男がひとり部屋に入ってくる。
「ブリシアン将軍ではないか。生きていたのか、ご苦労だったな。今は皇帝陛下と軍議の最中。下がっていろ」
「なにが軍議だ。グレリオス! 貴様の無能のせいで何万の兵が犠牲になったと思っている! 我が軍の兵達を無駄死にさせおって」
ブリシアン将軍は剣を抜き、グレリオス皇帝の前へと歩み寄る。
「貴様、乱心したか! 近衛、こ奴を捕らえよ!」
第2皇子トゥルヌスの言葉に、壁際に居並ぶ近衛兵のうち動いたのは5、6名のみ。兵の心は既に皇帝から離れている。勇敢にも将軍に立ち向かった者は、ことごとく切り伏せられた。
「貴様の失態、命を持って贖え!」
なおも歩み寄る将軍を止める近衛はいない。トゥルヌスは抜刀し抵抗を試みるが、剣の力量はブリシアンが遥かに勝る。胴を両断され床に転がる。
「ブリシアン将軍! 貴様、予に歯向かってタダで済むと思うなよ」
「お前のような無能は、この帝国には要らぬわ! お前の取り巻き連中も全て断罪し処断するのみ。消え去れ!!」
ブリシアンが剣を振るうと、皇帝と呼ばれていた男の首が飛び、血を噴き出した胴体が重い音を立てて床に崩れ落ちた。
◇
◇
「あなたがデテウス大司教と共に、おじい様を毒殺したことは分かっています」
「おじい様? するとあんたがオルティア皇女殿下か」
ここは帝都正教会の大聖堂の一室。鎧に身を包んだオルティア皇女と兵士に囲まれながらも、その男はひょうひょうとしていた。
「デテウス大司教はどこですか」
「あの薬は俺の最高傑作だった。苦しむことなく眠るように死んだはずだ。痕跡も残らない、素晴らしい毒だ。あれはいいものだ、エヘヘ……」
「そんな事は聞いてはおらん。デテウス大司教の居場所を言わねば、この場で切り殺すぞ」
兵士のそんな脅しにも表情を変えず、その男は言葉を返す。
「そうか、とうとうあいつも捕まるのか。今頃は隠し部屋にため込んだ財宝を持って、地下通路から帝都の外へ行こうとしてるんだろうよ」
「その、地下通路はどこにあるのですか」
「礼拝堂の祭壇の裏を調べればすぐに分かるさ。あれは良くできた通路だ、俺も一度使ったが……」
「もう結構です。その男を捕らえて牢へ入れておきなさい。ただし殺してはいけません。まだ使い道があります、生かしておくのです」
「はっ!」
「他の者は、私と一緒にデテウス大司教を追います。ついて来なさい」
帝国では皇女と言えど剣の腕は一流。煌びやかな鎧と宝剣を携えたオルティア皇女は、自ら先帝の仇を取るべくデテウス大司教を追う。
◇
◇
しばらくして、薄暗い皇帝謁見の間の扉を開けたのは、オルティア皇女だった。部屋には近衛もおらずガランとしている。
「お父様。こいつがおじい様を毒殺した者です。討ってまいりました」
だが返事はなく、壇上の椅子に腰掛けていた者が立ち上がる。
「お前の父とはこいつの事か」
投げられたのは、さっきまで皇帝であった者の首だった。その首を見て悲鳴を上げるでもなく、オルティアは見つめる。
「その者は、こいつに操られ手の上で踊らされていた愚か者です」
オルティアは床に転がるかつての皇帝の首近くに、デテウス大司教の首を放り投げる。
「自分の父親を愚か者呼ばわりか」
「父ではなく帝国皇帝です。皇帝は完全無欠でなくてはなりません。ブリシアン将軍、あなたはそれに値すると思っているのですか」
壇上に立つ大柄の男の目を睨みつけるように、皇女は言葉を投げかける。双方とも返り血を浴びた鎧をまとい、腰に携えた剣に手を掛け正面から対峙する。
「俺は、お前の言う完全無欠とは程遠いだろうな。たかが武に勝る将軍だからな」
「そのような者が、皇帝の地位を簒奪しても良いと思っているのですか!」
「ああ、お前の父親よりは俺の方が遥かにましだ! 気にくわぬと言うなら、実力を持って排除するんだな」
黙り込むふたり。しばらくしてオルティアが口を開いた。
「ならば私を妻として迎え入れ、皇帝の後継を名乗りなさい」
「俺の妻になるだと……」
「あなたの完全無欠でない部分を、私が補完してあげましょう。それがこの帝国には一番良い事です」
冗談や命乞いでこのような事を言う皇女ではない。今の帝国にとって最良の手段だと判断したのだろう。
「面白い事を言う女だな。俺には既に妻がいる。お前を妾として迎え入れよう。皇帝の片腕となって働いてもらうぞ」
「ええ、それで結構よ。あなたも帝国皇帝としての仕事をなさい。まずは人族との戦争を終結して、いかに有利に終戦協定を結ぶかだわ」
戦争の結果は明白。帝国に戦う術はもう失われている。
「包囲している軍それぞれに使者を送り、様子を探る必要がある。相手を知る事から始めねばならんか」
「そうね。送る使者の選定は私がやりましょう」
「俺は城内の兵をまとめ上げ、皇帝になったことを帝都の臣民に宣言しよう。荒れている帝都内の治安を俺が回復させる」
混乱の中、新たな皇帝が動き出す。これが戦争終結の第一歩となる。
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「まともにあの光を見た兵の目がつぶれて、身動きができないようです。この山頂にいる人族の魔法攻撃と思われます」
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人族の守護神であるドラゴン。そして神の力を持つ魔女……そのような者達に、たかが我らリザードマンが対抗しようとしていたのか。神の怒りを買えば我らリザードマン族全てが亡びる。そんな危険な賭けを俺はやらされていたのか。
「負傷者を救助しつつ、帝都まで撤退だ。急げ」
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帝都の城門まで帰って来たが、門を守る兵士の姿はなく、巨人族が通れると言う巨大な扉は固く閉ざされていた。
「開門せよ。我は将軍ブリシアンである」
「将軍でありますか。あの山の上で光っていた球体は何だったのでしょうか」
怯えた声の門番が城門の小窓からこちらを覗いている。
「恐らくは人族の魔女の仕業。負傷兵がいる。すぐに門を開けよ」
その言葉で城門が開き、長らく帰れずにいた帝都へと足を踏み入れる。
だが俺の知る帝都の街並みの一角は焼け焦げ、広範囲に家屋が焼け落ちたままだった。帝都が攻撃を受けたと聞いてはいたが、これほどの被害が出ていたのか。
我が兵だけでなく、臣民にも被害を出した原因は皇帝にある。人族に手を出した挙句、全世界を敵に回しこの帝国は今や滅びの道を進んでいる……。
沸々と湧き上がる、怒りの感情を胸に俺は城に向かった。
◇
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「父上、帝都は既に包囲されています。今後どのようにいたしましょう」
「人族の魔女はいるのか? あれを近づけてはならん。あれは化け物だ」
「ですが我らに戦力はなく、兄上も戦死し兵はこの城にいる近衛のみです。父上、もはやこれまでです。降伏いたしましょう」
「いや、ダメじゃ。あの魔女を城に入れてはならんぞ!」
謁見の間の扉が大きな音を立てて開き、大柄の男がひとり部屋に入ってくる。
「ブリシアン将軍ではないか。生きていたのか、ご苦労だったな。今は皇帝陛下と軍議の最中。下がっていろ」
「なにが軍議だ。グレリオス! 貴様の無能のせいで何万の兵が犠牲になったと思っている! 我が軍の兵達を無駄死にさせおって」
ブリシアン将軍は剣を抜き、グレリオス皇帝の前へと歩み寄る。
「貴様、乱心したか! 近衛、こ奴を捕らえよ!」
第2皇子トゥルヌスの言葉に、壁際に居並ぶ近衛兵のうち動いたのは5、6名のみ。兵の心は既に皇帝から離れている。勇敢にも将軍に立ち向かった者は、ことごとく切り伏せられた。
「貴様の失態、命を持って贖え!」
なおも歩み寄る将軍を止める近衛はいない。トゥルヌスは抜刀し抵抗を試みるが、剣の力量はブリシアンが遥かに勝る。胴を両断され床に転がる。
「ブリシアン将軍! 貴様、予に歯向かってタダで済むと思うなよ」
「お前のような無能は、この帝国には要らぬわ! お前の取り巻き連中も全て断罪し処断するのみ。消え去れ!!」
ブリシアンが剣を振るうと、皇帝と呼ばれていた男の首が飛び、血を噴き出した胴体が重い音を立てて床に崩れ落ちた。
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「あなたがデテウス大司教と共に、おじい様を毒殺したことは分かっています」
「おじい様? するとあんたがオルティア皇女殿下か」
ここは帝都正教会の大聖堂の一室。鎧に身を包んだオルティア皇女と兵士に囲まれながらも、その男はひょうひょうとしていた。
「デテウス大司教はどこですか」
「あの薬は俺の最高傑作だった。苦しむことなく眠るように死んだはずだ。痕跡も残らない、素晴らしい毒だ。あれはいいものだ、エヘヘ……」
「そんな事は聞いてはおらん。デテウス大司教の居場所を言わねば、この場で切り殺すぞ」
兵士のそんな脅しにも表情を変えず、その男は言葉を返す。
「そうか、とうとうあいつも捕まるのか。今頃は隠し部屋にため込んだ財宝を持って、地下通路から帝都の外へ行こうとしてるんだろうよ」
「その、地下通路はどこにあるのですか」
「礼拝堂の祭壇の裏を調べればすぐに分かるさ。あれは良くできた通路だ、俺も一度使ったが……」
「もう結構です。その男を捕らえて牢へ入れておきなさい。ただし殺してはいけません。まだ使い道があります、生かしておくのです」
「はっ!」
「他の者は、私と一緒にデテウス大司教を追います。ついて来なさい」
帝国では皇女と言えど剣の腕は一流。煌びやかな鎧と宝剣を携えたオルティア皇女は、自ら先帝の仇を取るべくデテウス大司教を追う。
◇
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しばらくして、薄暗い皇帝謁見の間の扉を開けたのは、オルティア皇女だった。部屋には近衛もおらずガランとしている。
「お父様。こいつがおじい様を毒殺した者です。討ってまいりました」
だが返事はなく、壇上の椅子に腰掛けていた者が立ち上がる。
「お前の父とはこいつの事か」
投げられたのは、さっきまで皇帝であった者の首だった。その首を見て悲鳴を上げるでもなく、オルティアは見つめる。
「その者は、こいつに操られ手の上で踊らされていた愚か者です」
オルティアは床に転がるかつての皇帝の首近くに、デテウス大司教の首を放り投げる。
「自分の父親を愚か者呼ばわりか」
「父ではなく帝国皇帝です。皇帝は完全無欠でなくてはなりません。ブリシアン将軍、あなたはそれに値すると思っているのですか」
壇上に立つ大柄の男の目を睨みつけるように、皇女は言葉を投げかける。双方とも返り血を浴びた鎧をまとい、腰に携えた剣に手を掛け正面から対峙する。
「俺は、お前の言う完全無欠とは程遠いだろうな。たかが武に勝る将軍だからな」
「そのような者が、皇帝の地位を簒奪しても良いと思っているのですか!」
「ああ、お前の父親よりは俺の方が遥かにましだ! 気にくわぬと言うなら、実力を持って排除するんだな」
黙り込むふたり。しばらくしてオルティアが口を開いた。
「ならば私を妻として迎え入れ、皇帝の後継を名乗りなさい」
「俺の妻になるだと……」
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「面白い事を言う女だな。俺には既に妻がいる。お前を妾として迎え入れよう。皇帝の片腕となって働いてもらうぞ」
「ええ、それで結構よ。あなたも帝国皇帝としての仕事をなさい。まずは人族との戦争を終結して、いかに有利に終戦協定を結ぶかだわ」
戦争の結果は明白。帝国に戦う術はもう失われている。
「包囲している軍それぞれに使者を送り、様子を探る必要がある。相手を知る事から始めねばならんか」
「そうね。送る使者の選定は私がやりましょう」
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