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第一章
第6話 新入社員
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新人の早瀬さんに、今後の予定や俺たちのチームでやっている仕事の内容などを説明する。
ここは大手の電設機器製造会社の地方支社。テレビや冷蔵庫と言った一般的な電化製品とは違い、変電所やビル、大型商業施設などの電気設備や鉄道車両などの大型電気製品を造っている。その品質管理の一部を俺たちはやっている。
早瀬さんは東京本社での入社式後に行なわれる新人研修を終えて、この関西支社へと配属された。この工場で三週間の現場研修を終えたばかりで、これからは実際の業務をしながら仕事を覚えていってもらう。
班員は班長の俺と早瀬さんを含めると、女性が三名と男性二名の五人チームで仕事をする事になる。ここでの話も終わり班員の元に行き挨拶をしてもらう。
「今日からここで働かせてもらう、早瀬 鳴海と言います。私は樟経女子短大を出てここに就職しました。先輩の方々よろしくお願いします」
「へぇ~、樟経女子と言えば商学や経理で有名な学校よね」
「はい、経理関係の資格なんかも取らせてもらってます」
まあ、ここにいる連中は簿記や情報処理検定などの資格持ちばかりだ。短大で取れる資格があるからと言ってすぐに役立つものではない。製造している機械や電気の知識も必要になってくる。
まあ研修を終えたばかりでうちの班員となった早瀬さんには、まず関係部署の挨拶回りをしてもらおう。工場にも行くから服が汚れるかもしれんし、動きやすいズボンに着替えたほうがいいな。
「佐々木、すまんがロッカーに案内して着替えさせてくれ。早瀬さん、制服はもらっているか」
女性事務員はスカートとパンツルックの両方を支給してもらっているはずだ。
「はい。総務の人から何着ももらってロッカーに入れています」
「明日から出社するときはラフなジーパンなんかでいいぞ。どのみち着替えないといけないからな」
「はい、分かりました」
関係する部署の案内と挨拶回りをして、席に戻った時はもう昼前になっていた。
――カンコ~ン カンコ~ン
昼のチャイムがスピーカーから流れる。
「早瀬さん、昼だ。お弁当ならここの机で食べてもいいぞ」
「私はいつも、社員食堂で食べていますので」
「それなら、同期の友人か女性陣と食事をするといいだろう」
「あの、もし良ければ篠塚班長と一緒に食事してもいいですか。飼っている猫の話も聞きたいですし」
その話を聞いた班の女性二人が俺たちの話に乗ってきた。
「えっ、なに、なに。篠塚班長、猫飼ってんの」
「篠塚さんに飼い猫とは、まったく似合わないわね」
「いやな、少し前から俺の家で猫を飼う事になってな……」
話を聞きたいと早瀬さんだけじゃなく、他の女性社員たちとも一緒に食事をする事になってしまった。別に女性陣と仲が悪い訳ではないが、いつもは俺が遠慮して食事は別にしている。女性陣がこんな面白い話は聞いておかないと、と言うような顔をして一緒に食堂への廊下を歩いていく。
「そういえばここのチャイム、本社の音と違いますよね」
「あっ、早瀬さん気がついた。この音は本物の鐘の音を録音してて、各支所で違う音なんだって。本社の音は社長が昔作った鐘を使って録音したそうよ」
新人の早瀬さんと話しているのは若手の佐々木 美香だ。入社して三年目で、いつも好奇心旺盛な瞳をキラキラさせている。少し甲高いアニメボイスのような良く通る声でしゃべっている。
「へぇ~、なんかすごいですね。さすが製造メーカーって感じですね」
「何かにつけ拘りが多いのよ。もっとシンプルにしてもらいたいわ。試験表の形式も部署でバラバラだし、なんとかならないかしら」
そう言っているのは入社十年になる橋本 楓。2人の子持ちで共働きをしている、しっかり者だ。落ち着いた口調で俺より少し年下だが、俺の中では橋本女史と呼んでいるベテランさんだ。
食堂で定食を注文してテーブルに運んで席に着く。
「ねえ、ねえ。班長の飼い猫ってどんな猫なの」
「メス猫で、このくらいの大きさでサバトラの猫だな」
「サバトラ?」
まあ、佐々木が知らんのも当たり前だろう。俺も猫を飼うまで知らなかったからな。
「サバトラって言うのはですね、白地の毛に黒い縞模様の猫の事なんですよ。ちなみに私の猫は三毛猫です」
「へぇ~、そうなんだ。早瀬さんの猫って男の子、それとも女の子」
「あ~、三毛猫のオスっていうのは、ほぼゼロなんですよ。だから佐々木さん、うちの猫もメスなんですよ」
「えっ、そうなの!」
「あら、私も知らなかったわ。早瀬さんって猫に詳しいのね」
俺も初耳だが、橋本女史でも知らない事があるんだな。この人は物知りで大概の質問には答えてくれる。
「うちの周りに猫を飼っている人が多かったから、ご近所の方から教えてもらったりしてたので」
「そういや、早瀬さんは広島県出身だったな。尾道の近くなのか」
尾道と言えば坂が多く猫も沢山いて、その猫たちを地域で育てていると聞いたことがある。
「私の実家は呉市なんで、それほど近くじゃないですね。でも、地域で野良猫を出さないような活動はしてましたよ」
不幸な野良猫を出さないように、不妊や去勢手術をする活動を町ぐるみでしているらしい。
「短大に入ってこっちに出て来て、一人じゃ寂しいだろうってご近所さんからもらった猫なんですよ。一年半程飼ってますけど可愛いんですよ」
携帯の写真を見せてもらった。確かに目がクリッとした可愛い猫だ。生後五か月の仔猫の頃から飼い始めて今は二歳で名前はシャウラと言うらしい。
「その割にはでかいな」
「猫で二歳と言えば、人だと二十四歳ぐらいだから私より上なんですよ」
「えっ、そうなのか! そんなに早く成長するのか」
「若い頃は成長が早いですから。その後はゆっくりで十五年以上生きますよ」
「なぁ~に。篠崎さんはそんな事も知らないで猫を飼っているの。それでちゃんと育てられるのかしら」
橋本女史は子育てしながら会社に勤めている。子育ての大変さや命の大事さが分かって言っているのだろう。
結婚もせず、猫を飼って数日しか経験のない俺とは段違いだ。俺も少しは勉強しないとダメだな。
ここは大手の電設機器製造会社の地方支社。テレビや冷蔵庫と言った一般的な電化製品とは違い、変電所やビル、大型商業施設などの電気設備や鉄道車両などの大型電気製品を造っている。その品質管理の一部を俺たちはやっている。
早瀬さんは東京本社での入社式後に行なわれる新人研修を終えて、この関西支社へと配属された。この工場で三週間の現場研修を終えたばかりで、これからは実際の業務をしながら仕事を覚えていってもらう。
班員は班長の俺と早瀬さんを含めると、女性が三名と男性二名の五人チームで仕事をする事になる。ここでの話も終わり班員の元に行き挨拶をしてもらう。
「今日からここで働かせてもらう、早瀬 鳴海と言います。私は樟経女子短大を出てここに就職しました。先輩の方々よろしくお願いします」
「へぇ~、樟経女子と言えば商学や経理で有名な学校よね」
「はい、経理関係の資格なんかも取らせてもらってます」
まあ、ここにいる連中は簿記や情報処理検定などの資格持ちばかりだ。短大で取れる資格があるからと言ってすぐに役立つものではない。製造している機械や電気の知識も必要になってくる。
まあ研修を終えたばかりでうちの班員となった早瀬さんには、まず関係部署の挨拶回りをしてもらおう。工場にも行くから服が汚れるかもしれんし、動きやすいズボンに着替えたほうがいいな。
「佐々木、すまんがロッカーに案内して着替えさせてくれ。早瀬さん、制服はもらっているか」
女性事務員はスカートとパンツルックの両方を支給してもらっているはずだ。
「はい。総務の人から何着ももらってロッカーに入れています」
「明日から出社するときはラフなジーパンなんかでいいぞ。どのみち着替えないといけないからな」
「はい、分かりました」
関係する部署の案内と挨拶回りをして、席に戻った時はもう昼前になっていた。
――カンコ~ン カンコ~ン
昼のチャイムがスピーカーから流れる。
「早瀬さん、昼だ。お弁当ならここの机で食べてもいいぞ」
「私はいつも、社員食堂で食べていますので」
「それなら、同期の友人か女性陣と食事をするといいだろう」
「あの、もし良ければ篠塚班長と一緒に食事してもいいですか。飼っている猫の話も聞きたいですし」
その話を聞いた班の女性二人が俺たちの話に乗ってきた。
「えっ、なに、なに。篠塚班長、猫飼ってんの」
「篠塚さんに飼い猫とは、まったく似合わないわね」
「いやな、少し前から俺の家で猫を飼う事になってな……」
話を聞きたいと早瀬さんだけじゃなく、他の女性社員たちとも一緒に食事をする事になってしまった。別に女性陣と仲が悪い訳ではないが、いつもは俺が遠慮して食事は別にしている。女性陣がこんな面白い話は聞いておかないと、と言うような顔をして一緒に食堂への廊下を歩いていく。
「そういえばここのチャイム、本社の音と違いますよね」
「あっ、早瀬さん気がついた。この音は本物の鐘の音を録音してて、各支所で違う音なんだって。本社の音は社長が昔作った鐘を使って録音したそうよ」
新人の早瀬さんと話しているのは若手の佐々木 美香だ。入社して三年目で、いつも好奇心旺盛な瞳をキラキラさせている。少し甲高いアニメボイスのような良く通る声でしゃべっている。
「へぇ~、なんかすごいですね。さすが製造メーカーって感じですね」
「何かにつけ拘りが多いのよ。もっとシンプルにしてもらいたいわ。試験表の形式も部署でバラバラだし、なんとかならないかしら」
そう言っているのは入社十年になる橋本 楓。2人の子持ちで共働きをしている、しっかり者だ。落ち着いた口調で俺より少し年下だが、俺の中では橋本女史と呼んでいるベテランさんだ。
食堂で定食を注文してテーブルに運んで席に着く。
「ねえ、ねえ。班長の飼い猫ってどんな猫なの」
「メス猫で、このくらいの大きさでサバトラの猫だな」
「サバトラ?」
まあ、佐々木が知らんのも当たり前だろう。俺も猫を飼うまで知らなかったからな。
「サバトラって言うのはですね、白地の毛に黒い縞模様の猫の事なんですよ。ちなみに私の猫は三毛猫です」
「へぇ~、そうなんだ。早瀬さんの猫って男の子、それとも女の子」
「あ~、三毛猫のオスっていうのは、ほぼゼロなんですよ。だから佐々木さん、うちの猫もメスなんですよ」
「えっ、そうなの!」
「あら、私も知らなかったわ。早瀬さんって猫に詳しいのね」
俺も初耳だが、橋本女史でも知らない事があるんだな。この人は物知りで大概の質問には答えてくれる。
「うちの周りに猫を飼っている人が多かったから、ご近所の方から教えてもらったりしてたので」
「そういや、早瀬さんは広島県出身だったな。尾道の近くなのか」
尾道と言えば坂が多く猫も沢山いて、その猫たちを地域で育てていると聞いたことがある。
「私の実家は呉市なんで、それほど近くじゃないですね。でも、地域で野良猫を出さないような活動はしてましたよ」
不幸な野良猫を出さないように、不妊や去勢手術をする活動を町ぐるみでしているらしい。
「短大に入ってこっちに出て来て、一人じゃ寂しいだろうってご近所さんからもらった猫なんですよ。一年半程飼ってますけど可愛いんですよ」
携帯の写真を見せてもらった。確かに目がクリッとした可愛い猫だ。生後五か月の仔猫の頃から飼い始めて今は二歳で名前はシャウラと言うらしい。
「その割にはでかいな」
「猫で二歳と言えば、人だと二十四歳ぐらいだから私より上なんですよ」
「えっ、そうなのか! そんなに早く成長するのか」
「若い頃は成長が早いですから。その後はゆっくりで十五年以上生きますよ」
「なぁ~に。篠崎さんはそんな事も知らないで猫を飼っているの。それでちゃんと育てられるのかしら」
橋本女史は子育てしながら会社に勤めている。子育ての大変さや命の大事さが分かって言っているのだろう。
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