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第2話 天倶町七不思議のヒミツ!?
2-10 最後のヒミツと深織の宣言
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翌日、新聞部の部室にて。
深織が一人来月の新聞のネタを考えていると、伊都子が入ってきた。
「部長、昨日の放課後、来月の四コママンガの原稿をメールで送っておいたんでチェックしてほしいっす」
「オッケー」
「ところで、『天倶町七不思議』はどうだったすか?」
「一応、記事のタイトルだけは書いてみたわよ。見てみる?」
「へー、ふむふむ、なるほど。『噂の動く地蔵の正体に迫る! 動く地蔵は工事現場の作業員が動かしていた!』……これだけっすか?」
「だって、他の七不思議は記事にしづらくてさぁ」
花子がらみの『トイレの花子さん』や『怪奇現象の映るレンタルビデオ』『夜な夜なお墓に漂う鬼火』は記事にできない。いくら真実を追求するジャーナリストを目指している深織でも、成仏した友達について書き立てたくはない。
『泣き声の聞こえる祠』もビル風なのか、花子の声なのかはっきりしない。
『天狗の占い屋』も記事にするのは難しいから『よく当たる占い屋』も書けない。『ありえないラーメン』はもちろん論外。
「でも、さすがにこれは私でもつまらない記事だと思うっすよ」
「まーオチも弱いしねぇ。結局来月の新聞は運動会かなぁ」
「小学校新聞なんてそんなもんっすよ」
言われて深織は深々とため息をついた。
そんな深織を、伊都子が励ました。
「でもいいじゃないっすか。花子ちゃんはちゃんと成仏できたみたいですし」
さらっと言った伊都子に、深織はギョッとなった。
「なんで伊都子ちゃんがそのことを知っているのよ?」
「いやー、ちびっ子天狗くんだけに任せると、彼女の本当の願いは見抜けないだろうなぁと思ったんすよねぇ。かといって、お役目上私が直接人間の幽霊を助けることはできないですし」
伊都子はため息をつきながら、わざとらしく両手を広げてみせた。
「いやいやいや、伊都子ちゃん?」
深織は呆然と伊都子を見た。
この後輩は何を言っているのだろうか。
「それで部長にヒントを与えた上で、ちびっ子天狗くんと二人でがんばってもらうように誘導したんっすけどね。上手くいってよかったっす」
「ちょ、それってどういうこと?」
「ほら、『天倶町七不思議』なんてそれっぽいことを教えれば、部長ならきっと食いつくと思ったんっすよ。狙いどおりでした。さすがに『ありえないラーメン』は無理矢理すぎたかもしんないっすけど」
「いや、え、ええ?」
「ちなみに花子ちゃんの姿を見た子はともかく、声を聞いた子なんていないと思うっすよ。彼女の本音に部長が気づけるようにちょっぴり話を盛ったっす。利用しちゃってごめんなさいっす」
伊都子は謝りつつも、からかうような表情を浮かべていた。
深織は顔を引きつらせたままたずねた。
「伊都子ちゃん、あなた一体何を言っているの?」
呆然となる深織に、伊都子はテヘペロっといたずらっ子っぽい表情をした。
「ふふふ、部長ってばやっぱり感づいてすらいなかったんすね」
「何によ?」
「私、天狗のちびっ子を監視するお役目を与えられてるんっすよ」
「お役目って……」
唖然とする深織を横目に伊都子は続けた。
「もっとも同じ小学校に通っていても私の正体に気づかないくらいっすからねぇ。天狗の末裔っていっても、楓林くんにたいした力があるわけじゃないっすよ。別に放置でいいと思うんすけどね。ま、お役目なんでしょうがないっす」
淡々と伊都子は言葉を紡いでいく。
「とはいえさすがに直接話しかけると、あのちびっ子天狗くんでも私の正体に気づいちゃうかもですし、しょうがないから部長を通じて観察してみようかと」
言われて深織は、あらためてこの一連の出来事を振り返った。
そもそも深織に『天狗の占い屋』を紹介したのは誰だ?
伊都子は塾だと言って、『天狗の占い屋』に――いや、楓林に近づこうとしなかった。
伊都子も楓林も一学期のはじめに天倶小に転校してきた。
ただの偶然かのように伊都子は語っていたし、深織も今まで気にもとめなかったのだが。
『天倶町七不思議』だって伊都子に言われて初めて深織は知った。
そんな噂、それまで聞いたこともなかったのに。
そうだ。
すべては、目の前にいるこの新聞部副部長が……
深織は声を震わせながらたずねた。
「伊都子ちゃん、まさかあなたも天狗なの?」
だが、伊都子は「はっはは」と笑った。
「私は天狗なんて下級種族じゃないっすよ」
「じゃあ、一体?」
たずねた深織に、伊都子はニッコリ笑った。
「そうっすねぇ。この世界には、まだまだ部長の知らない不思議な世界がいっぱいあるとだけお伝えしておくっす。ジャーナリストなら、いつか私の正体も見抜いてみてくださいっす」
からかうような挑戦的な物言いだった。
深織はグっとお腹に力を入れた。
それから「わかったわよ!」と叫んだ。
「その挑戦、受けて立つわ! 私はいつか世界を驚かせる報道をするのよ。あなたの正体くらい、簡単に暴いてみせるわ!」
深織はそう伊都子に宣言したのだった。
深織が一人来月の新聞のネタを考えていると、伊都子が入ってきた。
「部長、昨日の放課後、来月の四コママンガの原稿をメールで送っておいたんでチェックしてほしいっす」
「オッケー」
「ところで、『天倶町七不思議』はどうだったすか?」
「一応、記事のタイトルだけは書いてみたわよ。見てみる?」
「へー、ふむふむ、なるほど。『噂の動く地蔵の正体に迫る! 動く地蔵は工事現場の作業員が動かしていた!』……これだけっすか?」
「だって、他の七不思議は記事にしづらくてさぁ」
花子がらみの『トイレの花子さん』や『怪奇現象の映るレンタルビデオ』『夜な夜なお墓に漂う鬼火』は記事にできない。いくら真実を追求するジャーナリストを目指している深織でも、成仏した友達について書き立てたくはない。
『泣き声の聞こえる祠』もビル風なのか、花子の声なのかはっきりしない。
『天狗の占い屋』も記事にするのは難しいから『よく当たる占い屋』も書けない。『ありえないラーメン』はもちろん論外。
「でも、さすがにこれは私でもつまらない記事だと思うっすよ」
「まーオチも弱いしねぇ。結局来月の新聞は運動会かなぁ」
「小学校新聞なんてそんなもんっすよ」
言われて深織は深々とため息をついた。
そんな深織を、伊都子が励ました。
「でもいいじゃないっすか。花子ちゃんはちゃんと成仏できたみたいですし」
さらっと言った伊都子に、深織はギョッとなった。
「なんで伊都子ちゃんがそのことを知っているのよ?」
「いやー、ちびっ子天狗くんだけに任せると、彼女の本当の願いは見抜けないだろうなぁと思ったんすよねぇ。かといって、お役目上私が直接人間の幽霊を助けることはできないですし」
伊都子はため息をつきながら、わざとらしく両手を広げてみせた。
「いやいやいや、伊都子ちゃん?」
深織は呆然と伊都子を見た。
この後輩は何を言っているのだろうか。
「それで部長にヒントを与えた上で、ちびっ子天狗くんと二人でがんばってもらうように誘導したんっすけどね。上手くいってよかったっす」
「ちょ、それってどういうこと?」
「ほら、『天倶町七不思議』なんてそれっぽいことを教えれば、部長ならきっと食いつくと思ったんっすよ。狙いどおりでした。さすがに『ありえないラーメン』は無理矢理すぎたかもしんないっすけど」
「いや、え、ええ?」
「ちなみに花子ちゃんの姿を見た子はともかく、声を聞いた子なんていないと思うっすよ。彼女の本音に部長が気づけるようにちょっぴり話を盛ったっす。利用しちゃってごめんなさいっす」
伊都子は謝りつつも、からかうような表情を浮かべていた。
深織は顔を引きつらせたままたずねた。
「伊都子ちゃん、あなた一体何を言っているの?」
呆然となる深織に、伊都子はテヘペロっといたずらっ子っぽい表情をした。
「ふふふ、部長ってばやっぱり感づいてすらいなかったんすね」
「何によ?」
「私、天狗のちびっ子を監視するお役目を与えられてるんっすよ」
「お役目って……」
唖然とする深織を横目に伊都子は続けた。
「もっとも同じ小学校に通っていても私の正体に気づかないくらいっすからねぇ。天狗の末裔っていっても、楓林くんにたいした力があるわけじゃないっすよ。別に放置でいいと思うんすけどね。ま、お役目なんでしょうがないっす」
淡々と伊都子は言葉を紡いでいく。
「とはいえさすがに直接話しかけると、あのちびっ子天狗くんでも私の正体に気づいちゃうかもですし、しょうがないから部長を通じて観察してみようかと」
言われて深織は、あらためてこの一連の出来事を振り返った。
そもそも深織に『天狗の占い屋』を紹介したのは誰だ?
伊都子は塾だと言って、『天狗の占い屋』に――いや、楓林に近づこうとしなかった。
伊都子も楓林も一学期のはじめに天倶小に転校してきた。
ただの偶然かのように伊都子は語っていたし、深織も今まで気にもとめなかったのだが。
『天倶町七不思議』だって伊都子に言われて初めて深織は知った。
そんな噂、それまで聞いたこともなかったのに。
そうだ。
すべては、目の前にいるこの新聞部副部長が……
深織は声を震わせながらたずねた。
「伊都子ちゃん、まさかあなたも天狗なの?」
だが、伊都子は「はっはは」と笑った。
「私は天狗なんて下級種族じゃないっすよ」
「じゃあ、一体?」
たずねた深織に、伊都子はニッコリ笑った。
「そうっすねぇ。この世界には、まだまだ部長の知らない不思議な世界がいっぱいあるとだけお伝えしておくっす。ジャーナリストなら、いつか私の正体も見抜いてみてくださいっす」
からかうような挑戦的な物言いだった。
深織はグっとお腹に力を入れた。
それから「わかったわよ!」と叫んだ。
「その挑戦、受けて立つわ! 私はいつか世界を驚かせる報道をするのよ。あなたの正体くらい、簡単に暴いてみせるわ!」
深織はそう伊都子に宣言したのだった。
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