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46:救出
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「ピーネ!」
「まっかせて!」
走り出すサシャとアンナに突撃するピーネ。
「お嬢様!!」
投擲ナイフで応戦しながらアンナは私を呼びます。
いや指の間に挟んでいるそれで応戦するアンナ強くないですか。
指の間に挟んでるってきちんと握っている刃物に負けちゃうと思うのですが、普通に応戦してます。
時にサシャを邪魔するように投げられる投擲ナイフ。
サシャはぎりぎりで避けています。
今掠った!掠りましたよね!?!?
ピーネも負けてはいません。
刃渡り25センチくらいはありそうなナイフでアンナに襲いかかります。
ぎりぎりのところでアンナの投擲ナイフを交わしていました。
体が小さいことを活かしてアンナを翻弄します。
スーパー幼女すぎませんかね。
アンナは顔を歪めて応戦するしかありません。
「あんあ……」
アンナにも、優しくしてくれたピーネにも怪我はしてほしくないです。
何故、私達はアンナから逃げているのでしょう。
そういえば私、攫われているのですよね。
気づけばぽろぽろと大粒の涙が溢れていました。
「返してあげられなくてごめんなさいね」
サシャはそう言います。
何故、そう彼らは頑ななのでしょう。
ここで離して逃げるほうがよっぽど楽なのに。
前金を貰っているから殺しはやめて誘拐した。
何故、誘拐にとどめたのでしょう。
この世界は魔法がある世界。
魔法契約として拘束されるなにかがある……?
「いいや」
そこで雨のように声が振ってきます。
「返してもらう」
月明かりに金色の髪が照らされます。
サシャよりも小さい、でも、ピーネより大きい影。
この世界に生まれてアンナの次に見知った人を見て私はぱあっと顔を明るくします。
「にーしゃま!」
お兄様がサシャの行く手を遮るように立ち塞がります。
お兄様は見たことがない怖い顔をしていました。
妹が攫われているのです。
怖い顔にもなるでしょう。
きゅうっとサシャにしがみつくのは致し方ないです。
揺れますしね。動くほうが危ないかと。
「くっ」
サシャは半歩後退りました。
お兄様がぐさりと剣を地面に突き立てます。
剣の用法間違ってませんかお兄様!
剣を突き立て、仁王立ちしたお兄様が息を大きく吸い込みます。
何かに気づいたサシャは私の耳を覆うように抱き込みました。
【ーーーー】
お兄様が放ったのは私の知らない言葉でした。
両側から頭を掴んで揺らされている。
そんな感覚が私達を襲います。
咄嗟に守ろうと私の耳を塞いだサシャは、どさりとそのまま気を失いました。
耳を塞いでもらったとは言えちょっと頭がくらくらしますね。
「コーラル!」
お兄様がサシャから私を取り上げます。
たった1日程度なのに。
その温もりが懐かしいと涙ぐんでしまいそうです。
「にーしゃまぁ」
ぎゅうっと抱き合います。
そこへどさりと重いものを乱暴に下ろす音がしました。
「失礼します。こちらも終わりました」
服のあちらこちらが破け、結構ボロボロなアンナが足と手を拘束したピーネを地面に下ろした音だったようです。
「サシャ!」
こちらは意識もあってか心配そうにサシャを見つめています。
手早くアンナがピーネと同じように足を縛って後ろ手で拘束します。
その際首元に何か刻印のようなものが見えました。
タトゥーでしょうか。
それにしては焼きごてのような。
「隷契の刻印か。酷なことをする」
お兄様が痛ましそうにサシャを見つめます。
もしかして、私を連れ去ったことと関係がありそうですね?
「まっかせて!」
走り出すサシャとアンナに突撃するピーネ。
「お嬢様!!」
投擲ナイフで応戦しながらアンナは私を呼びます。
いや指の間に挟んでいるそれで応戦するアンナ強くないですか。
指の間に挟んでるってきちんと握っている刃物に負けちゃうと思うのですが、普通に応戦してます。
時にサシャを邪魔するように投げられる投擲ナイフ。
サシャはぎりぎりで避けています。
今掠った!掠りましたよね!?!?
ピーネも負けてはいません。
刃渡り25センチくらいはありそうなナイフでアンナに襲いかかります。
ぎりぎりのところでアンナの投擲ナイフを交わしていました。
体が小さいことを活かしてアンナを翻弄します。
スーパー幼女すぎませんかね。
アンナは顔を歪めて応戦するしかありません。
「あんあ……」
アンナにも、優しくしてくれたピーネにも怪我はしてほしくないです。
何故、私達はアンナから逃げているのでしょう。
そういえば私、攫われているのですよね。
気づけばぽろぽろと大粒の涙が溢れていました。
「返してあげられなくてごめんなさいね」
サシャはそう言います。
何故、そう彼らは頑ななのでしょう。
ここで離して逃げるほうがよっぽど楽なのに。
前金を貰っているから殺しはやめて誘拐した。
何故、誘拐にとどめたのでしょう。
この世界は魔法がある世界。
魔法契約として拘束されるなにかがある……?
「いいや」
そこで雨のように声が振ってきます。
「返してもらう」
月明かりに金色の髪が照らされます。
サシャよりも小さい、でも、ピーネより大きい影。
この世界に生まれてアンナの次に見知った人を見て私はぱあっと顔を明るくします。
「にーしゃま!」
お兄様がサシャの行く手を遮るように立ち塞がります。
お兄様は見たことがない怖い顔をしていました。
妹が攫われているのです。
怖い顔にもなるでしょう。
きゅうっとサシャにしがみつくのは致し方ないです。
揺れますしね。動くほうが危ないかと。
「くっ」
サシャは半歩後退りました。
お兄様がぐさりと剣を地面に突き立てます。
剣の用法間違ってませんかお兄様!
剣を突き立て、仁王立ちしたお兄様が息を大きく吸い込みます。
何かに気づいたサシャは私の耳を覆うように抱き込みました。
【ーーーー】
お兄様が放ったのは私の知らない言葉でした。
両側から頭を掴んで揺らされている。
そんな感覚が私達を襲います。
咄嗟に守ろうと私の耳を塞いだサシャは、どさりとそのまま気を失いました。
耳を塞いでもらったとは言えちょっと頭がくらくらしますね。
「コーラル!」
お兄様がサシャから私を取り上げます。
たった1日程度なのに。
その温もりが懐かしいと涙ぐんでしまいそうです。
「にーしゃまぁ」
ぎゅうっと抱き合います。
そこへどさりと重いものを乱暴に下ろす音がしました。
「失礼します。こちらも終わりました」
服のあちらこちらが破け、結構ボロボロなアンナが足と手を拘束したピーネを地面に下ろした音だったようです。
「サシャ!」
こちらは意識もあってか心配そうにサシャを見つめています。
手早くアンナがピーネと同じように足を縛って後ろ手で拘束します。
その際首元に何か刻印のようなものが見えました。
タトゥーでしょうか。
それにしては焼きごてのような。
「隷契の刻印か。酷なことをする」
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