10 / 57
ネフリティス村
9再会にょ
しおりを挟む
その日もエテルネルは朝練をしていた。
威力が落とせるようになったら、あとは射撃に正確性を持たせることが大切になってきた。
数日前からは距離を長くしているために和弓を使って練習している。弓が長ければ長いほど飛距離があり、一番長い弓は和弓と言われている。この世界でもその知識は例外ではなく、和弓はエテルネルが前から持っていた練習用だった。朝練を覗きに来る保護者達は居ないため、使っているというわけだ。
ショートボウと和弓では確かに勝手が違う部分もあるが、エテルネルはどんな状況になろうとも使える弓がほしいため、どちらも訓練する必要があるのだ。
【弓技能《ボウスキル》:直進矢】
技能が発動し、エテルネルの思うがままに魔力は収束して矢を形成する。紫色に光を帯びているその矢が放たれたのはとてつもない緊張感の中。一人でいるはずのエテルネルが、まるで四方八方を敵に囲まれたかのような緊張感が当たりを包んでいた中だ。ふっと音もなく放たれる。魔力の残滓をまき散らしながら、木々の間を縫うように矢は駆けていく。
コーンっと当たったのは、エテルネルが狙っていた通り、400m先にある木の小さな穴であった。魔力の残滓で少しエテルネルの髪が浮き上がるが、そんなものを本人は気にしていない。気になるのは自分が望んだ通りの場所に寸分の狂いもなく刺さっているか否かである。
「むっ」
5発目で外してしまい、エテルネルは眉間に皺を寄せた。
単なる遊びと笑う事なかれ。いくら補正があるといっても400m先の的を当てることは難しい。確かに技能でまかなえることは多いが、技術、射程距離、五感は天啓人の能力に依存するところが多い。故に、魔法道具として課金アイテムで遠くの距離を見える望遠レンズや命中率を上げる薬が売られたのだが、エテルネルの場合はアイテムを使うこともなく、完全に個人の元からある能力であろう。寸分の狂いもなく矢を打ち続け、400mから更に距離を伸ばしていく。
すると不意に感じた気配に、エテルネルは和弓を下ろした。
「にゅ?」
周囲を見渡すが、【周囲感知】に引っかかっている反応はない。
けれど確かに、違和感を感じるのだ。
耳をぴくぴくと動かし、身体全体で空気を感じ取る。
すっと閉じた瞼は数秒後には再び開かれた。
「そこかにょ?」
インベントリから素早く取り出した神桜のショートボウを素早く構え、隙を与えること無く振り向くながら弦を引いた。
技能もなにも使ってはいないが、その強化値と能力は普通に使う技能よりも強い。矢は魔力を放ちはしなかったものの、数本の樹の枝を吹き飛ばして奥の幹に当たった。
「外したにょ。運のいいやつめ」
「ちょっ、ちょっおーーーとまったああああああああ!」
第2撃を構えようとしたところで、エテルネルの目の間に獣人の子供が上から転がり落ちてきた。
黒い毛並みに紫色の瞳。驚いたのか怖気づいたのか、尻尾が通常の二倍に膨れ上がり、きゅっと丸まっている。犬の獣人であることは顔を見れば良くわかることであった。
エテルネルはエルフと獣人のハーフのためか、耳と尻尾以外はエルフや人間のようで、獣人のように体中毛に覆われてはいない。逆に獣人は顔も獣そのもので、簡単にいえば長靴を履いた猫、という説明の方がイメージもつきやすいだろうか。
だから目の前にいる少年が犬の獣人であることがすぐに分かったし、エテルネルの【周囲感知】に少年が引っかからない理由も理解出来た。
獣人の特有技能に【隠密】というものがある。種族特性ではなく、【体術技能《コンバットスキル》】の1つで、獣人には比較的取得しやすい技能なのである。勿論、他の種族も取得できるが、取得スピードが獣人の方が早いという話だ。
この技能は【周囲感知】に捕まらない技能のうちの1つであり、認識されると発動できないものだ。故に、暗殺者を生業としている者達は必ず取得するし、【忍術技能《シノビスキル》】にも似たような技能が存在している。
「なんで見つかったんだよ、てか、俺見てるだけだったし!」
「趣味が悪いにゃあ。れでぃの背後を取るなんて無言で殺されても文句は言えないにょ?」
「いやいやいやいや! 普通の女の子は気付けないからっ」
「私のどこをみて普通の女の子じゃないっていうにょか」
「さっきの行動全部だよ!!」
中々に弄り甲斐のある少年のようで、エテルネルがこてんと首を傾げてからかっているといちいち反応してくれるので面白い。これが本当に暗殺者ならどうしようかとも思ったが、この少年からは殺気を感じられなかったため、エテルネルはわざと矢を外したのだ。その判断は間違っていなかったということだろう。
「てか、俺技能使ってたのに……!」
「れでぃの嗜みにょ」
「それが嗜みだったら護衛の立つ瀬がないわよ。エテルネル」
少年の背後から聞こえる声に顔をあげると、しばらく会っていなかった、少しリアルになった顔立ちの知り合いがそこにいた。
「アルモネ……かにょ」
「えぇ、お久しぶり。相変わらず技能なしでも化物並の感覚ね、貴女は」
赤髪から覗く細長い耳、エルフ特有の色白い肌とスタイル抜群の美女。紫色の瞳がエテルネルを映し、彼女は柔らかい笑みを浮かべていた。
「ほんとに、ほんと……アルモネ?」
「そんな死人を見たような顔しないで。ほら、泣き虫なところも変わってないんだから」
気付けばぽろぽろとエテルネルの目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。どおりで視界が揺らいでいたわけだと冷静な部分では理解するが、近づいてきたアルモネに耐え切れなくなったエテルネルは駆け寄った。
「うわあああああああああああっ」
触れたぬくもりはエスの時とは違って確かに温度があって、柔らかくて、生きているという鼓動が感じられる。確かに多少の違いがあっても、同じ天啓人が存在することをきちんと感じられたのだ。
この世界に自分は1人じゃなかった。1人で迷い込んだわけではなく、知り合いもちゃんといるのだという実感が、今更ながらに沸き起こり、エテルネルはアルモネの胸の中で大泣きした。
置いてけぼりの少年がびっくりした顔で見ているのはご愛嬌というものだ。
「落ち着いた?」
あれからエテルネルが落ち着くまで抱きしめてくれていたアルモネがゆっくりと時を見計らって声をかけてくれる。
真っ赤な目で頷いたエテルネルに、アルモネは【回復技能《ヒーラースキル》:女神の雫】を使って癒やしてくれた。【女神の雫】は体力の20%を回復させる技能で、エスの物語では小さな傷などはこの技能で癒やし、治癒師が一番初めに覚える技能として紹介されていた。
勿論エテルネルも取得しているが、少年の手前、アルモネが癒やしてくれたのだろう。
「その様子じゃあ、こちらに来て日が浅いのね。……知っている人は?」
アルモネの問いの意味を理解したエテルネルは首を振る。
エテルネルが天啓人であることを知っている者はいるのだろうか、という質問をしていることは想像に難くない。そしてそれを聞くということは、天啓人であることが知られることは良い事ではないのだろう。
「そう、それなら仕方ないわね」
「か、母さん……」
恐る恐る少年が声をかけてきて、エテルネルは泣いていたことも忘れアルモネを見る。
アルモネは肩を竦めていた。
「エテルネル、この子は私の子供のアドニス。アドニス、この子はスラッガードの知り合いのエテルネルよ」
「え?」
「にゅ?」
アルモネの説明に、アドニスとエテルネルは2人して顔を見合わせる。
「アルモネ、結婚してたにょか?」
「えぇ。狼の獣人とね」
「母さん、スラッガードさんって、あの極悪非道の……」
「えぇ。深淵の悪魔と呼ばれるあいつの知り合いよ」
もう一度2人は顔を見合わせた。
そして次に響いたのは森一体に響く絶叫であったことをここに記しておく。
威力が落とせるようになったら、あとは射撃に正確性を持たせることが大切になってきた。
数日前からは距離を長くしているために和弓を使って練習している。弓が長ければ長いほど飛距離があり、一番長い弓は和弓と言われている。この世界でもその知識は例外ではなく、和弓はエテルネルが前から持っていた練習用だった。朝練を覗きに来る保護者達は居ないため、使っているというわけだ。
ショートボウと和弓では確かに勝手が違う部分もあるが、エテルネルはどんな状況になろうとも使える弓がほしいため、どちらも訓練する必要があるのだ。
【弓技能《ボウスキル》:直進矢】
技能が発動し、エテルネルの思うがままに魔力は収束して矢を形成する。紫色に光を帯びているその矢が放たれたのはとてつもない緊張感の中。一人でいるはずのエテルネルが、まるで四方八方を敵に囲まれたかのような緊張感が当たりを包んでいた中だ。ふっと音もなく放たれる。魔力の残滓をまき散らしながら、木々の間を縫うように矢は駆けていく。
コーンっと当たったのは、エテルネルが狙っていた通り、400m先にある木の小さな穴であった。魔力の残滓で少しエテルネルの髪が浮き上がるが、そんなものを本人は気にしていない。気になるのは自分が望んだ通りの場所に寸分の狂いもなく刺さっているか否かである。
「むっ」
5発目で外してしまい、エテルネルは眉間に皺を寄せた。
単なる遊びと笑う事なかれ。いくら補正があるといっても400m先の的を当てることは難しい。確かに技能でまかなえることは多いが、技術、射程距離、五感は天啓人の能力に依存するところが多い。故に、魔法道具として課金アイテムで遠くの距離を見える望遠レンズや命中率を上げる薬が売られたのだが、エテルネルの場合はアイテムを使うこともなく、完全に個人の元からある能力であろう。寸分の狂いもなく矢を打ち続け、400mから更に距離を伸ばしていく。
すると不意に感じた気配に、エテルネルは和弓を下ろした。
「にゅ?」
周囲を見渡すが、【周囲感知】に引っかかっている反応はない。
けれど確かに、違和感を感じるのだ。
耳をぴくぴくと動かし、身体全体で空気を感じ取る。
すっと閉じた瞼は数秒後には再び開かれた。
「そこかにょ?」
インベントリから素早く取り出した神桜のショートボウを素早く構え、隙を与えること無く振り向くながら弦を引いた。
技能もなにも使ってはいないが、その強化値と能力は普通に使う技能よりも強い。矢は魔力を放ちはしなかったものの、数本の樹の枝を吹き飛ばして奥の幹に当たった。
「外したにょ。運のいいやつめ」
「ちょっ、ちょっおーーーとまったああああああああ!」
第2撃を構えようとしたところで、エテルネルの目の間に獣人の子供が上から転がり落ちてきた。
黒い毛並みに紫色の瞳。驚いたのか怖気づいたのか、尻尾が通常の二倍に膨れ上がり、きゅっと丸まっている。犬の獣人であることは顔を見れば良くわかることであった。
エテルネルはエルフと獣人のハーフのためか、耳と尻尾以外はエルフや人間のようで、獣人のように体中毛に覆われてはいない。逆に獣人は顔も獣そのもので、簡単にいえば長靴を履いた猫、という説明の方がイメージもつきやすいだろうか。
だから目の前にいる少年が犬の獣人であることがすぐに分かったし、エテルネルの【周囲感知】に少年が引っかからない理由も理解出来た。
獣人の特有技能に【隠密】というものがある。種族特性ではなく、【体術技能《コンバットスキル》】の1つで、獣人には比較的取得しやすい技能なのである。勿論、他の種族も取得できるが、取得スピードが獣人の方が早いという話だ。
この技能は【周囲感知】に捕まらない技能のうちの1つであり、認識されると発動できないものだ。故に、暗殺者を生業としている者達は必ず取得するし、【忍術技能《シノビスキル》】にも似たような技能が存在している。
「なんで見つかったんだよ、てか、俺見てるだけだったし!」
「趣味が悪いにゃあ。れでぃの背後を取るなんて無言で殺されても文句は言えないにょ?」
「いやいやいやいや! 普通の女の子は気付けないからっ」
「私のどこをみて普通の女の子じゃないっていうにょか」
「さっきの行動全部だよ!!」
中々に弄り甲斐のある少年のようで、エテルネルがこてんと首を傾げてからかっているといちいち反応してくれるので面白い。これが本当に暗殺者ならどうしようかとも思ったが、この少年からは殺気を感じられなかったため、エテルネルはわざと矢を外したのだ。その判断は間違っていなかったということだろう。
「てか、俺技能使ってたのに……!」
「れでぃの嗜みにょ」
「それが嗜みだったら護衛の立つ瀬がないわよ。エテルネル」
少年の背後から聞こえる声に顔をあげると、しばらく会っていなかった、少しリアルになった顔立ちの知り合いがそこにいた。
「アルモネ……かにょ」
「えぇ、お久しぶり。相変わらず技能なしでも化物並の感覚ね、貴女は」
赤髪から覗く細長い耳、エルフ特有の色白い肌とスタイル抜群の美女。紫色の瞳がエテルネルを映し、彼女は柔らかい笑みを浮かべていた。
「ほんとに、ほんと……アルモネ?」
「そんな死人を見たような顔しないで。ほら、泣き虫なところも変わってないんだから」
気付けばぽろぽろとエテルネルの目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。どおりで視界が揺らいでいたわけだと冷静な部分では理解するが、近づいてきたアルモネに耐え切れなくなったエテルネルは駆け寄った。
「うわあああああああああああっ」
触れたぬくもりはエスの時とは違って確かに温度があって、柔らかくて、生きているという鼓動が感じられる。確かに多少の違いがあっても、同じ天啓人が存在することをきちんと感じられたのだ。
この世界に自分は1人じゃなかった。1人で迷い込んだわけではなく、知り合いもちゃんといるのだという実感が、今更ながらに沸き起こり、エテルネルはアルモネの胸の中で大泣きした。
置いてけぼりの少年がびっくりした顔で見ているのはご愛嬌というものだ。
「落ち着いた?」
あれからエテルネルが落ち着くまで抱きしめてくれていたアルモネがゆっくりと時を見計らって声をかけてくれる。
真っ赤な目で頷いたエテルネルに、アルモネは【回復技能《ヒーラースキル》:女神の雫】を使って癒やしてくれた。【女神の雫】は体力の20%を回復させる技能で、エスの物語では小さな傷などはこの技能で癒やし、治癒師が一番初めに覚える技能として紹介されていた。
勿論エテルネルも取得しているが、少年の手前、アルモネが癒やしてくれたのだろう。
「その様子じゃあ、こちらに来て日が浅いのね。……知っている人は?」
アルモネの問いの意味を理解したエテルネルは首を振る。
エテルネルが天啓人であることを知っている者はいるのだろうか、という質問をしていることは想像に難くない。そしてそれを聞くということは、天啓人であることが知られることは良い事ではないのだろう。
「そう、それなら仕方ないわね」
「か、母さん……」
恐る恐る少年が声をかけてきて、エテルネルは泣いていたことも忘れアルモネを見る。
アルモネは肩を竦めていた。
「エテルネル、この子は私の子供のアドニス。アドニス、この子はスラッガードの知り合いのエテルネルよ」
「え?」
「にゅ?」
アルモネの説明に、アドニスとエテルネルは2人して顔を見合わせる。
「アルモネ、結婚してたにょか?」
「えぇ。狼の獣人とね」
「母さん、スラッガードさんって、あの極悪非道の……」
「えぇ。深淵の悪魔と呼ばれるあいつの知り合いよ」
もう一度2人は顔を見合わせた。
そして次に響いたのは森一体に響く絶叫であったことをここに記しておく。
10
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる