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2人っきりのX'mas
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「柚季が悩んでた?」
「うん… 地元の彼氏と上手くいって無いみたいでさ? 分からないなりにアドバイスはしてみたんどけど…」
門限少し前に寮を出たあたしは、途中まで迎えに来てくれた貴の車の中で、そーこぼす。
「そっかぁ… まぁ琴美ぐらいの年だと遠恋は難しいのかなー?」
運転しながら貴が呟く。
「って…ウチらもしばらく遠恋になるじゃん。不安にさせるよーなコト言わないでよ…」
「あはは、ごめんごめんw」
ハンドルを握ったまま、貴がくしゃっとあたしの頭を撫でる。
この大好きな撫で方とも、しばらくはお別れなのかな…
あたしは少し切なくなる。
でも、今夜は2人っきりのX'mas。
目一杯楽しむんだから!
車は都心の繁華街を抜けると、反対側のビル群のへと走って行く。
キラキラ光る夜景がキレイだった。
ふと、車が高層ビルの一角に入る。
「貴…?」
あたしはキョトンとしながら貴の顔を覗き込む。
「ま、いーから着いて来いってw」
貴は車を止めれば、1人で降りてってしまうもんだから、あたしは慌てて車から降りる。
え、ちょっと待って…?
ココ、都内でも有数の高級ホテルじゃん!
あたしはびっくりしてポカンとしてる間に、貴はドアマンの人に車のキーを渡せば、先に行ってしまう。
「ちょ、ちょっと、貴…っ!」
ロビーも何かめちゃめちゃ豪華だし…
あたしは突然のことに全くついていけて無いまま、エレベーターホールに居る貴を追いかける。
「ん? 何だよ、慌ててw」
ポーン…
エレベーターが到着すれば2人で乗り込むけど、あたしはまだ何が何だか分かっていない。
「何でこんなとこ来たのよっ!? 今日は貴の家で…」
「ふふw」
慌てるあたしをよそに、貴はあたしの言葉を遮って優しくキスを落とす。
「…キスで誤魔化さないで」
「何だよ、ご不満ですか? お姫様?」
「は? 姫って…」
膨れるあたしに対して、貴はあくまで涼しい顔だ。
ポーン…
とか何とか言ってるうちに、エレベーターは52階にあるレストランに到着する。
「すみません、予約してた緑川ですけど」
「お待ちしておりました、緑川様」
は?
え…?
予約…!?
あたしはまだ状況についていけて無いまま、貴と一緒に係の人に案内されるがままに席に通される。
「うわぁ…っ!」
奥の窓際。
見下ろす限りのキレイな夜景…
あたしはまだよく状況を飲み込め無いながらも、眼下に広がる夜景に目を奪われる。
「すっごいキレイっ! でも何でココ…?」
「嫌だった?」
「いや、そーゆーワケじゃなくて! 今日は貴の家でって予定だったじゃん」
「予定は変更するためにあるんだよ」
なんて貴に微笑まれると、あたしは何も言えなくなってしまう。
まさか…あたしとのX'masのために…?
そんな、貴…っ!
絶対こんなとこ高いだろーに!
あたしは恥ずかしさと嬉しさで、貴から視線を外せば夜景を見つめる。
貴がタバコの火を燻らせてる間に、飲み物が運ばれてくる。
って…ん?
おーいっっ!
食前酒!?
どー見てもスパークリングワインじゃんっ!
「貴…?」
「ん?」
係の人が注ぎ終わって席を離れたタイミングで、あたしはすかさず聞いてみる。
「あたしの年、分かってるよね?」
「別に普段から寮で飲んでるって言ってたじゃんw」
「いや、まぁそーなんだけどー…」
確かに、お酒は地酒メーカーに勤める父親のこともあり、中学から親公認で解禁だ。
父親は晩酌するし、母親も滅多に呑まないけど、強いのは分かってるし、何より寮の共用の冷蔵庫には置けないからって、自室には車に備え付け出来るよーな小さな冷蔵庫があるぐらいだけど…
でも、それでも…こんな日に…
「まーまー、細かいことは置いといてw 乾杯しよーぜ?」
貴がシャンパングラスを片手に微笑む。
「うん…」
あたしもシャンパングラスを手に取る。
シュワシュワ音を立てる、キレイな透明のスパークリングワイン。
「2人の夜に乾杯…」
2人でカチリとグラスを合わせる。
キレイな夜景とスパークリングワイン。
何かもー…
お酒じゃなくて、違う意味で酔っちゃいそーだよ。
貴……
「うん… 地元の彼氏と上手くいって無いみたいでさ? 分からないなりにアドバイスはしてみたんどけど…」
門限少し前に寮を出たあたしは、途中まで迎えに来てくれた貴の車の中で、そーこぼす。
「そっかぁ… まぁ琴美ぐらいの年だと遠恋は難しいのかなー?」
運転しながら貴が呟く。
「って…ウチらもしばらく遠恋になるじゃん。不安にさせるよーなコト言わないでよ…」
「あはは、ごめんごめんw」
ハンドルを握ったまま、貴がくしゃっとあたしの頭を撫でる。
この大好きな撫で方とも、しばらくはお別れなのかな…
あたしは少し切なくなる。
でも、今夜は2人っきりのX'mas。
目一杯楽しむんだから!
車は都心の繁華街を抜けると、反対側のビル群のへと走って行く。
キラキラ光る夜景がキレイだった。
ふと、車が高層ビルの一角に入る。
「貴…?」
あたしはキョトンとしながら貴の顔を覗き込む。
「ま、いーから着いて来いってw」
貴は車を止めれば、1人で降りてってしまうもんだから、あたしは慌てて車から降りる。
え、ちょっと待って…?
ココ、都内でも有数の高級ホテルじゃん!
あたしはびっくりしてポカンとしてる間に、貴はドアマンの人に車のキーを渡せば、先に行ってしまう。
「ちょ、ちょっと、貴…っ!」
ロビーも何かめちゃめちゃ豪華だし…
あたしは突然のことに全くついていけて無いまま、エレベーターホールに居る貴を追いかける。
「ん? 何だよ、慌ててw」
ポーン…
エレベーターが到着すれば2人で乗り込むけど、あたしはまだ何が何だか分かっていない。
「何でこんなとこ来たのよっ!? 今日は貴の家で…」
「ふふw」
慌てるあたしをよそに、貴はあたしの言葉を遮って優しくキスを落とす。
「…キスで誤魔化さないで」
「何だよ、ご不満ですか? お姫様?」
「は? 姫って…」
膨れるあたしに対して、貴はあくまで涼しい顔だ。
ポーン…
とか何とか言ってるうちに、エレベーターは52階にあるレストランに到着する。
「すみません、予約してた緑川ですけど」
「お待ちしておりました、緑川様」
は?
え…?
予約…!?
あたしはまだ状況についていけて無いまま、貴と一緒に係の人に案内されるがままに席に通される。
「うわぁ…っ!」
奥の窓際。
見下ろす限りのキレイな夜景…
あたしはまだよく状況を飲み込め無いながらも、眼下に広がる夜景に目を奪われる。
「すっごいキレイっ! でも何でココ…?」
「嫌だった?」
「いや、そーゆーワケじゃなくて! 今日は貴の家でって予定だったじゃん」
「予定は変更するためにあるんだよ」
なんて貴に微笑まれると、あたしは何も言えなくなってしまう。
まさか…あたしとのX'masのために…?
そんな、貴…っ!
絶対こんなとこ高いだろーに!
あたしは恥ずかしさと嬉しさで、貴から視線を外せば夜景を見つめる。
貴がタバコの火を燻らせてる間に、飲み物が運ばれてくる。
って…ん?
おーいっっ!
食前酒!?
どー見てもスパークリングワインじゃんっ!
「貴…?」
「ん?」
係の人が注ぎ終わって席を離れたタイミングで、あたしはすかさず聞いてみる。
「あたしの年、分かってるよね?」
「別に普段から寮で飲んでるって言ってたじゃんw」
「いや、まぁそーなんだけどー…」
確かに、お酒は地酒メーカーに勤める父親のこともあり、中学から親公認で解禁だ。
父親は晩酌するし、母親も滅多に呑まないけど、強いのは分かってるし、何より寮の共用の冷蔵庫には置けないからって、自室には車に備え付け出来るよーな小さな冷蔵庫があるぐらいだけど…
でも、それでも…こんな日に…
「まーまー、細かいことは置いといてw 乾杯しよーぜ?」
貴がシャンパングラスを片手に微笑む。
「うん…」
あたしもシャンパングラスを手に取る。
シュワシュワ音を立てる、キレイな透明のスパークリングワイン。
「2人の夜に乾杯…」
2人でカチリとグラスを合わせる。
キレイな夜景とスパークリングワイン。
何かもー…
お酒じゃなくて、違う意味で酔っちゃいそーだよ。
貴……
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