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最高にロマンチックな夜…
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「あー… お腹いっぱいっ! 美味しかった! ご馳走様っ!」
あたしは慣れないワインと雰囲気にやられて、すっかりほろ酔い。
「そりゃ良かったw」
貴が笑いながらエレベーターのボタンを押す。
って…ん?
何で51階?
貴んちに帰るんじゃないの?
あたしはほろ酔いの頭のまんま、考えてみるけどよく分かって無い。
エレベーターはすぐに51階に到着すれば、あたしはふらふらしたまんま貴の後を着いて行く。
程なく1つのドアの前で貴が立ち止まる。
5124。
そー書かれた部屋にカードキーを挿せば、部屋のカギがカチリと開いた音がした。
うわぁ…っ!
あたしは部屋に入ってその豪華さに驚いてしまう。
何か…部屋の中を仕切ってあって、他にも部屋があるっ!
も、もしかして…コレがウワサ(?)のスイートルーム!?
「ま、最高クラスの部屋じゃなくて申し訳無いんだけど、一応ねw」
部屋を見て驚いてるあたしを察したのか、貴がスルリとネクタイを外せば、ジャケットと共にリビングのソファへと置く。
「えっ? コレで!?」
あたしは驚きながら貴を見つめる。
ソファセットのテーブルの上には、またもシャンパンとフルーツ、それとミニブーケが置かれていた。
「あーっ! 可愛いっ!!」
ピンクを基調にまとめられたミニブーケ。
あたしは手に取れば嬉しさで思わず顔が緩む。
「本当は赤い薔薇の豪華なのにしたかったんだけど、明日荷物になっても悪いからさ? 今日はそれで我慢して?」
貴がシャンパンをグラスに注ぎながら、微笑んで手招きする。
「えーっ!? 全然だよっ? 超嬉しいっ!! だってホラ、薔薇も入ってるし!」
あたしは笑いながら、促されるままに貴の隣へと座る。
「琴美が薔薇が好きなのは知ってたからさ? それは無理言って入れてもらったとか内緒な?w」
「言っちゃったら全然内緒になって無いよ?w」
「あ、そっかw」
なんて2人で笑いながら、またグラスを合わせる。
「ピンクの薔薇の花言葉、知ってる?」
貴がグラスを開ければ、注ぎながら聞いてくる。
「えと…何だっけ…?」
酔いがまわった頭であたしは考えるけど、なかなか出て来ない。
「上品とか気品、温かい心って意味だよ」
なんて貴が笑う。
「あ、そーなんだ…?」
あたしは膝の上に置いたミニブーケを改めて手に取れば、じっと見つめる。
ピンクの薔薇が3本と同じくピンクのガーベラも入ってる。
「ねーねー、ピンクのガーベラは?」
ついでとばかりにあたしは聞いてみる。
「何だと思う?w」
少し意地悪そーな貴の笑顔。
「分かんないから聞いてんじゃんw」
「それもそっかw」
膨れるあたしを、貴が抱き締める。
「熱愛、って意味だよ…」
貴の吐息が耳にかかって、あたしはつい声を漏らしそーになる。
「熱愛…かぁ…」
あたしはわざと平静を装えば、身体を離して貴を見つめる。
「そ。あとこれ…」
貴がジャケットのポケットから何かを取り出す。
それは小さな白い小箱だった。
「え…何…?」
「いーから開けてみ?」
貴の言葉に促されるよーに小箱を開けば、中には赤いケース。
その中には……
あたしはそれを確認すれば、涙が溢れてしまう。
「おいおい、泣くなしw」
「だって…」
中に入ってたのは、銀の台座にハート型の石のついた、指輪だった。
「プラチナとかじゃねぇ普通のシルバーだし、石もイミテーションだけど…」
「うん… そんなの全然… あたしにはまだ早いよ…」
貴はあたしの左手を取れば、それを薬指にはめてくれた。
「いつか、ちゃんとしたの渡したいと思ってるから」
貴……っ!
あたしは涙が止まらないまま、ぎゅっと貴に抱き付いた。
あたしにとっては最高のプレゼント。
大好きな彼氏と2人っきりで、夜景が見えるレストランでディナー食べて、こんな素敵な部屋で指輪もらえるなんて…
「琴美…」
貴が指であたしの涙を拭いながら微笑む。
「愛してるよ…」
そっと、あたしたちは口付けを交わした……
貴にお姫様抱っこされて、そのままベッドルームへと運ばれる。
都会の中の空中庭園みたいな豪華な部屋で、このまま貴と2人、夜に溶けてしまっても構わないと思った…
本気で思った。
思ってたのに……
あたしは慣れないワインと雰囲気にやられて、すっかりほろ酔い。
「そりゃ良かったw」
貴が笑いながらエレベーターのボタンを押す。
って…ん?
何で51階?
貴んちに帰るんじゃないの?
あたしはほろ酔いの頭のまんま、考えてみるけどよく分かって無い。
エレベーターはすぐに51階に到着すれば、あたしはふらふらしたまんま貴の後を着いて行く。
程なく1つのドアの前で貴が立ち止まる。
5124。
そー書かれた部屋にカードキーを挿せば、部屋のカギがカチリと開いた音がした。
うわぁ…っ!
あたしは部屋に入ってその豪華さに驚いてしまう。
何か…部屋の中を仕切ってあって、他にも部屋があるっ!
も、もしかして…コレがウワサ(?)のスイートルーム!?
「ま、最高クラスの部屋じゃなくて申し訳無いんだけど、一応ねw」
部屋を見て驚いてるあたしを察したのか、貴がスルリとネクタイを外せば、ジャケットと共にリビングのソファへと置く。
「えっ? コレで!?」
あたしは驚きながら貴を見つめる。
ソファセットのテーブルの上には、またもシャンパンとフルーツ、それとミニブーケが置かれていた。
「あーっ! 可愛いっ!!」
ピンクを基調にまとめられたミニブーケ。
あたしは手に取れば嬉しさで思わず顔が緩む。
「本当は赤い薔薇の豪華なのにしたかったんだけど、明日荷物になっても悪いからさ? 今日はそれで我慢して?」
貴がシャンパンをグラスに注ぎながら、微笑んで手招きする。
「えーっ!? 全然だよっ? 超嬉しいっ!! だってホラ、薔薇も入ってるし!」
あたしは笑いながら、促されるままに貴の隣へと座る。
「琴美が薔薇が好きなのは知ってたからさ? それは無理言って入れてもらったとか内緒な?w」
「言っちゃったら全然内緒になって無いよ?w」
「あ、そっかw」
なんて2人で笑いながら、またグラスを合わせる。
「ピンクの薔薇の花言葉、知ってる?」
貴がグラスを開ければ、注ぎながら聞いてくる。
「えと…何だっけ…?」
酔いがまわった頭であたしは考えるけど、なかなか出て来ない。
「上品とか気品、温かい心って意味だよ」
なんて貴が笑う。
「あ、そーなんだ…?」
あたしは膝の上に置いたミニブーケを改めて手に取れば、じっと見つめる。
ピンクの薔薇が3本と同じくピンクのガーベラも入ってる。
「ねーねー、ピンクのガーベラは?」
ついでとばかりにあたしは聞いてみる。
「何だと思う?w」
少し意地悪そーな貴の笑顔。
「分かんないから聞いてんじゃんw」
「それもそっかw」
膨れるあたしを、貴が抱き締める。
「熱愛、って意味だよ…」
貴の吐息が耳にかかって、あたしはつい声を漏らしそーになる。
「熱愛…かぁ…」
あたしはわざと平静を装えば、身体を離して貴を見つめる。
「そ。あとこれ…」
貴がジャケットのポケットから何かを取り出す。
それは小さな白い小箱だった。
「え…何…?」
「いーから開けてみ?」
貴の言葉に促されるよーに小箱を開けば、中には赤いケース。
その中には……
あたしはそれを確認すれば、涙が溢れてしまう。
「おいおい、泣くなしw」
「だって…」
中に入ってたのは、銀の台座にハート型の石のついた、指輪だった。
「プラチナとかじゃねぇ普通のシルバーだし、石もイミテーションだけど…」
「うん… そんなの全然… あたしにはまだ早いよ…」
貴はあたしの左手を取れば、それを薬指にはめてくれた。
「いつか、ちゃんとしたの渡したいと思ってるから」
貴……っ!
あたしは涙が止まらないまま、ぎゅっと貴に抱き付いた。
あたしにとっては最高のプレゼント。
大好きな彼氏と2人っきりで、夜景が見えるレストランでディナー食べて、こんな素敵な部屋で指輪もらえるなんて…
「琴美…」
貴が指であたしの涙を拭いながら微笑む。
「愛してるよ…」
そっと、あたしたちは口付けを交わした……
貴にお姫様抱っこされて、そのままベッドルームへと運ばれる。
都会の中の空中庭園みたいな豪華な部屋で、このまま貴と2人、夜に溶けてしまっても構わないと思った…
本気で思った。
思ってたのに……
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