目が覚めたら異世界?にいたんだが

睦月夜風

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第3章 月龍、現世に戻る

第10話 恋人の死

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    第10 恋人の死



「それで、紅龍こうりゅうは強いのかな」
「闘わせるの?」
「もし、俺達の目の届かない所で何かあったたら大変だろ」
「でも、まだ赤ちゃんだよ」
「いや、別に強制的にやらすつもりは無いよ」
「そうなんだ」
「そんなことしたら、俺の前の母さんと変わらないだろ?」
「そうだね」
キュ!
「こいつは俺の母さんみたいに厳しくなんかしないよ」
月龍つきりゅう
「取り敢えず、他の奴らも待ってみよう」
「二人とも何してるの~?」
「あ、かげちゃん」
「この卵の孵化」
「へぇ、そこの小さなドラゴンは?」
「さっき生まれた、紅龍こうりゅうって名前だよ」
「へぇ、宜しくね紅龍こうりゅうちゃん」
キュ!
「それにしても、まだあいつは来ないのか?」
「うん」
「何しているんだ?」
「知らない」
「もう夜だから寝ているんじゃ」
「あり得るな」
「なら、会議は中止?」
「ああ、皆にもそう伝えといてくれる?」
「分かった」
かげは消えた
キュ!キュ!
「どうした?」
「見て!卵にひびが」
「お、今度は何だろう」
バキバキ
青色の小さなドラゴンが出てきた、そしてそのドラゴンはヒレがついていた
「羽が無いね」
ブル
「鳴き声、ブル、なんだ」
そして月龍つきりゅうの側まで来た
「よしよし」
ブルブル
「この子は何か落ち着いているね」
「だな」
キュ!
ブル!
「仲良いんだね」
「ただいま-、どう?生まれた?」
「うん、生まれたよ」
「見せて~」
かげは青い小さなドラゴンを見た
「可愛い-!」
「名前どうしよう」
ブル、ブル
海風かいふう、なんてどう?」
「良いんじゃない?」
「それじゃ海風かいふう宜しく」
ブルブル
「よろしくね海風かいふうちゃん」
「よろしく」
ブルブル
「後、3匹か」
「ん?海風かいふうちゃんどうしたの?」
ブ、ブル
海風かいふうはよろよろと落ちた
「大丈夫か!?」
「体が乾燥してる」
「水がいるのかな?」
「確か桶はここに、あ、あった」
月龍つきりゅうは桶に水を溜めその中に海風かいふうを入れた
すると
ブルブル!
「「「ほっ」」」
「この子は水の中じゃないと生きて生けないのかな?」
「そういうことだろ」
キュ!
その時紅龍こうりゅうも水の中に入った
キュ!キュ!キュ!
ブル!
「水遊びがしたいんだね」
「それにしても」
「後の3つはなかなか生まれないな」
「だね」
「そろそろ皆、寝る?」
「そうだな、明日の事もあるし」
「この子達どうするの?」
紅龍こうりゅうは何処でも良いけど海風かいふうがな~」
「ん?月龍つきりゅう私達の部屋に水槽、あったよね」
「あ、そうだな」
「それじゃ紅龍こうりゅう海風かいふう行こっか」
キュ!ブル!
三人は教室から出た
「それじゃまた明日」
「「おやすみ」」
「おやすみ」
そして月龍つきりゅう達はかげと別れた
「よし、ついた」
「えっと、確か水槽は、あった!」
「ちょっと水、足すか」
月龍つきりゅうは水槽に水を入れた
そして桶ごと海風かいふうを水槽に入れた
ブル!ブル!
「大丈夫かな?」
海風かいふうは元気よく泳いでいた
「ちょっと俺、桶戻して来るから」
「分かった」
月龍つきりゅうは部屋のドアを開けてさっきの教室に向かった
「よしよし」
キュ!
紅龍こうりゅうちゃんは元気だね~」
「何をしているんだ?」
「あ、狩野かりの
「えっと、そこの二体のドラゴンは?」
「さっき生まれた子だよ」
「いつの間に」
「何か月龍つきりゅうが昨日、卵で見つけたんだって」
「へぇ」
「あ、狩野かりのどした?」
「いや、別にちょっとこの龍達が気になって」
紅龍こうりゅう海風かいふうにか?」
「ああ」
「とまあ、後、3つ残っているけどな」
「へ、へぇ」
「あ、そうだ、明日も会議するから」
「分かった」
「それじゃおやすみ」
「おやすみ」
狩野かりのは立ち去った
「それじゃ、寝よっか」
「うん!」
「また添い寝かよ」
「別に良いんじゃん」
「はいはい」

そして朝になった
「ふぁ~」
キュ!
「あ、おはよう紅龍こうりゅうってん?」
  キュ!キュ!
「え?お前、何でそんなに大きくなってんの?」
キュ-!
「まさか海風かいふうもか」
月龍つきりゅうは水槽を見た
ブルブル?
「あれ?海風かいふうは普通だな」
キュ!
「なんか、ドラゴンになってきたな紅龍こうりゅう
キュ!キュキュ
「よしよし」
キュ~
「それにしても、何でこんなに成長速度が速いんだ?」
キュ?
「あはは、まぁ言っても分からないか」
キュ~
「お腹減ったの?」
キュン
「(何を食べるんだ?こいつ)」
(知るか)
「(だよな~)」
(魚とか?)
「(猫じゃあるまいし)」
その時紅龍こうりゅう月龍つきりゅうのズボンのポケットに頭を突っ込んだ
「へ?」
キュン!
紅龍こうりゅうはキャラメルを咥えて出てきたそして袋を破ろうとした
「あ~、ちょっと待って」
月龍つきりゅうはキャラメルの袋を破った
キュ!
すると紅龍こうりゅうはキャラメルを食べ始めた
バリバリ
「あ、噛むんだ」
ブール~
「あ、海風かいふうもお腹減ったの?」
ブル
「キャラメル食べる?」
ブルブル
海風かいふうは頭を振った
「こいつは水のドラゴンだから···」
(魚だろ)
「だな、でも切り刻んで小さくするか」
月龍つきりゅうは魚を取り出し小さく切り刻んだ
「はい」
ブルー!
海風かいふうは水槽から出てきて魚を食べ始めた
「ふぅ、ってかそろそろルザルス起こすか」
月龍つきりゅうはルザルスの体を揺さぶった
「起きろ~」
「zzz」
その時、魚を食べ終えた海風かいふうがやって来た
「ん?どうした?」
ブル!
海風かいふうは口から水をルザルスめがけて発射した
「きやっ!」
ルザルスは起きた
「お-、ナイス」
「え?何?」
ブルー
「あ、海風かいふうちゃん」
ブル
「あ、そう言うことね」
「そろそろ起こす時間だからな」
キュ
「あ、紅龍こうりゅうちゃん·····何か大きくなった?」
キュ!
「あ~、何か知らんけど成長しましたはい」
「わぁ、格好いいね」
キュ
「鳴き声は相変わらずだけどな」
「可愛いからよし」
「取り敢えず、皆起きているか見に行ってくる」
「分かった-」

「あ、おはよう月龍つきりゅう
「おはよう佐原さはら
「ねぇ、かける見た?」
「ううん」
「ならさ、これ渡しといてくれる?」
「手紙?」
「うん、見ないでね」
「あ(察し)分かった」
「それじゃ、頼むね」

「あいつ何処に行ったんだ?」
「誰を探しているの?月龍つきりゅう
「お、紅葉こうようかける見なかった?」
「え?かけるかぁ、見てないな~」
「見つけたら、ちょっと呼んで」
「分かった」
「あ、いたいた」
「何だ?狩野かりの
「重大発表がある、二人とも来てくれ」
「わ、分かった」

「んで、何の用なんだよ」
「昨日、かけるが死んだ」
『え』
その時だった
「う、嘘よね、ね、ねぇ」
狩野かりのは袋を取り出し佐原さはらの前に置いた、佐原さはらは恐る恐る袋を見たすると中には
「そ、そんな」
かけるの遺体が入っていた
「いや、いや、いや、いや、イヤアアアアア!!!!!」
佐原さはらちゃん!」
「な、何があったんだ?」
「わからん、昨日、お前らと会った後に窓を見たら遺体があった」
「そんなことよりも、佐原さはらさんが」
佐原さはらの近くにはかげとルザルスがいた二人とも佐原さはらを落ち着かせていた
「少し落ち着いて」
「いや、認めない!認めない!」
「悲しい事は分かっているよ、でも···」
「う、うう」
「やっぱり、恋人が死んだから」
「成る程な」
その時
キュ!
ブル!
「あ、紅龍こうりゅう海風かいふう
「え?何か大きくなった?」
「うん」
「どうしたの二人とも?」
「えっと」
キュ!
ブルブル!
「『泣かないで、泣いてたら、死んだその人が悲しむよ』とあの赤いドラゴンさんは言ってますね」
紅龍こうりゅう海風かいふうだよ」
「ルザルス耳かして」
「何?」
「ごしょごしょ」
「ふむふむ、分かった」
「ん?何て言ったんだ?」
「内緒」
「取り敢えずさ佐原さはらちゃん、行こっか」
「········」
ルザルスは佐原さはらの手を繋ぎ教室に行った
紅龍こうりゅう
キュ?
「火の色、変えれる?」
キュン!
「『出来るよ』だそうです」
「なら、俺と一緒に来て」
キュ!
「んでさ、かげ小鳥ことり、ごしょごしょ」
「分かった」
「分かりました」
海風かいふう
ブル!
「ありがとうな」
「「「「?」」」」


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