最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

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クラス転移

神様

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 僕は教室に居たはずなのに、宇宙っぽい空間にいて、無重力空間にいるような身体がふわふわしてまともに動く事ができないが、息はできるので宇宙空間ではないのはわかるけど……。

「ここはどこなんだろう? それにクラスメイトはどこへ?」

【ここは転生の間である。これから貴様には異世界に行き魔王を倒してもらう】

「え、誰?」

 教室で聞こえた声と同じだけど……姿は見えない。

 話し方は高圧的で非常に嫌な感じだな。

【私は神だ。貴様に素晴らしいスキルをやるから、さっさと魔王を倒してこい】

【それと身体も現地に適合しやすいように作り替えておく、あとは帝国のやつに任せてある】

 すると宇宙空間っぽい場所が光り出す。

「え。え?」

 あ、これはまた飛ばされるやつだ。

 僕は質問したい事が沢山あるのに、神様は僕の話を聞く気がないのか、伝える事だけ伝えて消えてしまったらしい。

 もしかしたらクラスメイト全員の対応で忙しいからなのかな?


 ★


 次に僕が目を開けると、そこは大聖堂の様な高い天井に豪華な壁、全身金属甲冑を着た人達に囲まれた場所にいた。

「なんだここは!」
「さっきまで教室にいたのに!?」


 そして混乱しているクラスメイトがいた。

 それにしても、これが異世界転移なのか……。

 あれ?

 何かこの大聖堂みたいな空間に見覚えがあるのは気のせいかな?

 この豪華な装飾とか、どこかで見たことがあるんだけど……



「静かにして下さい! 私はファルム帝国の第三王女、ソフィアです! あなた達は神に選ばれた勇者さま候補になります。ですので、これから適正検査をして頂き、その結果により役割が決まります」

 大聖堂の奥には巨大な階段があり、そこには第三王女と名乗る金髪の美女と豪華な椅子に座るおじさんがいた。

 あのおじさんが王様なのかもしれない。

「もっと説明して下さい! 私達は急にこんな場所に飛ばされたのです! まずはこの状況の説明をお願いします!」

 クラス委員の望月さんがクラスメイトの気持ちを代弁してくれた。

 神様は帝国の人に丸投げした感があるから、代わりに帝国の人にはしっかり説明してほしいとは僕も思う。

「神様より説明を受けていないのですか?」

「受けてません! そもそも神様には会ってすらいません!」
「そうだ、そうだ!」

 え?

 クラスメイトは神様には会ってすらいないの?

 まあ、僕も高圧的な声が空から聞こえただけで、確かに神様には会ってはいないな。

「そうなのですか? 聞いていたのと少し違いますが、良いでしょう。あなた方は全員が数分以内に亡くなる予定で、こちらの世界で適正のある若者という条件で勇者候補として召喚されました。そして召喚の目的は魔族の王である魔王を討伐してもらう為です」

 クラスメイトは王女様の話を聞き、ざわつく。

「あの! すいません、質問いいですか?」

 また望月さんが手を挙げて質問しようとする。

「どうぞ」

「私達が数分以内に亡くなる予定って理由はなんですか? みんなが一斉に亡くなるなんてあり得ないと思うんですが」

「……理由までは私も分かりませんが、神様が判断したので、皆様が亡くなる予定だった事は確実です。まあ、私はそちらの世界を知りませんが、天災などが起きれば全員亡くなる事もあるのではないですか?」

「天災……確かに地震でなら、みんな下敷きになってしまうかも? そっか……私達は……」

「納得してもらえて良かったです。それでは続けます。魔王を討伐するには高ランクのスキルが無いと対抗出来ない理由がありまして、神様にお願いをしたら皆様を送ってもらうことになりました。ですので、これから皆様にはスキルのランク査定をした後、適性があれば勇者として訓練してもらい、不適性ならば資金を渡して追放します」
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