4 / 71
クラス転移
追放
しおりを挟む
クラスメイトの鑑定は順調に進み、Aランクが6人も出て王女様や王様は笑顔だった。
異世界転移では最低ランクとされるDランクも5人居たが、サポート系の固有スキルだった為、全くの外れという訳ではなかった。
「最後の人は……」
「高木華音です」
そう、僕は周りの人の流れを見ていたら、一番最後になっていたのだ。
出来れば最後ではなく、真ん中辺りが良かったなと今更ながら後悔した。
「タカギ様ですね」
「ちょっとまて!? そいつは高木華音じゃない! 偽物だ!」
「え?」
クラスメイトから偽物呼ばわりされて、僕は驚く。
偽物ってなに?
「それはどういう事でしょうか?」
王女様は表情を変えずに、偽物と叫んだクラスメイトに質問する。
僕もなぜ偽物呼ばわりするのか聞きたい。
クラス内で孤立はしていたが、偽物と言われるほど嫌われてはいないはずだ……たぶん。
「そいつの容姿は、俺達の知っている高木華音では絶対ねぇ!! クラスメイトに聞いてもみんな同じ意見なはずだ!」
「何を言ってるんだよ! 僕は高木華音だよ!?」
「黙れ! 偽物! 高木華音は男だ!」
「え、僕は男だよ」
「お前はどう見ても女だろ! 華音は確かに小さくて女の子っぽい感じではあったが、お前みたいな完全な女じゃ絶対にない!」
「そうだ! 華音を語る偽物!」
「「偽物!!」」
「……僕が女?」
みんな何を言ってる……?
そこで僕は今更だが、あるはずのない胸の膨らみが見えた。
この膨らみは……男性では絶対にない膨らみだった。
え、どういう事?
そして僕は股間に手を当てると、あるはずのものが完全に消えていた。
は?
僕の息子はいずこへ?
あれ?
僕って見た目が変わってる?
「皆様、落ち着いて下さい。この方が誰かは鑑定鏡に触れれば分かります。鑑定鏡にはスキルの他に名前も表示されるのですから」
「そうなのか! なら早く試させようぜ」
僕としても見た目が変わっていても高木華音である事には変わりないから、証明出来るなら有り難い。
僕はすぐに鑑定鏡に手をかざす。
すると、今までの光よりも遥かに明るい光が放たれた。
もしかしたらAランクより上とか?
僕は期待をしながら王女の言葉をまつ。
「……鑑定結果、ランクは存在しない筈のEランク、名前は全くの別人です。ですので紛れ込んだ偽物と判断し、この者を死の森へと追放します!」
「そんなバカな! 僕が偽物だなんて何かの間違いだ!」
ガンッ!
「ガハッ……」
後ろから全身甲冑の騎士に殴られ意識朦朧となる……
「鑑定鏡は嘘をつきません。直ちにこの者を連れていきなさい」
異世界転移では最低ランクとされるDランクも5人居たが、サポート系の固有スキルだった為、全くの外れという訳ではなかった。
「最後の人は……」
「高木華音です」
そう、僕は周りの人の流れを見ていたら、一番最後になっていたのだ。
出来れば最後ではなく、真ん中辺りが良かったなと今更ながら後悔した。
「タカギ様ですね」
「ちょっとまて!? そいつは高木華音じゃない! 偽物だ!」
「え?」
クラスメイトから偽物呼ばわりされて、僕は驚く。
偽物ってなに?
「それはどういう事でしょうか?」
王女様は表情を変えずに、偽物と叫んだクラスメイトに質問する。
僕もなぜ偽物呼ばわりするのか聞きたい。
クラス内で孤立はしていたが、偽物と言われるほど嫌われてはいないはずだ……たぶん。
「そいつの容姿は、俺達の知っている高木華音では絶対ねぇ!! クラスメイトに聞いてもみんな同じ意見なはずだ!」
「何を言ってるんだよ! 僕は高木華音だよ!?」
「黙れ! 偽物! 高木華音は男だ!」
「え、僕は男だよ」
「お前はどう見ても女だろ! 華音は確かに小さくて女の子っぽい感じではあったが、お前みたいな完全な女じゃ絶対にない!」
「そうだ! 華音を語る偽物!」
「「偽物!!」」
「……僕が女?」
みんな何を言ってる……?
そこで僕は今更だが、あるはずのない胸の膨らみが見えた。
この膨らみは……男性では絶対にない膨らみだった。
え、どういう事?
そして僕は股間に手を当てると、あるはずのものが完全に消えていた。
は?
僕の息子はいずこへ?
あれ?
僕って見た目が変わってる?
「皆様、落ち着いて下さい。この方が誰かは鑑定鏡に触れれば分かります。鑑定鏡にはスキルの他に名前も表示されるのですから」
「そうなのか! なら早く試させようぜ」
僕としても見た目が変わっていても高木華音である事には変わりないから、証明出来るなら有り難い。
僕はすぐに鑑定鏡に手をかざす。
すると、今までの光よりも遥かに明るい光が放たれた。
もしかしたらAランクより上とか?
僕は期待をしながら王女の言葉をまつ。
「……鑑定結果、ランクは存在しない筈のEランク、名前は全くの別人です。ですので紛れ込んだ偽物と判断し、この者を死の森へと追放します!」
「そんなバカな! 僕が偽物だなんて何かの間違いだ!」
ガンッ!
「ガハッ……」
後ろから全身甲冑の騎士に殴られ意識朦朧となる……
「鑑定鏡は嘘をつきません。直ちにこの者を連れていきなさい」
376
あなたにおすすめの小説
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる