最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

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名もなきエルフ族の村

エルフ族の村へ

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 僕は精霊の道案内に従い、エルフの村を目指して歩いているのだが……。

「このエルフの村って道が獣道しかないんだけど、普通に歩きやすい道は無いのかな? エルフの人が歩く為の道とか」

『エルフ族は森を移動するときは、基本的に木の上を移動すると思いますから、地面は自然のままなんですよね』

「木の上を? え? エルフって人型だよね?」

 猿とかそんな見た目の種族なのかな?

『エルフ族の前では間違っても猿だなんて例えたらダメですからね!? エルフ族は容姿を気にしますから、猿なんて言われたら一生恨まれますよ!』

 精霊がガクガクしながら僕の猿発言を注意してくる。

 なるほど……エルフ族に容姿の話は厳禁だな……

「ちなみに、容姿はどんな感じなの?」

『エルフ族は、男女共に容姿は中性的で、人族から見たら美形がほとんどだと思います』

「そうなんだ……中性的で美形か。そりゃあ、猿みたいなんて言ったら刺されそうだね」

『ちなみに、カノンの容姿は人族よりもエルフ族に近いと思いますよ。耳や髪色や目の色以外はエルフ族と言われても違和感ないです』

「そういえば、僕って女性の容姿だったんだね。僕の見た目って美形なの?」

 湖に映る自分の容姿は確認したけど、常に微かな波があるせいで、鏡みたいにはっきりと確認出来ていない。

 王城の鑑定鏡も地球の鏡とは全く違い、ぼやけて見えるから、はっきりした容姿は分からないでいる。

『そうですよ~? あれ? もしかしてカノンは自分の容姿を見たことない?』

「うん、この世界って鏡があまり綺麗じゃないから……」

『光魔法とか光精霊魔法で鏡を作れますよ』

「ああ! 魔法か!」

『鏡を作りますか?』

「うん、お願い」

『了解~』

 精霊が体内から光精霊魔法を発動させ、僕の目の前に全身が分かる鏡が現れる。

 鏡を作るのがこんなに簡単だとは……魔法って凄いな。

 精霊が作ってくれた鏡を見てびっくりする。

 え、誰?

 目の前には、アイドルでも余裕で売れそうな可愛い美少女がいた。

 今更だけど、瞳の色は紫色で、髪色はうっすら紫色になっていて、元の自分とは全く違った。

 うん、これは流石にクラスメイトも誰か分からないよね。

 僕ですら分からないからね。



 容姿を確認後、しばらくすると、精霊やスライムみたいな念話で、知らない人から話しかけてきた。

『侵入者に警告する……これ以上進めば攻撃する』

「この声はエルフ族?」

『そうでしょうね。ちょうど良いので念話でメロンを用意していると伝えましょう。いきなり攻撃されなくて良かったです』

「あ、そうだね……えっと、念話は……」

 念話は相手から飛ばされた魔力や神気に同調して、その同調に伝えたい言葉を念じれば念話になるんだったかな。

 僕からは念話が送れないから助かる。

『僕はカノン。エルフの人に助けてもらいたくて来ました。迎え入れてくれたら、お礼にメロンをあげますのでお願いします』

『め、メロンだと……う、嘘を付くな。メロンは気候変動により絶滅したと聞いているぞ! この世にはメロンはもうないのだ……』

 エルフ族って、本当にメロンが好きなんだな。

 最後の方は涙まじりだった。

『メロンなら数種類あって、交渉次第でいくらでも用意出来ますよ。誰か取りに来てもらえたら、1個無料で差し上げます』

 僕は2000sを消費して高級メロンを取り出した。

『そ、それは……確かにメロン……いや、幻覚の可能性も、だ、誰か確認に行けるか!?』


 メロンの攻撃力は絶大だった。

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