最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

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モンスターブレイク

モンスターの暴走

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【カノン】

 僕がエルフの村に住み着いて数カ月目。

 僕は【通販】のおかげで村長よりも崇められる存在になっていた。

【無限増殖】もヤバいスキルだったけど、【通販】は別格のヤバさだと思う。

 戦闘には役に立たないが、戦闘以外では神気がいっぱいあるので無双状態だ。

 本来なら神気は貴重なものだから、【通販】は本来気軽には使えないスキルだとすれば、納得出来る効果だと思う。

「カノン様、ちょっとご相談があるのですが」

 村長が珍しく早朝なのに、相談しづらそうな表情で僕の家にやってきた。

 そう言えば、僕は現在、村長の家の隣にマイホームを作り、そこで生活している。

「どうしたんですか?」

「神聖樹範囲外の偵察任務から帰って来たものから良くない報告が来まして、カノン様に相談したいとおもいまして……」

「神聖樹範囲外の偵察任務? そんなのがあったんだね」

「はい、理由は分かりませんが、偵察の話ではモンスターの様子がおかしく、皆が村に向かって歩いているという報告がありました。先頭のモンスターは早ければ6時間後に結界にぶつかります」

「え……結界ならば防げるの?」

「それは今まではこの村まで来たモンスターがいなかったので分かりません。しかし、モンスターの数が増えればいつかは結界が壊れます。そしたら、カノン様は逃げて下さい」

「みんなは? 逃げるんだよね?」

「我々は神聖樹を守る為に、ここに残ります」

「そんな……外のモンスターと戦えばみんなは……」

「間違いなく全滅するでしょう……しかし、我々は神聖樹と共にありますので、仕方ありません。しかし、カノン様は違いますので、早急に村から離れてください」

「いえ、僕は最後まで一緒に戦います」

 僕は迷いなく、答える。

 僕が戦う事で、もしかしたら、少しは助けになるかもしれないし、死に戻りをしてもエルフ族の村を探してモンスター対策を考える事が出来るはずだ。

「駄目です! 精霊王と同格、もしくはそれ以上のカノン様を危険な目に合わせたとなったら、我々の名誉に関わります。ですので、すぐに村を離れてください!」

「そう言われると……だけど、僕も皆さんを見殺しにしたら自分が嫌になります。だから手伝いたいんです。それに僕には死に戻りスキルがあるので、僕の事は気にしないで下さい」

「し、死に戻り? そんなスキルは聞いた事がないですよ……禁忌指定すら……いえ、今は気にしても時間の無駄ね……カノン様、それでは力を貸してください」

「はい!」

 僕とエルフ族20名による生死をかけた戦いが始まった。





 ★

【???の神】

 最近、面白い配信はないなぁ……

 俺は【神々の配信】を見ながらつぶやく。

【神々の配信】は神チューバーが神々に配信する神専用アプリで、地球という下民が考えた娯楽を、ゼウスがパクって流行らせたものなんだけど、暇な神々にはど・ストライクで、大流行した。

 その中でも異世界転移や異世界転生した下民を追跡するものが特に流行った。

 神チューバーは禁忌に触れないレベルのスキルや魔法、異能など様々なアイデアで下民を強化したあと、ピンチを演出する為にギリギリの強さの敵を投入して神々を楽しませた。

 俺は最新の【異世界転移】で検索をかけると、1768件も引っかかり、その中でも【勘違い系】【やり過ぎ】でさらに調べる。

 すると、禁忌スキルのチート祭りという切り抜き動画があった。



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