【完結】私のことが大好きな婚約者さま

咲雪

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sideリアーナ

4.事件の真相

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 第二王子刺殺未遂事件の首謀者は、側妃様でした。
 第一王子の立太子が見送られそうになったのはいいものの、王太子には第二王子を推す声ばかりなのが癪だったようです。

 実行役は離宮の採用されたばかりの新人メイドでした。家族を盾に脅されて仕方なく実行しようとしましたが、殺害方法がわからなかったようで、真昼間に突撃して呆気なく捕らえられてしまいました。
 あまりの稚拙さに側妃様は怒り狂いました。そんな暗殺者じゃないんだから、指南ぐらいすればよかったのに(いや、よくないか。そもそも手っ取り早く暗殺者に依頼たら成功率はぐんと上がったでしょうが、雇う金が底についたらしいです)


 あと、ジュリアス第一王子の病は"毒"が原因だと判明しました。医師が少しづつ毒を盛り徐々に弱らせていきました。側妃様が体で落としたり、金を握らせたり、家族を盾に脅したりして複数の王宮医を共犯に仕立てたため、原因不明とされていました。

 離宮からほとんど出ることができなかった側妃様ですが、毒の入手や脅迫など実家の伯爵家が関与していました。

 犯行動機ですが、マーカス殿下を王太子にしたかったからでした。未来の王太后になりたかったそうです。赤子のうちに手放したのに(実際は暴力を振って引き離されたんだけど)マーカス殿下を道具としてしか見ていないようでした。自業自得とはいえ、孤独感でいっぱいでそれぐらいしか希望を見出せなかったのかもしれません。


 側妃の犯行だったため事件を公にすることは憚れたため、表向きは病気療養で、実際は北の塔に幽閉され、いずれ毒杯を賜ることとなりました。伯爵家は表向きは悪質な脱税が理由での取り潰しですが、実際には鉱山や娼館送りになりました。その他片棒を担いだ人たちは秘密裏に処刑や関与具合で処罰内容が違いました。


 問題はマーカス殿下の処遇です。
 二つの重罪を犯した罪人の息子だとして幽閉すべきだと大臣たちの声が多かったのですが、全く関与してない(そもそも赤子のうちから王宮で暮らしていて側妃様との接点がなかった)ので、王家が求めたのは"王位継承権剥奪"のみでした。マーカスを王族のままにしたかったので、"国外追放"ではなく、"留学"という体で国外に出すことにしました。悪意に晒されないようにと王家が配慮したのです。




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