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sideリアーナ
5.見つけてくれてありがとう
しおりを挟む複数の王宮医がグルだったため、ジュリアス殿下の不調が毒だということは秘匿され、原因不明の病と診断されていましたが、毒を盛られたことが原因だと判明すれば、すぐに解毒薬を与えることで劇的に回復しました。
解毒できたとはいえ、3年も寝たきりだったので、筋肉が衰えており、すぐに戻るわけではないので、リハビリしながら徐々に執務を増やしていきました。体の方も全快したジュリアス殿下は、1年後イザベラ様と婚姻し、その後すぐに立太子されました。これによって私たちは王太子、王太子妃にならなくてよくなりホッとしました。
レン様と私は学園を卒業して1ヶ月後に婚姻式を挙げました。
丁度その頃、イザベラ様の懐妊が判明しました。その数ヶ月後、イザベラ様は元気な男の子を出産されました。その子は"イザーク"と名付けられました。イザーク王子殿下が1歳の誕生日を迎えたのを機に、レン様は臣籍降下し、公爵位と領地を賜りました。私も王子妃から公爵夫人にジョブチェンジです。
公爵になってからのレン様は、ジュリアス王太子殿下の補佐と領地経営の二足のわらじで、毎日忙しくしています。
数年後。
「ははうえー」
駆けてくる元気な男の子は、ハロルド。レン様と私の可愛い第一子。
「どうしたの、ルド?」
「ははうえ、みてみて、ちょうちょさんだよ!いっしょにあそんでるの」
「まあ、綺麗な蝶々ね。優しくしてあげてね」
「むこうでまたあそんでくる~」
「転ばないように気を付けてね」
「うん!」
元気にまた、庭園の方に駆けて行きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「リリ、体は大丈夫かい?」
レン様が声を掛けてきました。
「あ、レン様。仕事は終わったの?」
「いや、ちょっと休憩に。愛しの我が妻の顔を見にきたんだ」
「まあ、旦那さま、お茶は如何?」
「いただこうかな」
侍女に、レン様にはダージリンティーを、私にはハーブティーを淹れてもらいました。美味しい。ホッとする。
「あー、生き返る」
「ふふ」
「あ、そうだ。半年後にマーカスが帝国の伯爵令嬢と婚姻式を挙げるんだ。正直に実母のことを告白したら、『マーカスくんは関係ないじゃないか。是非、うちの娘と結婚してくれないか』と伯爵夫妻が婚約、婿入りを歓迎したらしい。マーカスから式に招待されたんだ。本来ならリリと一緒に参列したいけど、無理だからなー。1人で行ってくるよ」
「まあ、おめでたいわね。でも、残念。マーカス殿下とお会いして、直接お祝いしたいのに」
「今は無理ができない体だから仕方ないね」
「あ、」
「どうしたんだい、リリ?」
「今、蹴ったわ」
「ほんとに?」
どれどれと、私のおなかに耳をあてるレン様。
『ポコッ』
「「あ、蹴った!」」
「ははうえー、ちょうちょさんとバイバイしてきたよー。あ、ちちうえもいるー」
ハロルドが戻ってきました。
「さっき、赤ちゃんがおなか蹴ったぞ。間に合わなかったな」
意地悪を言う、レン様。
「えー、ずるいー」
悔しがるハロルド。
やりとりを見てると、なんだかほんわかします。
愛するレン様。可愛いハロルド。そして、これから産まれてくる我が子。
これから、楽しいことだけでなく、困難もあるかもしれない。
でも、みんなで手を合わせたら、きっと乗り越えていける。
この幸せは、レン様が私を見つけて愛し続けてくれたから。
大好きよ、レン様
fin. ~sideリアーナ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お読みいただきありがとうございました。
sideリアーナはこれでおしまいです。sideアレンディオに続きますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです。
※※※
私の場合、まずはカウントメモアプリで下書きして、その後アルファポリスのアプリにコピペしてから修正してるのですが、この【5話】コピペ失敗して全部消えてしまいました(泣)うろ覚えだったので消える前と入力し直したものでは、結構変わってしまいました。特に、ジュリアス様の子供の名前思い出せず変更したり、リアーナたちの会話や〆が変わったりしました。
コピペ怖い‥‥
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