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14.津島花恋
しおりを挟む【津島花恋視点】
わたしは津島花恋17歳。高校3年生。
パパとママは2人とも、いくつも会社を経営しているの。
2人は、とっても優しいの。わたしのこと、とっても可愛がってくれる。わたしが欲しいものはなんでも買ってくれるし。
わたしの初めては、同じクラスの颯太くん。2人とも14歳だった。別に付き合ってなかったけど、2人とも興味があったから、してみたの。颯太くんは初めてだったのにとっても優しくしてくれた。気持ちよかった。
それからいろんな男の子とした。痛いだけの子もいたけど、ほとんどの男の子は気持ちよかったし、気持ちよくしてあげたかった。
相手は高校生までね。それ以上はダメ。同意があってもアウトになることもあるんでしょ?不幸にはしたくないの。わたしはお金はいっぱい持ってるから必要ないし。だから、上の人はいらない。わたしは気持ちよくなりたいだけなの。
亮介くんと別れたあと、足元が光り引き摺り込まれた。
大理石みたいな白い床に降り立った。何かにぶつかったみたい。ふらついてぺたんと座り込んじゃった。
キョロキョロしてると周りは彫の深い外国人のような人ばかり。いろんな髪色で服もねコスプレみたい。
なんかね、わたしって"大聖女様"に選ばれたんだって。
謁見の間という広い部屋に連れて行かれた。上の方にどっかり座った偉そうなおじさん。国王様なんだって。
説明があったんだけど、魔王討伐?治癒?結界?治癒はなんとなくわかるけど他2つは何?聞いたことない。そんなことしないといけないの?
神に祈りを捧げる?何時間も?どうしてそんなにしないといけないの?
ここはファンタジーの世界みたいね、魔法とかあるし。読んだことないからよくわからないけど、めちゃくちゃ強い魔王をやっつけないといけないんだって。無理矢理連れてこられたのに、そんなことしないといけないの?危なくない?死んじゃうかも。それは嫌だな。だから、祈れ?祈って力を覚醒しろ?わたしが?
大聖女様のお披露目?まだ覚醒してないのにもうするの?おかしくない?
わたしの婚約者になる予定のエドガーくん。同い年。相手はエドガーくんぐらいしかいないのに、誘っても手を出してこないの。
もうずーっと、してない。イライラする。ストレスが溜まる。欲しくもない宝石とかドレスとか色々買ってもらったけどスッキリしない。人に当たり散らかしたり、物に当たったりするようになった。わたしはこんなことする子じゃ無かったのに。心がどんどん壊れていってるみたい。
そしたら、優しくしてくれてた人たちがどんどん冷たくなってきた。
祈れ?死ぬかも知れないところに行くために?どうしてわたしが?この国の人たちが自分で行けばいいじゃない。自分たちの国のためでしょ?
エドガーくんがしてくれないから、わたしのポリシーに反して、大人の人を誘ったの。久しぶりですごく気持ちよかった。相手の人にも気持ちよくなって欲しかった。
ずっとしてなかった反動かな?手当たり次第誘ってしまった。
そしたらね。しばらくして、お城の中がザワザワしてるの。病気が流行ってるんだって。薬や治療が効かない病気?怖い、わたしも罹っちゃうの?いやだな。
え?わたしが原因?
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