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第4話 クロムの村の巨大な木
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クリスの屋敷→→→→→アルカディア王国、道中
王都に向かう道中、春樹はメアにいくつかの質問をした。
「あの~姫さま、さっき無色って言ってましたけど、どうして俺が無色だってすぐにわかったんですか?」
「メアで構いませんハルキ様。そうですね、まず最初にお話する事としては、この世界には生きとし生きる者全てが色を持っています」
メアは自分の胸に手を当てて目を閉じた。
「色とはすなわち心、生きとし生けるもの無数に存在するその心の色の中で、希に無色……色を持たない者が現れることがあります」
メアはゆっくりと目を開けると春樹の胸に手を当てた。
(ドキッ!)
「心が無色なる者、すなわちその者はこの世界に元々存在しない者となります。そしてそれは無垢なる存在……」
「無色って無垢なる者なのか……。さっきまでパソコンいじって、コンビニに運動がてら出かけたらいきなり死んで目が覚めたら異世界……。 まるで漫画やアニメみたいだな…」
「その者の心を無色だと認識できるのは世界にわずかな者と魔女だけだと言われております」
それを聞いた春樹はクリスが自分に色がないと言ったのも納得が出来た。
「魔女……か……。だからクリスさんも俺の事を無色って言ってたんだな」
納得と反面、クリスの事を魔女と聞くと少々悪いイメージを持ってしまうが、ハルキはクリスからはそんなものは少しも感じてはいなかった。
「えっと、メア……その……俺のこともハルキ様じゃなくてハルキって呼んでくれませんか?様付だと何だかくすぐったくて……」
「あら、それは申し訳ありませんでした。わかりましたハルキ、次からはそう呼ぶ事としましょう」
メアはハルキの言葉をクスッと笑いながら了承した 。
「なっ何かさ、信じられないよ。夜中にコンビニに出かけてクリスさんとメアにそっくりな女の子に会ってさ……それでいきなり知らない世界に来て、そんでもって俺が無色って……何が何だか……」
「ぷっ……」
「へっ?」
メアは突然と吹き出したように腹を抱えて笑いだした。
「なななっ!?何だ?なんか変な事言ったか俺?」
突然のメアの反応に驚くハルキ、何がなんだかわからずに赤面する。
「ごめんなさい、あんまり年の近そうな男の子と喋ったことがないからハルキの話が面白くて……」
まるで今まで我慢していたのが爆発するかのように笑うメアの顔。
…
………
……………
(めっちゃかわいい…!)
「姫様!間も無くクロムの村へ到着いたします。村から一度王都へ連絡を入れた後、少々補給を済ませまして再度王都へ出発致します」
「わかりました。ですが少々急ぎでお願いします、気のせいやもしれませんが先程から嫌な予感が頭をよぎります」
「かしこまりました!急ぎ手配いたします」
馬車はクリスの屋敷から離れ、森を抜ける途中に周囲を木々に囲まれた平たい場所へ出る。
その平たい場所の中央付近には、家などが何件か立ち並ぶ小さな集落が存在していた。
==================
• クロムの村
• 人口 40人ほど
• 千年樹の樹の森の近くに存在する村。住民は先代から森と樹を守るために代々この地に住み暮らしている。
==================
「こんな森の途中に村なんかあるんだな!?辺りは木々に囲まれてるし、まるで漫画やアニメで出てくるエルフの隠れ里みたいだ!それにあのでかい木!」
「エルフの里とはまた違いますが、このクロムの村は千年樹の森の入り口となる場所に存在しており、森を守護する者達が住む村なのです」
「千年樹?それって何だ?樹齢が何年とか言うすごい木なのか?もしかしてもしかして!?あのでかい木の事か!」
「ええ、まあ…。そうだ!少々時間がありますので、よろしければ少し見てみますか?」
「えっ!あの樹を見れるの!見たい見たいぜひ見てみたい!」
まるで子供のようにはしゃぐハルキにメアは少々戸惑いを見せた。
先程の悪い予感はまだ頭に残るが、ハルキの熱意に押されてしまい、千年樹を見ることを承諾してしまう。
そうこうしている間に馬車は村へと到着し、ラインとリリィは馬車を安全な場所へと停泊させ、王都への連絡と補給をするため一時離れた。
ハルキとメアも馬車を降りると、メアの案内で千年樹が見える森の入り口へ向かった。
クロムの村→→→→→?????
ハルキ達が村へ入った同時刻、それを確認する影が一つ、ちかくの森へと消える。
「ご報告いたします。只今アルカディア王国の王女を乗せた馬車が村へ入りました」
「そうですか…お早いお着きでございましたね王女様……。配下の者に伝えて下さい。これより速やかに村へ向かい王女を捕らえます!」
「はっ!」
闇に潜む不穏な影がハルキ達の背後に着々と近づきつつあった。
?????→→→→→クロムの村
「すげー!あんな大きな樹、俺のいた世界でも見たことないよ。もはや樹というよりビル?山?とにかく迫力が半端じゃない!」
千年樹の森への入り口、周りに生えている木もけっして高さが低いわけではない、それを遥かに超える高さと存在感がハルキの目に映っていた。
==================
• 千年樹 樹齢約1000年
• 古の民がこの地に精霊を封印するために植えたとされる。千年樹の記載がある書物には1000年前とされているが、実際はそれよりも遥か昔に存在していたとされる。
==================
「千年樹という名前ではありますが、正確には1000年以上遥か昔からこの地に存在していたと言われております」
「へぇ~。そりゃこれだけ大きな樹になるのは1000年じゃ足りなさそうだし、遥か昔ってのがまたロマンがあっていいよな~クリスさんにも見せてやりたいな」
見上げる大樹にふとハルキは彼女の事を頭によぎらせた。
「……彼女に会いたいですか?」
「そりゃあ……まあ…。こっちに来て、見ず知らずの俺を助けてくれたクリスさんに恩返ししたいし、また後で会えるって言ってもなんだかあの場所へ置き去りにして去ってしまったような気がして、なんだか……」
2人の間に会話が途切れ、しばしの間沈黙が流れる。
しかしその沈黙も束の間、木々の影から突如として2人を囲むように怪しい男達が現れた。
「なんだなんだ!?いったいどこから湧いてきやがったんだ!」
「何者です!いったい私達に何の御用ですか!」
男達の中から突如として執事のような格好をした仮面の男が現れた。
「お初にお目に掛かります王女様。我々は王都の闇に潜む存在、魔女の瞳にございます」
仮面の男は深々とお辞儀をすると、こちらを向いて不敵に笑った。
王都に向かう道中、春樹はメアにいくつかの質問をした。
「あの~姫さま、さっき無色って言ってましたけど、どうして俺が無色だってすぐにわかったんですか?」
「メアで構いませんハルキ様。そうですね、まず最初にお話する事としては、この世界には生きとし生きる者全てが色を持っています」
メアは自分の胸に手を当てて目を閉じた。
「色とはすなわち心、生きとし生けるもの無数に存在するその心の色の中で、希に無色……色を持たない者が現れることがあります」
メアはゆっくりと目を開けると春樹の胸に手を当てた。
(ドキッ!)
「心が無色なる者、すなわちその者はこの世界に元々存在しない者となります。そしてそれは無垢なる存在……」
「無色って無垢なる者なのか……。さっきまでパソコンいじって、コンビニに運動がてら出かけたらいきなり死んで目が覚めたら異世界……。 まるで漫画やアニメみたいだな…」
「その者の心を無色だと認識できるのは世界にわずかな者と魔女だけだと言われております」
それを聞いた春樹はクリスが自分に色がないと言ったのも納得が出来た。
「魔女……か……。だからクリスさんも俺の事を無色って言ってたんだな」
納得と反面、クリスの事を魔女と聞くと少々悪いイメージを持ってしまうが、ハルキはクリスからはそんなものは少しも感じてはいなかった。
「えっと、メア……その……俺のこともハルキ様じゃなくてハルキって呼んでくれませんか?様付だと何だかくすぐったくて……」
「あら、それは申し訳ありませんでした。わかりましたハルキ、次からはそう呼ぶ事としましょう」
メアはハルキの言葉をクスッと笑いながら了承した 。
「なっ何かさ、信じられないよ。夜中にコンビニに出かけてクリスさんとメアにそっくりな女の子に会ってさ……それでいきなり知らない世界に来て、そんでもって俺が無色って……何が何だか……」
「ぷっ……」
「へっ?」
メアは突然と吹き出したように腹を抱えて笑いだした。
「なななっ!?何だ?なんか変な事言ったか俺?」
突然のメアの反応に驚くハルキ、何がなんだかわからずに赤面する。
「ごめんなさい、あんまり年の近そうな男の子と喋ったことがないからハルキの話が面白くて……」
まるで今まで我慢していたのが爆発するかのように笑うメアの顔。
…
………
……………
(めっちゃかわいい…!)
「姫様!間も無くクロムの村へ到着いたします。村から一度王都へ連絡を入れた後、少々補給を済ませまして再度王都へ出発致します」
「わかりました。ですが少々急ぎでお願いします、気のせいやもしれませんが先程から嫌な予感が頭をよぎります」
「かしこまりました!急ぎ手配いたします」
馬車はクリスの屋敷から離れ、森を抜ける途中に周囲を木々に囲まれた平たい場所へ出る。
その平たい場所の中央付近には、家などが何件か立ち並ぶ小さな集落が存在していた。
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• クロムの村
• 人口 40人ほど
• 千年樹の樹の森の近くに存在する村。住民は先代から森と樹を守るために代々この地に住み暮らしている。
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「こんな森の途中に村なんかあるんだな!?辺りは木々に囲まれてるし、まるで漫画やアニメで出てくるエルフの隠れ里みたいだ!それにあのでかい木!」
「エルフの里とはまた違いますが、このクロムの村は千年樹の森の入り口となる場所に存在しており、森を守護する者達が住む村なのです」
「千年樹?それって何だ?樹齢が何年とか言うすごい木なのか?もしかしてもしかして!?あのでかい木の事か!」
「ええ、まあ…。そうだ!少々時間がありますので、よろしければ少し見てみますか?」
「えっ!あの樹を見れるの!見たい見たいぜひ見てみたい!」
まるで子供のようにはしゃぐハルキにメアは少々戸惑いを見せた。
先程の悪い予感はまだ頭に残るが、ハルキの熱意に押されてしまい、千年樹を見ることを承諾してしまう。
そうこうしている間に馬車は村へと到着し、ラインとリリィは馬車を安全な場所へと停泊させ、王都への連絡と補給をするため一時離れた。
ハルキとメアも馬車を降りると、メアの案内で千年樹が見える森の入り口へ向かった。
クロムの村→→→→→?????
ハルキ達が村へ入った同時刻、それを確認する影が一つ、ちかくの森へと消える。
「ご報告いたします。只今アルカディア王国の王女を乗せた馬車が村へ入りました」
「そうですか…お早いお着きでございましたね王女様……。配下の者に伝えて下さい。これより速やかに村へ向かい王女を捕らえます!」
「はっ!」
闇に潜む不穏な影がハルキ達の背後に着々と近づきつつあった。
?????→→→→→クロムの村
「すげー!あんな大きな樹、俺のいた世界でも見たことないよ。もはや樹というよりビル?山?とにかく迫力が半端じゃない!」
千年樹の森への入り口、周りに生えている木もけっして高さが低いわけではない、それを遥かに超える高さと存在感がハルキの目に映っていた。
==================
• 千年樹 樹齢約1000年
• 古の民がこの地に精霊を封印するために植えたとされる。千年樹の記載がある書物には1000年前とされているが、実際はそれよりも遥か昔に存在していたとされる。
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「千年樹という名前ではありますが、正確には1000年以上遥か昔からこの地に存在していたと言われております」
「へぇ~。そりゃこれだけ大きな樹になるのは1000年じゃ足りなさそうだし、遥か昔ってのがまたロマンがあっていいよな~クリスさんにも見せてやりたいな」
見上げる大樹にふとハルキは彼女の事を頭によぎらせた。
「……彼女に会いたいですか?」
「そりゃあ……まあ…。こっちに来て、見ず知らずの俺を助けてくれたクリスさんに恩返ししたいし、また後で会えるって言ってもなんだかあの場所へ置き去りにして去ってしまったような気がして、なんだか……」
2人の間に会話が途切れ、しばしの間沈黙が流れる。
しかしその沈黙も束の間、木々の影から突如として2人を囲むように怪しい男達が現れた。
「なんだなんだ!?いったいどこから湧いてきやがったんだ!」
「何者です!いったい私達に何の御用ですか!」
男達の中から突如として執事のような格好をした仮面の男が現れた。
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