【完結】どいつもこいつもかかって来やがれ6th season

pino

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2章

紘夢、大丈夫だから。俺を信じろ

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 俺は自分がするように紘夢のを触ってやる。紘夢の顔は少し赤くなってて、感じてるような表情にも見えなくはないけど、アソコは萎んだまま。
 んー、俺のやり方が悪いんかなぁ?


「貴ちゃんっ……い、嫌じゃないの?」

「別に。お前は嫌か?」

「ううん。貴ちゃんに触ってもらえて嬉しい……♡」

「でも硬くならねぇな。気持ち良いとかある?」

「凄く気持ち良いよ♡」

「あ、そうだ!雉岡とやろうとした時お前どっちやろうとしたんだ?」

「吉乃が怖がったから、俺が挿れられる方やろうと思ってたよ。何で?」

「よし、じゃあ後ろもいじるぞー」

「ええっ!?さすがにそれは恥ずかしいって!」

「俺もやった事ねぇから上手く出来るか分からねぇけど、気持ち良い場所は知ってんだ♪恥ずかしいのは初めだけだから♪」


 俺は戸塚先生にやってもらったのを思い出しながら紘夢の事を気持ち良くしてやろうとしていた。
 あん時の戸塚ってめちゃくちゃ慣れてる感じだったよな~。それとあの鉄仮面が優しかったんだ。

 そっか!優しくしてやればドキドキも増すかもな!


「紘夢、大丈夫だから。俺を信じろ」
 
「貴ちゃんっ♡」


 頬を赤く染めた紘夢は、嬉しそうに笑って抱き付いて来た。
 俺も優しく抱き返して、紘夢のケツをさり気なく撫でる。それとなく穴の方へ指を這わせるけど、紘夢に止められて失敗に終わる。

 そして紘夢は俺にニコッと笑い掛けた。


「貴ちゃん、キスしてもいい?」

「キスか……うーん」

「今何かが掴めそうだったんだ。もしかしたら反応するかも知れない!あのさ、貴ちゃん今だけ俺の恋人になって?」

「ええっ!?ちょ、お前何するつもりだ?」

「今ね、すっごいドキドキしてるんだ。まるで貴ちゃんに再会した時みたいにね♡今だけでも貴ちゃんが俺を好きになってくれたら……両想いになれたらもっと興奮するかもしれない♡」

「今だけって言われても……ほ、本当か?」


 俺の手はずっと紘夢のを握ったままだけど、確かに初めよりは少ーしだけ硬くなってるかも知れない。ちょっとだけな?
 紘夢の言う通り両想いってのになればもっと紘夢が反応するかも知れないのか……

 俺が迷ってると、紘夢は俺のほっぺにキスをして来た。
 紘夢の見た目は悪くない。さっきも思ったけど体も意外と引き締まってて筋肉も良い感じに付いている。そして今では俺好みの黒髪。顔はどちらかと言えば大人っぽいけど、妹の芽依程にキツい目付きはしてない。イタズラを考えてる時はガキみてぇに幼くなる表情豊かな男。
 紘夢の事を恋人として見るのは可能だ。だけど、それはあくまでも振りになる。
 それでもいいのかどうか分からないから迷ってたんだ。

 それと俺は次に誰かと付き合うまではセックスはしないって決めてるんだ。伊織や空ともだ。
 だからこれ以上の事は出来ねぇんだけど、もし紘夢にセックスまでお願いされて断る事が出来るか?
 雰囲気に流されてやっちまったりしたら?
 こいつは口が上手いから不安だ。


「貴ちゃんお願いだよ♡今だけだから♡」

「あのさ、今だけ恋人になるのはいい。だけどどこまでやるつもりだ?俺は自分がやられて気持ちいいなと思うのを紘夢にやってみたら勃つんじゃねぇかって思ってただけなんだけど」

「貴ちゃんがここまでって思う所まででいいよ。気持ちさえ俺を愛してくれればそれで十分だよ♡」

「気持ちか……それならいいかな?先に言っとくけど、俺は今は誰ともセックスする気はねぇんだ。伊織とも空とも。それは頭に入れておけよ?」

「ふふ♪了解~♡ねぇ、ここだと風邪引いちゃうかもだから俺の部屋でしない?終わったらまたお風呂入ればいいしさ」

「そうだな。ベッドの上の方がやりやすいもんな♪」


 確かに風呂場じゃ足場が悪くていろいろ不便だな。俺も慣れてるベッドの上の方が良い。
 楽しみにしてた泡の風呂はその後に堪能すればいっか♪

 俺と紘夢はシャワーで体だけ流して風呂場を後にした。



 
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