【完結】どいつもこいつもかかって来やがれ5th season

pino

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2章 文化祭までのいろいろ

それならお前から伊織に聞いてみろよ!三人でセックスしようって!

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 俺んちに着いて雪兄から貰ったケーキを無事冷蔵庫に入れられた。
 既に時間は16時前で、伊織とは詳しい時間は決めてなかったけど、そろそろ意識しなきゃいけない時間だった。俺はいつもこういうの疎かにしてやらかすからなぁ~。特に今日は空と会ってるから気は抜けない。


「なぁこの後どうする?時間も時間だからこのまま俺んちで過ごすか?」

「いいの?それが出来るなら嬉しい♪」

「それぐらい平気だろ。んじゃ部屋行こうぜ」


 別に友達を家に上げてるだけだ。変な事じゃねぇだろ?まぁ友達って言っても元彼だけど。

 空と部屋に行って何をするでもなくお互いベッドに座って喋っていた。


「桐原さんとは何時に会うんだ?」

「決めてねぇよ。あいつも買い物するらしいから終わったら連絡くれるって」

「遅くなればいいなぁ」

「そう言えばTシャツのデザイン決まったんだろ?紘夢から画像貰ったけど、いいじゃん♪ボランティア魂ウケる」

「これさ、一条さんのと中西ので意見割れてて、それをあっさり解決させたの桐原さんなんだ」

「へー、二つ共まとめちゃえばいいって?あいつらしいな」

「今は演劇部の方行っちゃっててあまりボラ部にはいないけどさ、やっぱり部長なんだなって思ったよ。ちゃんとみんなの事考えていて、みんなが納得するような事を言うんだもん。あの人の凄さを改めて実感したね~」

「そうか?なかなか決まらねぇのが面倒だっただけじゃん?」

「貴哉じゃないんだから」

「はは、あいつが凄えってのは俺も分かってるよ。だから俺も部活では好きにやってるんだ。何かあったら伊織が何とかしてくれるって期待してるとこあるからな」

「……ちょっと悔しい」

「やきもちか?」

「少しね。でももう張り合う気はないかな~?今の俺、桐原さんに勝とうなんて思ってないよ」

「空……それって」


 俺を辞めるって事なのか?
 空が言う事がまるでそんな風に聞こえたから急に心がきゅーって苦しくなった。
 空を引き止める資格は無いのは分かってるけど、空が離れるのは嫌だ。
 そんな不安な思いが空に伝わったのか、そっと俺に近寄って来て、ちゅっとキスをされた。
 その後はぎゅーって抱き締めてくれた。


「言っただろ?俺は貴哉を取り戻す為に堂々とするって。桐原さんみたいな化け物意識してたら取り戻せるものも戻せないから、俺は俺らしく貴哉の事を愛そうと思ってるって事♡」

「えっと……それって空は俺の前からいなくなるとかじゃないって事か?」

「いなくなる訳ないだろー?そんな奴とお揃いの財布なんか買うかよ!俺は貴哉が嫌がっても離れない!だっていつか同棲するんだもん♡」

「良かったぁー!もー!心配するような事言うなよー!」

「ごめんごめん。さてと!桐原さんからいつ連絡来るか分からねぇしやる事やるか♪」

「おわっ!お前!やる事ってまさかヤル気か!?」


 俺を抱き締めたままベッドに倒して首元にキスをしてくる空。いや、この後伊織に会うしさすがにそれはマズいって!


「今日恋人として接するって言っただろ♡恋人ならそりゃするだろー♡」

「待て待て!バレる!絶対伊織にバレるから!」

「貴哉嘘下手ってか嘘つけねぇもんな。そんじゃ桐原さんも入れて三人でやろう♪」

「その事についてはちゃんと計画立てようって話しただろ。お前伊織の事甘く見過ぎだって。あいつ怒ると本当やべーんだからな」

「それじゃあ貴哉はこの先俺とはしてくれないって事かぁ?」


 俺の上に乗っかったまま空が悲しそうな顔をして言った。だからその顔はズルいって!つい甘やかしたくなるだろうが。


「俺だってお前としたいよ。でも一回揉めてるし、なるべく面倒は避けたいだろ」

「貴哉としたい!貴哉とやりてぇ!」

「駄々っ子か!それならお前から伊織に聞いてみろよ!三人でセックスしようって!」


 俺は出来っこないと思って言った。
 聞ける筈ないだろう?そんな電話したら伊織が真っ先に飛んで来るもんなー?
 空を黙らせようと思い付いた事だけど、空はニッコリ笑ってベッドから飛び降りた。


「聞いてみるー♡」

「はぁ?」

「貴哉からの許可も出たし、さっさとこっち来てもらおうぜ。俺は早く貴哉に触りてぇんだ」


 涼しい顔しながらスマホをいじり始める空くん。こいつアホだ!俺は慌てて空からスマホを奪って取り上げる。
 画面を見ると本当に桐原伊織のメモリを開いていた。危ねぇなぁ!


「お前冗談も通じなくなっちまったのかぁ?」

「貴哉こそ、俺との事冗談で片付けようとしてたのかぁ?」

「はぁ、そんなんじゃねぇよ……ん?」

「何?」

「なぁ、お前今日俺んち泊まりたかったって言ってたよな?」

「そだよ~。出来るの!?」

「いや、家じゃなくてもっと広い紘夢んちとかどうだ?」

「一条さんち?何でぇ?」

「お泊まり会するんだよ♪なんならみんなも誘って大勢でさ!そうすりゃ俺と空も朝まで一緒にいられるじゃん♪」

「なるほどね~。急だけど一条さん大丈夫かな?」

「あいつなら平気だろ。ちょっと電話してみるわ」


 何となく紘夢ならいつでも家にいそうな気がしたんだ。いるとしたら彼氏の雉岡だろうし、そこから他の奴を誘ってもらうのも悪くねぇしな。
 俺はノリノリで紘夢に電話をかける事にした。
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