33 / 62
妄想彼女の異世界入り
ピラミッドから目指す、あかるい魔街旅行計画
しおりを挟む
「マラコちゃん、マラソンは一応一旦終わったし、カメラ回すのやめたら?」
「いいえ、カメラはもうマラソン終了後、自分用でしか使っていませんので、問題ないですし、悪用もする気はないです!」
「ありがとう。でもね、キミ、仕事終わったとしても、帰さないよ。……もっといっぱい、思い出つくんなよ、カメラでとってさぁ……♡」
ワイ将、マラコちゃんを後ろから抱きしめた。
「ああァ……♡! スズキ・Y・イッタさん……♡」
「スズキ・Y・イッタ殿」
「はい、なんでしょう、マスター・オブ・ジ・オキナ」
「魔街、というものを、ごぞんじか」
「魔街。まがまがしい感じですね。さあ、かかわりたくないですね」
「たしかに、魔街は邪なものが溢れているという言い伝えはないわけではない」
「でも、なにか?」
「魔街は、今後発展していくという説もある。後でいうが、実はあるすごい情報が入ってな」
「悪にのっとられるのですか?」
「そうでもない。神たちが、そうはさせん」
「なるほど」
「魔街はここからだいぶ離れた場所にある」
「なら、行かなくてもいいか……な……」
「まあ、そういう見方もあるが、魔街は、ここの地下と繋がっている」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇっ!」
「だが、厳重に遮ってあるから問題はない。もしも、出たくなった場合は、ロックを外していく」
「ロック」
「そうだ、ロック」
「ロックンロール」
ワイ将、縦に首を振った。ロックなリズムで。
「おお、これは、奇遇だ。サトウ・ヒロシもそういうことをする男でな。だが当然、そのロックとは別の、ロック。通じ合っているのかもだが、別としたほうがいい」
「なるほどな。サトウ・ヒロシはロックンロールの洗礼を受けている、と……。なにが好きなんだろう……。オルタナかな、プログレかな……。なにか、発したメロディーは?」
「デンデデデレ、デ」
「『移民の唄』!」
ワイ将、なんか、クイズ番組で即答した選手みたいだった。曲当ての。解答ボタンはないし、早押しとかはないから厳密にいうと違うが。似て非なるものといったところか。
「そうだ、『移民の唄』だとサトウ・ヒロシもいったらしい。彼がゲリラライヴシーンを見せてからちょっと経って全世界でそれが大ヒット、語り継がれているって聞いた、デマかもだが。彼はその点、音楽界でも大成功した、噂の範囲でなら、少なくとも。乃公たちがサトウ・ヒロシのそういう噂を聞いた感じ、サトウ・ヒロシ自身には自覚はなさそうだがな」
「なるほど、なら母国一緒すね、きっと」
「そうか、もしかして、国歌、か? その、『移民の唄』は?」
「まあそれに近い感じです。レゼプ信者にとってはだけども」
「レゼプ、とは?」
「レッド・ゼップリン、の略。ワイ将流の」
「なるほど。デンデデデレ」
数分後。
ワイ将たちは、汗まみれで疲れた体を洗い流すため、〝ダイイチダイヨクジョウ〟と呼ばれるところに向かった。〝ダイイチダイヨクジョウ〟、略して、〝ダイダイヨクジョウ〟。
ワイ将、早速シャワーを浴びた。
ワイ将、ロン毛洗う。
べつに、冷静に考えなくたって、わかることなのだが、冷静に考えてみると、ワイ将の仲間の女たちより長い場合がある。また比較させてもらおう。
ワイ将、機嫌がよすぎて、なんか逆に冷静じゃなかったんだろう。でもいいこと、ワイ将は全く悪さしてない。
「ああ~♡」
「気持ちいいですか~♡?」
風呂の外からピラミがワイ将に訊いて風呂の質を確認。
「はい、素晴らしい♡!」
「よかった♡」
「あはは♡」
ピラミ、バスローブ姿で登場。まだバスローブ姿のワイ将の頭を洗いに来てくれたようだ。
ワイ将、ダンス。調子に乗って、風呂内でダンス。
風呂内の仕切りの向こうには、ピラドがいる。
「ピラドさん、はい、ケフィアヨーグルト!」
風呂内でケフィアヨーグルトを振る舞うワイ将。ケフィアヨーグルトを投げ飛ばした。
「あんっ♡!」
「入った~♡?」
「ごっくん♡! はいっ!」
「ナイスキャッチング♡」
ワイ将、全方向にケフィアヨーグルトを投げ飛ばして、仕切りの向こうにいる女子たちに振る舞った。腰も振りながら、ダンス。
ダンス! ダンス! アンド! ダンス!
「すご~い♡」
「冷めないうちに食えよ~、ワイ将特製ラーメンも~♡」
「ありがとうございます、スズキ・Y・イッタ様♡」
「ああ、その声は! もしかすると、クレオッパイトランコさんでしたか!」
「そうです、もっとわたくしに、イッタ様のラーメンを」
「へいおまちィッ!」
ワイ将、麺を投げ飛ばす。ワイ将が元いた世界の麺職人もすごい高くまで投げ飛ばしてた、シーエムとかで。
「やったぁ~♡!」
事後。
「魔街旅行計画会議!」と、マスター・オブ・ジ・オキナは言った。
ワイ将たちは魔街旅行計画を立てる。
なぜ魔街旅行計画なのか。宇宙のほうは、どうなったんだ、と。宇宙、これは人名のほうじゃないほうの。
「極秘情報が数時間前に乃公のもとに入っている、漏らすぞ。いま、魔街に、サトウ・ヒロシ、そして、ゴッド=ヤマダ・カズシが率いる、皇族と南方聖堂自由党メイスン騎士団がいるとのことだ」
「それは! ……すごいことになってきた」と、ピラドは言った。
「魔街行き下り坂ボタンを押すと魔街行き通路下り坂となっていく。よって、ボードで滑っていける。帰りもそうできる。帰りもボードで滑って帰ろう」
「いい旅になりそうだな」と、ピラドは言った。
「まだ乃公もサトウ・ヒロシや、ゴッド=ヤマダ・カズシをこの目で見てはいない、魔街だってこの年でも初体験。とても収穫になる旅だと思われる! みんなでよりいい旅にしよう!」
「はい、マスター」と、ワイ将は言った。
「乃公はスズキ・Y・イッタ殿のマスターになるつもりはない。オキナをはじめとした者のマスターである」
「あれ? オキナ様は貴方様でしょ?」
「オキナには階級があり、乃公は、オキナの最高ランクの〝マスター・オブ・ジ・オキナ〟、なのだ。この〝マスター・オブ・ジ〟は、その意味でも、明確に区別してあるオキナなのである、証明でもある」
「なるほど! それでは……はい、マスター・オブ・ジ・オキナ様」
「よろしい! ならば行くぞ!」
「はい、マスター・オブ・ジ・オキナ様」と、ワイ将は言った。
「いいえ、カメラはもうマラソン終了後、自分用でしか使っていませんので、問題ないですし、悪用もする気はないです!」
「ありがとう。でもね、キミ、仕事終わったとしても、帰さないよ。……もっといっぱい、思い出つくんなよ、カメラでとってさぁ……♡」
ワイ将、マラコちゃんを後ろから抱きしめた。
「ああァ……♡! スズキ・Y・イッタさん……♡」
「スズキ・Y・イッタ殿」
「はい、なんでしょう、マスター・オブ・ジ・オキナ」
「魔街、というものを、ごぞんじか」
「魔街。まがまがしい感じですね。さあ、かかわりたくないですね」
「たしかに、魔街は邪なものが溢れているという言い伝えはないわけではない」
「でも、なにか?」
「魔街は、今後発展していくという説もある。後でいうが、実はあるすごい情報が入ってな」
「悪にのっとられるのですか?」
「そうでもない。神たちが、そうはさせん」
「なるほど」
「魔街はここからだいぶ離れた場所にある」
「なら、行かなくてもいいか……な……」
「まあ、そういう見方もあるが、魔街は、ここの地下と繋がっている」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇっ!」
「だが、厳重に遮ってあるから問題はない。もしも、出たくなった場合は、ロックを外していく」
「ロック」
「そうだ、ロック」
「ロックンロール」
ワイ将、縦に首を振った。ロックなリズムで。
「おお、これは、奇遇だ。サトウ・ヒロシもそういうことをする男でな。だが当然、そのロックとは別の、ロック。通じ合っているのかもだが、別としたほうがいい」
「なるほどな。サトウ・ヒロシはロックンロールの洗礼を受けている、と……。なにが好きなんだろう……。オルタナかな、プログレかな……。なにか、発したメロディーは?」
「デンデデデレ、デ」
「『移民の唄』!」
ワイ将、なんか、クイズ番組で即答した選手みたいだった。曲当ての。解答ボタンはないし、早押しとかはないから厳密にいうと違うが。似て非なるものといったところか。
「そうだ、『移民の唄』だとサトウ・ヒロシもいったらしい。彼がゲリラライヴシーンを見せてからちょっと経って全世界でそれが大ヒット、語り継がれているって聞いた、デマかもだが。彼はその点、音楽界でも大成功した、噂の範囲でなら、少なくとも。乃公たちがサトウ・ヒロシのそういう噂を聞いた感じ、サトウ・ヒロシ自身には自覚はなさそうだがな」
「なるほど、なら母国一緒すね、きっと」
「そうか、もしかして、国歌、か? その、『移民の唄』は?」
「まあそれに近い感じです。レゼプ信者にとってはだけども」
「レゼプ、とは?」
「レッド・ゼップリン、の略。ワイ将流の」
「なるほど。デンデデデレ」
数分後。
ワイ将たちは、汗まみれで疲れた体を洗い流すため、〝ダイイチダイヨクジョウ〟と呼ばれるところに向かった。〝ダイイチダイヨクジョウ〟、略して、〝ダイダイヨクジョウ〟。
ワイ将、早速シャワーを浴びた。
ワイ将、ロン毛洗う。
べつに、冷静に考えなくたって、わかることなのだが、冷静に考えてみると、ワイ将の仲間の女たちより長い場合がある。また比較させてもらおう。
ワイ将、機嫌がよすぎて、なんか逆に冷静じゃなかったんだろう。でもいいこと、ワイ将は全く悪さしてない。
「ああ~♡」
「気持ちいいですか~♡?」
風呂の外からピラミがワイ将に訊いて風呂の質を確認。
「はい、素晴らしい♡!」
「よかった♡」
「あはは♡」
ピラミ、バスローブ姿で登場。まだバスローブ姿のワイ将の頭を洗いに来てくれたようだ。
ワイ将、ダンス。調子に乗って、風呂内でダンス。
風呂内の仕切りの向こうには、ピラドがいる。
「ピラドさん、はい、ケフィアヨーグルト!」
風呂内でケフィアヨーグルトを振る舞うワイ将。ケフィアヨーグルトを投げ飛ばした。
「あんっ♡!」
「入った~♡?」
「ごっくん♡! はいっ!」
「ナイスキャッチング♡」
ワイ将、全方向にケフィアヨーグルトを投げ飛ばして、仕切りの向こうにいる女子たちに振る舞った。腰も振りながら、ダンス。
ダンス! ダンス! アンド! ダンス!
「すご~い♡」
「冷めないうちに食えよ~、ワイ将特製ラーメンも~♡」
「ありがとうございます、スズキ・Y・イッタ様♡」
「ああ、その声は! もしかすると、クレオッパイトランコさんでしたか!」
「そうです、もっとわたくしに、イッタ様のラーメンを」
「へいおまちィッ!」
ワイ将、麺を投げ飛ばす。ワイ将が元いた世界の麺職人もすごい高くまで投げ飛ばしてた、シーエムとかで。
「やったぁ~♡!」
事後。
「魔街旅行計画会議!」と、マスター・オブ・ジ・オキナは言った。
ワイ将たちは魔街旅行計画を立てる。
なぜ魔街旅行計画なのか。宇宙のほうは、どうなったんだ、と。宇宙、これは人名のほうじゃないほうの。
「極秘情報が数時間前に乃公のもとに入っている、漏らすぞ。いま、魔街に、サトウ・ヒロシ、そして、ゴッド=ヤマダ・カズシが率いる、皇族と南方聖堂自由党メイスン騎士団がいるとのことだ」
「それは! ……すごいことになってきた」と、ピラドは言った。
「魔街行き下り坂ボタンを押すと魔街行き通路下り坂となっていく。よって、ボードで滑っていける。帰りもそうできる。帰りもボードで滑って帰ろう」
「いい旅になりそうだな」と、ピラドは言った。
「まだ乃公もサトウ・ヒロシや、ゴッド=ヤマダ・カズシをこの目で見てはいない、魔街だってこの年でも初体験。とても収穫になる旅だと思われる! みんなでよりいい旅にしよう!」
「はい、マスター」と、ワイ将は言った。
「乃公はスズキ・Y・イッタ殿のマスターになるつもりはない。オキナをはじめとした者のマスターである」
「あれ? オキナ様は貴方様でしょ?」
「オキナには階級があり、乃公は、オキナの最高ランクの〝マスター・オブ・ジ・オキナ〟、なのだ。この〝マスター・オブ・ジ〟は、その意味でも、明確に区別してあるオキナなのである、証明でもある」
「なるほど! それでは……はい、マスター・オブ・ジ・オキナ様」
「よろしい! ならば行くぞ!」
「はい、マスター・オブ・ジ・オキナ様」と、ワイ将は言った。
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
[完結]7回も人生やってたら無双になるって
紅月
恋愛
「またですか」
アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。
驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。
だけど今回は違う。
強力な仲間が居る。
アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる