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第十二話・食物怪人襲来&ロボット軍団幹部登場だよ
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「目標の25キロ減までは、まだ遠い……はぁ」
オレの家で体重計に乗った月影さんが、タメ息を漏らすのを聞いた。
オレは風呂場から、ワザワザ持ってきた体重計に乗っている月影さんに言った。
「月影さんは、十分に痩身だと思いますけれどね」
いつも間にか、オレは年上の月影さんを「……さん」付けで呼ぶようになっていた。
「はぁ? どこが痩せているって、体重を増やすスピードよりも減らすスピードが遅いのって……なんでよ」
「オレなら簡単に体重を、増やす方法なら知っていますけれど」
「どんな?」
「太目 肉男のように、暴飲暴食で満腹中枢を破壊すれば……自然と」
「いやいやいや、それ一番やっちゃいけない不健康な体重の増やし方だから」
「あとは、業務用のマヨネーズを一気飲みするとか」
「やめろ! そういうのは! あたしは痩せたくて太りたいワケじゃないんだ」
その時──オレの家の玄関チャイムが鳴って、男性の声が二階まで聞こえてきた。
「ごめん、と言っても謝っているワケじゃないぞ! 誰もいなければ魔剣でドアをたたっ斬って侵入するぞ、魔剣と言っても戦っているわけではないぞ……創造主はおらぬか」
オレはなんとなく嫌な予感がした。
「月影さん、悪いけれど見てきてくれないかな……もしも、金属の編笠かぶったような人物だったら、急いで逃げて」
「はぁ? もしかしてサルが子供の時に描いた怪人とか魔人?」
「いや、もっと悪い……今、母さん留守でこの家にはオレと月影さんしかいないから」
オレと月影さんが、そんな話しをしていると階段の下から母親の声が聞こえてきた。
「光輝、お客さんよ……なんでも、創造主の光輝に会いにき……グアッ!」
母さんが斬られた音がして、ドカドカと階段を上がってくる音が聞こえてきた。
ドアが斜めに斬られて、向こう側から金属製の編笠をかぶって、金属の防具姿の人物が剣を振り下ろした格好で立っていた。
オレは、その姿にビビる。
「やっぱり、凱旋幹部『ギン・クール』か……オレの母さんを斬ったのか」
「成り行きで……心配しないでも良い、拙者の剣は魔剣……斬った相手の切断面は瞬時に接着して死ぬコトはない……それが創造主の考えた設定であろう」
「そうだけれど、いくらなんでも母さんを斬るなんて」
ギン・クールの肩越しに、斬られた母さんが顔を覗かせて言った。
「あぁ、驚いた……この人、いきなり剣で斬ってくるんだもん……光輝の知り合い? 何か飲み物を持ってくるわね」
そう言って母さんは階段をトットコ降りていった。
ギン・クールは、失礼すると言って、オレが入室を許す前に部屋に入ると胡座をかいた。
「狭い部屋でござるな」
「余計なお世話だ……要件はなんだ」
「知れたこと」
ギン・クールは鞘に入った魔剣の鞘尻で、床をドンッと叩いて言った。
「拙者……貴殿に25体のロボット軍団をまとめる者として創造された」
「まあ、そうだけれど」
「さらには25体の巨大ロボットを総括する、組織の長としての役割も与えられた」
「まあ、面倒だったから一緒にしちゃったけれど」
凱旋幹部『ギン・クール』──悪の等身ロボット軍団と、闇に葬り去られて恨みを抱く民族で巨大ロボット群を保有する長の二つの顔を持つ、厄介な性格の幹部。
「名誉な設定には感謝をしておる……が、肝心の25体のロボット軍団と、25体の巨大ロボット群が存在しない……拙者はどうすればいいのだ」
「まあ、描くの面倒くさかったから」
オレは幹部だけ描いてやめた。
ギン・クールこと、ギンが言った。
「それでは困る……ちゃんと描いてもらわなければ、拙者が誕生した意味が無い……描くまでここから離れん、新しいノートも用意した」
そう言ってギンは、子供が好きそうな少女アニメキャラが表紙に描かれた、白紙ノートを差し出した。
オレが困惑していると、今度は女性の声が玄関から聞こえてきた。
「創造主いるぅ? 相談したいコトがあるんだけれど……勝手に家に上がっちゃうよ……甘いよ」
オレはその語尾に嫌な予感がした。
(まさか、アイツまで現れたなんて)
階段をトットッとの上がってくる音がして、頭がイチゴのショートケーキ怪人が顔を覗かせる。
「なんだ、創造主いるじゃん……甘い」
イチゴケーキのスイーツ仮面『ケーキ・レディ』──手に大きな先割れスプーンを持った少女怪人、その攻撃は甘い。
ケーキ・レディことレディも勝手に部屋に入ってきて乙女座りして言った。
「この部屋、狭くてエッチな匂いがする……そこのゴミ箱の中か……」
「余計なお世話だ! 何しに来たんだ」
「そんなの決まっているじゃない、あたしが所属している組織ってどこ? 先にスイーツ怪人のあたし一体だけ描いて、組織設定は無し? 甘いよ」
レディの時も面倒くさくなって、描くのをやめた。
オレがどうしたらいいのか困惑していると、母親が飲み物を持って階段を上がってきた。
「あら、人数増えているじゃない……困ったわね、お茶菓子が足らないわ」
オレの母親の困り顔を見た、ケーキ・レディが自分の頭を指差して言った。
「良かったら、あたしの頭を食べてください
……25センチくらいなら、すぐに再生しますから……甘いですよ」
「あら、そうじゃあお言葉に甘えるわね」
オレたちは、ケーキ・レディの周囲に群がって、ナイフやフォークで頭を食べる。
「あまり、深部まで食べると脳ミソ出てきちゃいますから、気をつけてください」
ケーキ・レディの頭で腹が膨れた時に、瞬時移動でマヤが現れて言った。
「なになに、今日は賑やかじゃない……何があったの?」
オレはマヤに状況を説明する、オレの話しを聞き終わったマヤが言った。
「こういう時は、拳で語って解決する……採石場で闘いだぁマンコぅ」
「どうしてそうなる」
◆◆◆◆◆◆
オレたちはマンコ・カパック星の、非常識でご都合主義な科学力で、採石場に移動させられた。
オレの側にいるのは、オレと月影さん……それと、なぜか母さんも一緒に転移させられていた。
オレはマヤに質問する。
「なんで、母さんまでも……イカカマキリングは?」
「来ないよ、あの部屋にいた人数だけ転移させたから……さあ、お父さん、おばあちゃんが見ている前で変身だ! そろそろカミングアウトしてもいいんじゃない」
オレはチラッと母親の顔を見る、若い女子高校生顔の母さんは、何も理解できていない表情をしている。
月影さんが、オーガズム銃をカチッと動かす。
「先手必勝! しゅね!」
オーガズム弾丸が25発、ギンとレディに向って発射された。
凱旋幹部とイチゴショートケーキ仮面は、魔剣と先割れスプーンで全弾を弾き返す。
その弾き返された、うちの一発が月影さんの額に命中して、月影さんは「あふぅぅぅ」と甘い声を出してホワイトホールに旅立った。
「使えねぇ……変身!」
オレは変身する。
「いざ、参る」
ギン・クールとケーキ・レディが、魔剣と先割れスプーンでオレに襲いかかってきた。
「甘いよ、創造主」
オレが腕から放ったビームは、凱旋幹部の魔剣とケーキ仮面の先割れスプーンが受け止めて、押し戻してくる。
(あっ、これって定番の光線技を受け止めた力比べって……押し返されている⁉)
ギンが魔剣を振り上げる、オレが諦めかけた時──オレとギンの間に母さんが、意味なく入り込んで来た。
「母さん!」
かあさんの魔剣白刃取りはスカッと失敗して、魔剣が母さんの体を縦に真っ二つにする。
「お母さ──ん」
真っ二つになった母親の体は引き寄せられるように、くっついて元通りになった。
それはまるで、化け物の再生を見ているような光景だった。
母さんが振り返って舌を出して言った。
「光輝、真剣白刃取り失敗しちゃった……てへっ」
いやいやいや、そういう問題じゃないだろう……母さん。
ケーキ・レディが自分の頭を、オレの母さんに近づけて言った。
「食べてください、再生した体には糖質が必要ですから……甘いよ」
「あら、悪いわね」
母さんは手づかみでケーキを食べた。
ワケがわからないうちに、闘いがおわり。
話し合いで、オレがギン・クールの部下のロボットを少しづつ描くというコトと。
ケーキ・レディが所属する組織の設定を考えるというコトで、25分後に落ち着いた。
オレはギンとレディに言った。
「ちゃんとしてあげるから、待っていてくれ……時間はかかるけれど」
「期待しているでござる」
「組織のマークもお願いします……甘い」
二人は手を振りながら、採石場から去っていった。
オレは近くに立っていたマヤに向って呟く。
「オレがノートに描くってコトは、新たな侵略の脅威を生み出すってコトだよな……いいのかこれで?」
「いいと、思うよ……新しい怪獣や怪人をノートに描いたら、またあたしが怪獣工場に送って作ってもらうから……また、どこかに埋めておいてね、お父さん」
オレの家で体重計に乗った月影さんが、タメ息を漏らすのを聞いた。
オレは風呂場から、ワザワザ持ってきた体重計に乗っている月影さんに言った。
「月影さんは、十分に痩身だと思いますけれどね」
いつも間にか、オレは年上の月影さんを「……さん」付けで呼ぶようになっていた。
「はぁ? どこが痩せているって、体重を増やすスピードよりも減らすスピードが遅いのって……なんでよ」
「オレなら簡単に体重を、増やす方法なら知っていますけれど」
「どんな?」
「太目 肉男のように、暴飲暴食で満腹中枢を破壊すれば……自然と」
「いやいやいや、それ一番やっちゃいけない不健康な体重の増やし方だから」
「あとは、業務用のマヨネーズを一気飲みするとか」
「やめろ! そういうのは! あたしは痩せたくて太りたいワケじゃないんだ」
その時──オレの家の玄関チャイムが鳴って、男性の声が二階まで聞こえてきた。
「ごめん、と言っても謝っているワケじゃないぞ! 誰もいなければ魔剣でドアをたたっ斬って侵入するぞ、魔剣と言っても戦っているわけではないぞ……創造主はおらぬか」
オレはなんとなく嫌な予感がした。
「月影さん、悪いけれど見てきてくれないかな……もしも、金属の編笠かぶったような人物だったら、急いで逃げて」
「はぁ? もしかしてサルが子供の時に描いた怪人とか魔人?」
「いや、もっと悪い……今、母さん留守でこの家にはオレと月影さんしかいないから」
オレと月影さんが、そんな話しをしていると階段の下から母親の声が聞こえてきた。
「光輝、お客さんよ……なんでも、創造主の光輝に会いにき……グアッ!」
母さんが斬られた音がして、ドカドカと階段を上がってくる音が聞こえてきた。
ドアが斜めに斬られて、向こう側から金属製の編笠をかぶって、金属の防具姿の人物が剣を振り下ろした格好で立っていた。
オレは、その姿にビビる。
「やっぱり、凱旋幹部『ギン・クール』か……オレの母さんを斬ったのか」
「成り行きで……心配しないでも良い、拙者の剣は魔剣……斬った相手の切断面は瞬時に接着して死ぬコトはない……それが創造主の考えた設定であろう」
「そうだけれど、いくらなんでも母さんを斬るなんて」
ギン・クールの肩越しに、斬られた母さんが顔を覗かせて言った。
「あぁ、驚いた……この人、いきなり剣で斬ってくるんだもん……光輝の知り合い? 何か飲み物を持ってくるわね」
そう言って母さんは階段をトットコ降りていった。
ギン・クールは、失礼すると言って、オレが入室を許す前に部屋に入ると胡座をかいた。
「狭い部屋でござるな」
「余計なお世話だ……要件はなんだ」
「知れたこと」
ギン・クールは鞘に入った魔剣の鞘尻で、床をドンッと叩いて言った。
「拙者……貴殿に25体のロボット軍団をまとめる者として創造された」
「まあ、そうだけれど」
「さらには25体の巨大ロボットを総括する、組織の長としての役割も与えられた」
「まあ、面倒だったから一緒にしちゃったけれど」
凱旋幹部『ギン・クール』──悪の等身ロボット軍団と、闇に葬り去られて恨みを抱く民族で巨大ロボット群を保有する長の二つの顔を持つ、厄介な性格の幹部。
「名誉な設定には感謝をしておる……が、肝心の25体のロボット軍団と、25体の巨大ロボット群が存在しない……拙者はどうすればいいのだ」
「まあ、描くの面倒くさかったから」
オレは幹部だけ描いてやめた。
ギン・クールこと、ギンが言った。
「それでは困る……ちゃんと描いてもらわなければ、拙者が誕生した意味が無い……描くまでここから離れん、新しいノートも用意した」
そう言ってギンは、子供が好きそうな少女アニメキャラが表紙に描かれた、白紙ノートを差し出した。
オレが困惑していると、今度は女性の声が玄関から聞こえてきた。
「創造主いるぅ? 相談したいコトがあるんだけれど……勝手に家に上がっちゃうよ……甘いよ」
オレはその語尾に嫌な予感がした。
(まさか、アイツまで現れたなんて)
階段をトットッとの上がってくる音がして、頭がイチゴのショートケーキ怪人が顔を覗かせる。
「なんだ、創造主いるじゃん……甘い」
イチゴケーキのスイーツ仮面『ケーキ・レディ』──手に大きな先割れスプーンを持った少女怪人、その攻撃は甘い。
ケーキ・レディことレディも勝手に部屋に入ってきて乙女座りして言った。
「この部屋、狭くてエッチな匂いがする……そこのゴミ箱の中か……」
「余計なお世話だ! 何しに来たんだ」
「そんなの決まっているじゃない、あたしが所属している組織ってどこ? 先にスイーツ怪人のあたし一体だけ描いて、組織設定は無し? 甘いよ」
レディの時も面倒くさくなって、描くのをやめた。
オレがどうしたらいいのか困惑していると、母親が飲み物を持って階段を上がってきた。
「あら、人数増えているじゃない……困ったわね、お茶菓子が足らないわ」
オレの母親の困り顔を見た、ケーキ・レディが自分の頭を指差して言った。
「良かったら、あたしの頭を食べてください
……25センチくらいなら、すぐに再生しますから……甘いですよ」
「あら、そうじゃあお言葉に甘えるわね」
オレたちは、ケーキ・レディの周囲に群がって、ナイフやフォークで頭を食べる。
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ケーキ・レディの頭で腹が膨れた時に、瞬時移動でマヤが現れて言った。
「なになに、今日は賑やかじゃない……何があったの?」
オレはマヤに状況を説明する、オレの話しを聞き終わったマヤが言った。
「こういう時は、拳で語って解決する……採石場で闘いだぁマンコぅ」
「どうしてそうなる」
◆◆◆◆◆◆
オレたちはマンコ・カパック星の、非常識でご都合主義な科学力で、採石場に移動させられた。
オレの側にいるのは、オレと月影さん……それと、なぜか母さんも一緒に転移させられていた。
オレはマヤに質問する。
「なんで、母さんまでも……イカカマキリングは?」
「来ないよ、あの部屋にいた人数だけ転移させたから……さあ、お父さん、おばあちゃんが見ている前で変身だ! そろそろカミングアウトしてもいいんじゃない」
オレはチラッと母親の顔を見る、若い女子高校生顔の母さんは、何も理解できていない表情をしている。
月影さんが、オーガズム銃をカチッと動かす。
「先手必勝! しゅね!」
オーガズム弾丸が25発、ギンとレディに向って発射された。
凱旋幹部とイチゴショートケーキ仮面は、魔剣と先割れスプーンで全弾を弾き返す。
その弾き返された、うちの一発が月影さんの額に命中して、月影さんは「あふぅぅぅ」と甘い声を出してホワイトホールに旅立った。
「使えねぇ……変身!」
オレは変身する。
「いざ、参る」
ギン・クールとケーキ・レディが、魔剣と先割れスプーンでオレに襲いかかってきた。
「甘いよ、創造主」
オレが腕から放ったビームは、凱旋幹部の魔剣とケーキ仮面の先割れスプーンが受け止めて、押し戻してくる。
(あっ、これって定番の光線技を受け止めた力比べって……押し返されている⁉)
ギンが魔剣を振り上げる、オレが諦めかけた時──オレとギンの間に母さんが、意味なく入り込んで来た。
「母さん!」
かあさんの魔剣白刃取りはスカッと失敗して、魔剣が母さんの体を縦に真っ二つにする。
「お母さ──ん」
真っ二つになった母親の体は引き寄せられるように、くっついて元通りになった。
それはまるで、化け物の再生を見ているような光景だった。
母さんが振り返って舌を出して言った。
「光輝、真剣白刃取り失敗しちゃった……てへっ」
いやいやいや、そういう問題じゃないだろう……母さん。
ケーキ・レディが自分の頭を、オレの母さんに近づけて言った。
「食べてください、再生した体には糖質が必要ですから……甘いよ」
「あら、悪いわね」
母さんは手づかみでケーキを食べた。
ワケがわからないうちに、闘いがおわり。
話し合いで、オレがギン・クールの部下のロボットを少しづつ描くというコトと。
ケーキ・レディが所属する組織の設定を考えるというコトで、25分後に落ち着いた。
オレはギンとレディに言った。
「ちゃんとしてあげるから、待っていてくれ……時間はかかるけれど」
「期待しているでござる」
「組織のマークもお願いします……甘い」
二人は手を振りながら、採石場から去っていった。
オレは近くに立っていたマヤに向って呟く。
「オレがノートに描くってコトは、新たな侵略の脅威を生み出すってコトだよな……いいのかこれで?」
「いいと、思うよ……新しい怪獣や怪人をノートに描いたら、またあたしが怪獣工場に送って作ってもらうから……また、どこかに埋めておいてね、お父さん」
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