7 / 26
第一章一部〜異世界へ〜
第七話 誘惑
しおりを挟む
俺が牢屋に入れられるという事件を起こしてから一週間ほどが経とうとしていた。あの事件のせいで俺には監視役が付き、さらに勇者の行動に制限を設けられてしまっていた。そのおかげで俺はクラスの連中から蔑まれ、一層ぼっち力が増しているのだった。
それにしても、みんな様になってるよなぁ~
相変わらず何の能力もない俺は、監視という制限により暇を潰す方法を限定されたため、今はこうやってみんなの訓練を見学してるのだった。
話を戻すが確かに彼らの成長は著しいものだった。いくらステータスによる補正が入るとはいえ、全くの素人が戦いに出ればすぐにやられることもあるだろう。ここでの訓練でレベルが上がることは多くないだろうが動きはだいぶ変わってきていることは完全素人の俺でも分かる。言ってみれば今はゲーム序盤のチュートリアル的段階だ。操作性を学ぶことは大事なことである。
と、すると。そろそろ最初のイベントが来る頃かもしれないな
と、そこで、団長のメリアから集合がかかった。普段このタイミングで召集をかけられることはないので、余程の緊急事態か俺の予測通り、チュートリアルの最終段階が来るかどうかの二択だろう。しかし、周囲の騎士達を見ると焦った様子は特になく、寧ろ何かに納得しているようなそんな感じも見て取れた。
「うむ、君達は初めに比べ成長してきた。ステータスは変わらずとも武器の扱いや攻撃の立ち回りなどは慣れてきているはずだ。そこで君達には訓練の最終段階に移行してもらう」
クラスの奴らは「最終段階?」「やっぱ、モンスター倒すとか?」「私なんて私なんて、グスン」「先生、遊び人は武器とか使わないから仕方ないですよ」とざわざわと小声で喋り始めた。
っていうか先生!?何で泣いたんだよ!遊び人としての職業があるだけましじゃねぇか!こちとらステータスすらねぇんだぞ?あぁん!?
俺も心の中で発狂しつつぼっちフィールドをしっかりと発動していた。そしてメリアが声を発したことにより再び場は静まる。
「静粛に、君達に科す最終訓練とはーー」
その先が気になるのか、みんな一斉にゴクリと飲み込む。
「実戦演習として迷宮に潜入してもらう」
「「「お、おおぉぉー!!!」」」
俺以外のほぼ全員が立ち上がり、盛り上がっていた。
それからダンジョンの詳細と潜入日程を説明された後、今日の訓練は終了し、俺達は解散することになった。
いや、待て
このまま解散でいいのか?いや、よくない
俺はどうなる?あんな事件を起こした後だから俺を勇者達から引き離そうとは考えにくい
となるとやはり俺はダンジョンに同行することになるのか?
うーん、分からん
「あ、あのぉ」
俺は戻ろうとするメリアに声をかけて引き留める。
「む、君は……確か…無能力者だったか?」
「え、?あ、はい。まぁ、そうですね……」
あまりにもドストレートなその言葉は俺の紙切れでできたか弱いハートをズタズタに切り裂いていった。
いや、そこまではいかないというか…確かに何の能力もないけれども…
「それで?用件はなんだ?」
そう言ってこちらを振り向く際、金色に輝く髪をなびかせる様は一瞬見惚れてしまうほど美しかった。
「あっと、あのぉ…ですね。ダンジョン、あっ、迷宮のことなんですけど……」
俺はもじもじと下を向きながら小声で喋る。やはりクラスの連中とも殆ど話したことのない俺に、初対面の美人と喋る能力は当然備わってるはずもないわけだった。
「なんだ、もっとはっきりと喋れ。私は忙しいんだ、早くしろ」
その態度に若干苛立ちを覚えたが、俺は気を取り直してしっかりと話す。
「はい、その迷宮での僕の扱いなんですけど、そもそも僕はどう行動すればいいのでしょうか?」
まぁ、単純に付いていかないとダメなのかどうかの確認である。
「うん?ああ、君は確か勝手な行動をして監視をつけられている奴だったか。そうだな、君は元々ついて来させるつもりはなかったが、規律違反の罰則として荷物持ちとしてついてきてもらおうか」
そう淡々と話すメリアに俺の思考は少し追いつけていない。
え?俺、これ、もしかしてだけど、余計なことした?
いや、今完全について来させる気ないって言ってたよね!?マジか!マジでか!やらかした~!!うおぉ!!巻き戻してぇ!数分前の俺に戻りてぇ!!
俺が一人で頭を抱えて悩んでいるうちにメリアは何かを喋って戻って行ってしまった。しかし、俺はそのことにすら気づけないまま脳内で叫びまくっていた。
それから数日が経ち、実戦演習、すなわちダンジョン潜入の前日を迎えていた。今日の訓練は明日のこともあるからと早めに切り上げ、準備に取り掛かった。
そして、結局ついて行く羽目になった俺に与えられた役は、全班の荷物持ちだった。今回の潜入にあたっては、班ごとでの潜入となり、各班20階層のイエローオオムカデを討伐して帰還するまでが内容だった。そして俺はその行程に4回も付き合わないといけないのである。騎士の人達が付き添ってくれるとはいえ、4周も俺の体力が持つかどうか、不安を抱えつつ、俺も明日の準備をしていた。
俺の場合、鎧や武器の所持はできないので特に準備をすることはないのだが、みんなに合わせてそれとなくそれっぽいことをしていたりした。
それから夜になり、風呂から上がって部屋に戻ると先に戻ったはずの雨宮は居らず、トイレか何かだろうと思い、とりあえずベッドに横たわった。
コンコン
俺がゴロゴロと寝転がってボーッとしていると、突然ドアをノックする音が聞こえる。わざわざノックするのだから雨宮ではないだろうと思い、少しめんどくさいながらも、雨宮の友人達の誰かだろうかと予想を立ててドアに向かう。そして俺は頭を掻きつつ、あくびを見せながらドアを開けた。
「悪いが今、雨宮はいないん…だが………」
しかし、そこにいたのは、俺の予想とは全く的外れな人物だった。
「あ、あのぉ……こんな時間に、ごめんね」
そう言って目の前に立つのは小鳥遊綾音、クラスで美人と言われるその人だった。
え?あれ?何でだ?
俺の足りない脳味噌ではどうにも思考が追いつかない。そもそも男子に与えられた部屋と女子の部屋では階が違う。何十階まであるかもわからない城ではあるが、女子と男子では3、4階ほどの差はあったはずだ。よっぽどの用事でもない限りわざわざ足を運びたいと思うはずもない。ではなぜここに来るに至ったか。俺が唯一思い浮かぶ目的はこれしかない。
「悪いが雨宮はいなんだ。日を改めるか、伝言を紙に書いて渡してくれ」
俺は自分の出した答えに自信があった。故に俺は一瞬でペンと紙を渡すことができたし、小鳥遊相手に堂々と喋ることもできた。我ながら完璧すぎて恐ろしい。
「あ、あのぉ……私、別に雨宮君に会いに来たわけでもないだけど」
小鳥遊は苦笑いを浮かべてそう言った。
なんだと!?交友関係以外において全ての事象を普通で通ってきたこの俺が読みを外すなんて!
「う、うんと……ね、今日は神谷君に話があってきたんだ。少し、いいかな?」
ーー俺と小鳥遊は俺のベッドに並んで座った。
や、やべぇ……。
俺と小鳥遊との間に半人分のスペースがあるとはいえかなり近い。手なんて伸ばさなくてもすぐに触れてしまうことも可能な状況だ。
横目で見る彼女は風呂上がりなのだろうか。少し体は火照っており、艶やかな髪は小鳥遊のさらなる魅力を引き出しているようにみえる。こんなにも可愛く、美しい女の子と二人だけの空間に閉じ込められるなんて、世の大多数の男子高校生に知れたら俺は、生き延びることが果たしてできるのだろうか。
「ね、ねぇ……。」
すると突然、小鳥遊の方から声がかかった。異性とのドキドキ無言タイム、これにて終了!名残惜しいが聞かないわけにもいかない。貴重な経験であった。
「あ、あのさ……。さ、最近は、どう……なのかな……?」
「え……?」
「あ、いや、別に大した意味はないよ!?た、ただ、この世界に来て、神谷君、一人でいること多いし、ちょっと心配……いやいや、別に変なことは思ってないよ……!」
うん?うーん?今、小鳥遊さんの言葉に大変引っかかる内容が……いや、そもそも全体的に引っかかってるんだけれども
「…えっ…と……、もしかして、俺のことを、心配して……たり?」
「……ッ!!」
俺が少し自信なさげに聞いてみると、小鳥遊はボッと顔を赤くし俯いてしまった。
………
えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?
な、なんだ?夢か!?夢なのか?
約17年間生きてきて初めてのこの状況に俺は嬉しいやら不安やらで頭の中が大混乱していた。
お、落ち着け。まずは現実かどうか確かめるために手をつねろう。
俺は左手の甲を爪を立ててつねる。
痛い、痛いぞ!これは現実、つまり俺は勝ち組!
「そ、それでさ…」
俺が心の中でサンバを踊っていると、小鳥遊が再び顔を上げて、今度はこちらを向いて話しかけてきた。俺はその目を見る。不思議とその目に吸い込まれるような感覚だった。
はっ……ってあれ?今、何か……?
「じゃあ、そういうことだから、また明日ね」
「うん?あ、ああ。また明日……」
俺は部屋を出て行く小鳥遊に手を振る。
うーん何か引っかかる気もするが……ま、いっか
俺はベッドに寝転がる。こんなにも明日が待ち遠しいなんていつぶりだろうか。突然の事ではあったが、それでもクラスの美少女に好意を持たれていたのは単純に嬉しい。俺は雨宮にでも自慢しようとも思ったが、なんか面倒臭くなって、結局寝てしまった。
それにしても、みんな様になってるよなぁ~
相変わらず何の能力もない俺は、監視という制限により暇を潰す方法を限定されたため、今はこうやってみんなの訓練を見学してるのだった。
話を戻すが確かに彼らの成長は著しいものだった。いくらステータスによる補正が入るとはいえ、全くの素人が戦いに出ればすぐにやられることもあるだろう。ここでの訓練でレベルが上がることは多くないだろうが動きはだいぶ変わってきていることは完全素人の俺でも分かる。言ってみれば今はゲーム序盤のチュートリアル的段階だ。操作性を学ぶことは大事なことである。
と、すると。そろそろ最初のイベントが来る頃かもしれないな
と、そこで、団長のメリアから集合がかかった。普段このタイミングで召集をかけられることはないので、余程の緊急事態か俺の予測通り、チュートリアルの最終段階が来るかどうかの二択だろう。しかし、周囲の騎士達を見ると焦った様子は特になく、寧ろ何かに納得しているようなそんな感じも見て取れた。
「うむ、君達は初めに比べ成長してきた。ステータスは変わらずとも武器の扱いや攻撃の立ち回りなどは慣れてきているはずだ。そこで君達には訓練の最終段階に移行してもらう」
クラスの奴らは「最終段階?」「やっぱ、モンスター倒すとか?」「私なんて私なんて、グスン」「先生、遊び人は武器とか使わないから仕方ないですよ」とざわざわと小声で喋り始めた。
っていうか先生!?何で泣いたんだよ!遊び人としての職業があるだけましじゃねぇか!こちとらステータスすらねぇんだぞ?あぁん!?
俺も心の中で発狂しつつぼっちフィールドをしっかりと発動していた。そしてメリアが声を発したことにより再び場は静まる。
「静粛に、君達に科す最終訓練とはーー」
その先が気になるのか、みんな一斉にゴクリと飲み込む。
「実戦演習として迷宮に潜入してもらう」
「「「お、おおぉぉー!!!」」」
俺以外のほぼ全員が立ち上がり、盛り上がっていた。
それからダンジョンの詳細と潜入日程を説明された後、今日の訓練は終了し、俺達は解散することになった。
いや、待て
このまま解散でいいのか?いや、よくない
俺はどうなる?あんな事件を起こした後だから俺を勇者達から引き離そうとは考えにくい
となるとやはり俺はダンジョンに同行することになるのか?
うーん、分からん
「あ、あのぉ」
俺は戻ろうとするメリアに声をかけて引き留める。
「む、君は……確か…無能力者だったか?」
「え、?あ、はい。まぁ、そうですね……」
あまりにもドストレートなその言葉は俺の紙切れでできたか弱いハートをズタズタに切り裂いていった。
いや、そこまではいかないというか…確かに何の能力もないけれども…
「それで?用件はなんだ?」
そう言ってこちらを振り向く際、金色に輝く髪をなびかせる様は一瞬見惚れてしまうほど美しかった。
「あっと、あのぉ…ですね。ダンジョン、あっ、迷宮のことなんですけど……」
俺はもじもじと下を向きながら小声で喋る。やはりクラスの連中とも殆ど話したことのない俺に、初対面の美人と喋る能力は当然備わってるはずもないわけだった。
「なんだ、もっとはっきりと喋れ。私は忙しいんだ、早くしろ」
その態度に若干苛立ちを覚えたが、俺は気を取り直してしっかりと話す。
「はい、その迷宮での僕の扱いなんですけど、そもそも僕はどう行動すればいいのでしょうか?」
まぁ、単純に付いていかないとダメなのかどうかの確認である。
「うん?ああ、君は確か勝手な行動をして監視をつけられている奴だったか。そうだな、君は元々ついて来させるつもりはなかったが、規律違反の罰則として荷物持ちとしてついてきてもらおうか」
そう淡々と話すメリアに俺の思考は少し追いつけていない。
え?俺、これ、もしかしてだけど、余計なことした?
いや、今完全について来させる気ないって言ってたよね!?マジか!マジでか!やらかした~!!うおぉ!!巻き戻してぇ!数分前の俺に戻りてぇ!!
俺が一人で頭を抱えて悩んでいるうちにメリアは何かを喋って戻って行ってしまった。しかし、俺はそのことにすら気づけないまま脳内で叫びまくっていた。
それから数日が経ち、実戦演習、すなわちダンジョン潜入の前日を迎えていた。今日の訓練は明日のこともあるからと早めに切り上げ、準備に取り掛かった。
そして、結局ついて行く羽目になった俺に与えられた役は、全班の荷物持ちだった。今回の潜入にあたっては、班ごとでの潜入となり、各班20階層のイエローオオムカデを討伐して帰還するまでが内容だった。そして俺はその行程に4回も付き合わないといけないのである。騎士の人達が付き添ってくれるとはいえ、4周も俺の体力が持つかどうか、不安を抱えつつ、俺も明日の準備をしていた。
俺の場合、鎧や武器の所持はできないので特に準備をすることはないのだが、みんなに合わせてそれとなくそれっぽいことをしていたりした。
それから夜になり、風呂から上がって部屋に戻ると先に戻ったはずの雨宮は居らず、トイレか何かだろうと思い、とりあえずベッドに横たわった。
コンコン
俺がゴロゴロと寝転がってボーッとしていると、突然ドアをノックする音が聞こえる。わざわざノックするのだから雨宮ではないだろうと思い、少しめんどくさいながらも、雨宮の友人達の誰かだろうかと予想を立ててドアに向かう。そして俺は頭を掻きつつ、あくびを見せながらドアを開けた。
「悪いが今、雨宮はいないん…だが………」
しかし、そこにいたのは、俺の予想とは全く的外れな人物だった。
「あ、あのぉ……こんな時間に、ごめんね」
そう言って目の前に立つのは小鳥遊綾音、クラスで美人と言われるその人だった。
え?あれ?何でだ?
俺の足りない脳味噌ではどうにも思考が追いつかない。そもそも男子に与えられた部屋と女子の部屋では階が違う。何十階まであるかもわからない城ではあるが、女子と男子では3、4階ほどの差はあったはずだ。よっぽどの用事でもない限りわざわざ足を運びたいと思うはずもない。ではなぜここに来るに至ったか。俺が唯一思い浮かぶ目的はこれしかない。
「悪いが雨宮はいなんだ。日を改めるか、伝言を紙に書いて渡してくれ」
俺は自分の出した答えに自信があった。故に俺は一瞬でペンと紙を渡すことができたし、小鳥遊相手に堂々と喋ることもできた。我ながら完璧すぎて恐ろしい。
「あ、あのぉ……私、別に雨宮君に会いに来たわけでもないだけど」
小鳥遊は苦笑いを浮かべてそう言った。
なんだと!?交友関係以外において全ての事象を普通で通ってきたこの俺が読みを外すなんて!
「う、うんと……ね、今日は神谷君に話があってきたんだ。少し、いいかな?」
ーー俺と小鳥遊は俺のベッドに並んで座った。
や、やべぇ……。
俺と小鳥遊との間に半人分のスペースがあるとはいえかなり近い。手なんて伸ばさなくてもすぐに触れてしまうことも可能な状況だ。
横目で見る彼女は風呂上がりなのだろうか。少し体は火照っており、艶やかな髪は小鳥遊のさらなる魅力を引き出しているようにみえる。こんなにも可愛く、美しい女の子と二人だけの空間に閉じ込められるなんて、世の大多数の男子高校生に知れたら俺は、生き延びることが果たしてできるのだろうか。
「ね、ねぇ……。」
すると突然、小鳥遊の方から声がかかった。異性とのドキドキ無言タイム、これにて終了!名残惜しいが聞かないわけにもいかない。貴重な経験であった。
「あ、あのさ……。さ、最近は、どう……なのかな……?」
「え……?」
「あ、いや、別に大した意味はないよ!?た、ただ、この世界に来て、神谷君、一人でいること多いし、ちょっと心配……いやいや、別に変なことは思ってないよ……!」
うん?うーん?今、小鳥遊さんの言葉に大変引っかかる内容が……いや、そもそも全体的に引っかかってるんだけれども
「…えっ…と……、もしかして、俺のことを、心配して……たり?」
「……ッ!!」
俺が少し自信なさげに聞いてみると、小鳥遊はボッと顔を赤くし俯いてしまった。
………
えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?
な、なんだ?夢か!?夢なのか?
約17年間生きてきて初めてのこの状況に俺は嬉しいやら不安やらで頭の中が大混乱していた。
お、落ち着け。まずは現実かどうか確かめるために手をつねろう。
俺は左手の甲を爪を立ててつねる。
痛い、痛いぞ!これは現実、つまり俺は勝ち組!
「そ、それでさ…」
俺が心の中でサンバを踊っていると、小鳥遊が再び顔を上げて、今度はこちらを向いて話しかけてきた。俺はその目を見る。不思議とその目に吸い込まれるような感覚だった。
はっ……ってあれ?今、何か……?
「じゃあ、そういうことだから、また明日ね」
「うん?あ、ああ。また明日……」
俺は部屋を出て行く小鳥遊に手を振る。
うーん何か引っかかる気もするが……ま、いっか
俺はベッドに寝転がる。こんなにも明日が待ち遠しいなんていつぶりだろうか。突然の事ではあったが、それでもクラスの美少女に好意を持たれていたのは単純に嬉しい。俺は雨宮にでも自慢しようとも思ったが、なんか面倒臭くなって、結局寝てしまった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる