思春期の叫び

10.母との関係

私は、母と二人暮らしでした。

仲が悪い訳ではありませんでしたが、たまに喧嘩をすることがありました。

原因は殆ど、私の学校生活の愚痴でした。


「自分から何もしないくせに文句ばかり言うな」

「そんなだから友達がいないんだよ」

「いつもグチグチグチグチ言ってきてなんなの」


母の主張は全て正しかったです。

正しいからこそ、自分で自分を許すことができませんでした。
許せないが故に、私は、死んでやると何回も言ってしまいました。

私が死にたいと言う度に、母は私を叩きました。
当たり前だと思っています。
自分が生み、育てた子供が、自ら命を絶とうとするなんて辛いと思います。

それでも、自分を許すことができなくて、このまま生きていくことへの不安、性格や状況が変わらない焦り等が自分を追い詰めました。

そして、どんどん母に対して心を閉ざし、自分の感情を抑え込むようになりました。

母との関係は、悪かったとも、良かったとも言えません。
ただ、自分の感情を唯一隠すことなく吐き出せた人物でした。
そのため、母に感情を吐き出すことをやめたことで、自分を傷つけるようになってしまいました。