思春期の叫び

11.保健室での日々

教室に行けなくなってからも、私は学校に行くことは諦めませんでした。
将来への不安で皆勤賞を目指していたからです。

そんな私にとって、学校での居場所は保健室でした。

教室に入りたくない時、心の調子が悪い時、私は保健室に行きました。

何もせずにベッドに横になったり、先生とお話をしたりしていました。
今のクラスについて感じていること、つらかったことを主に話していました。
その他にも、他愛もない話をしたり、本を読んだりして過ごしていました。

保健室での時間は、私にとって救いでした。
教室に入ることができなくても、学校に行くことができる。
真面目な私にとって、学校にいるということは安心感を与えるものでした。

教室に入ることができなかったのは、学級活動や総合活動の時間でした。
生徒が自由に活動できる時間であったため、生徒の言葉の1つ1つが恐怖だったからです。

自習をしたくても、生徒の話し声が聞こえる。
自分を馬鹿にしているのではないかという不安。　
学級会長であることの責任感とプレッシャー。

そして、担任との相性の悪さが原因でした。

保健室での時間は、私が勉強するためには必要な時間でした。