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「マルガと一緒に入学できたら心強いわ。なにせ私には同世代の貴族令嬢に一人も知り合いが居ないから。あなたならきっと入学試験もパス出来るはずよ。頑張ってね?」
「お任せ下さい! 試験なんてチョチョイノチョイですよ! リーチェ様に寂しい思いなんて絶対させませんから安心して下さい!」
「期待してるわ。あ、そうそう。王立学園って全寮制なのよ。マルガと私が一緒に入学したら、もしかして私達、相部屋になるかも知れないわね」
「そうなったら最高ですね~♪ よおし、今から猛勉強しますよ~!」
「アハハ、気合い十分ね。頼もしいわ」
「あの~...」
そこにシンシアが割って入って来やがった! なんだよ! うっせいな!
「なに?」
「確かに王立学園は全寮制ですが、貴族と平民は寮が分かれてますよ?」
「えっ!? そうなの!?」
「当たり前じゃないですか。貴族と平民とじゃセキュリティも違って来るし。同じ建物に住むって訳にはいかないんですよ。それに貴族には護衛や使用人も付き添いますからね。部屋だって平民用と比べたらかなり大き目になる必要があるんですよ」
「そうなんだ...知らなかったよ...」
まぁでも言われてみれば当然か。良家のお坊っちゃんお嬢ちゃんが通う学校だもんなぁ。なんかあったら大変なことになりそうだよなぁ。営利目的の誘拐とかさぁ。
「高位貴族ともなれば、使用人を五、六人引き連れてなんてのはザラですよ?」
「なんだか大名行列みたいだな...」
「えっ!? 今なんて!?」
「いや、なんでもない」
「そうなんだ...相部屋は無理なんですね...」
マルガリータがションボリしちゃったよ。
「まぁでもほら、別に貴族寮と平民寮との間が通行禁止とかになってる訳じゃないだろうし、お互いの部屋に泊まりっこしたりするのも案外楽しいかもよ?」
私はそう言ってマルガリータを慰めた。
「確かに! お泊まり会は楽しそうですね! やりましょうやりましょう! 毎日やりましょう!」
「アハハ、さすがに毎日はちょっとね。でも私も一人暮らしで寂しくなるから、頻繁にやりましょうね」
「はい~♪ 必ずですよ~♪」
「ちょっと待ったぁ~!」
「なによ、シンシア。うっさいなぁ」
「聞き捨てなりませんよ! なんですか! 一人暮らしって!」
「えっ!? だって寮に入る訳だし...」
「私も一緒に行くに決まってんでしょうがぁ! 私はお嬢様付きのメイドなんですよ!?」
「えっ!? だって私、高位貴族じゃないし...」
「クワァッ! 公爵令嬢が高位じゃなかったら、一体誰が高位だって言うんですかぁ~! ハァハァ...」
あぁ、もう...うっさいな...シンシア、そんなに声張ったら喉痛くなっちゃうよ?
「お任せ下さい! 試験なんてチョチョイノチョイですよ! リーチェ様に寂しい思いなんて絶対させませんから安心して下さい!」
「期待してるわ。あ、そうそう。王立学園って全寮制なのよ。マルガと私が一緒に入学したら、もしかして私達、相部屋になるかも知れないわね」
「そうなったら最高ですね~♪ よおし、今から猛勉強しますよ~!」
「アハハ、気合い十分ね。頼もしいわ」
「あの~...」
そこにシンシアが割って入って来やがった! なんだよ! うっせいな!
「なに?」
「確かに王立学園は全寮制ですが、貴族と平民は寮が分かれてますよ?」
「えっ!? そうなの!?」
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まぁでも言われてみれば当然か。良家のお坊っちゃんお嬢ちゃんが通う学校だもんなぁ。なんかあったら大変なことになりそうだよなぁ。営利目的の誘拐とかさぁ。
「高位貴族ともなれば、使用人を五、六人引き連れてなんてのはザラですよ?」
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「えっ!? 今なんて!?」
「いや、なんでもない」
「そうなんだ...相部屋は無理なんですね...」
マルガリータがションボリしちゃったよ。
「まぁでもほら、別に貴族寮と平民寮との間が通行禁止とかになってる訳じゃないだろうし、お互いの部屋に泊まりっこしたりするのも案外楽しいかもよ?」
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「確かに! お泊まり会は楽しそうですね! やりましょうやりましょう! 毎日やりましょう!」
「アハハ、さすがに毎日はちょっとね。でも私も一人暮らしで寂しくなるから、頻繁にやりましょうね」
「はい~♪ 必ずですよ~♪」
「ちょっと待ったぁ~!」
「なによ、シンシア。うっさいなぁ」
「聞き捨てなりませんよ! なんですか! 一人暮らしって!」
「えっ!? だって寮に入る訳だし...」
「私も一緒に行くに決まってんでしょうがぁ! 私はお嬢様付きのメイドなんですよ!?」
「えっ!? だって私、高位貴族じゃないし...」
「クワァッ! 公爵令嬢が高位じゃなかったら、一体誰が高位だって言うんですかぁ~! ハァハァ...」
あぁ、もう...うっさいな...シンシア、そんなに声張ったら喉痛くなっちゃうよ?
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