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「美味ひぃ~♪ 美味ひぃ~♪ 美味ひぃぃ~♪」
またしても私は、あっという間に完食してしまった。それくらい美味しかったし懐かしかったからだ。
セバスチャンや料理長含め、厨房に居る全員がポカンと口を開いているが、興奮した私はそんなの知ったこっちゃなかった。
「料理長! 素晴らしいわ! これから私の食事には毎食ぬか漬けを出してちょうだい!」
「ま、毎食ですか!?」
「なんか文句ある?」
「い、いえ、ございませんが...」
「お、お嬢様、い、いくらなんでもそれは...」
「お黙り! セバスチャン! 毎食ったら毎食よ! いいじゃない! メインディッシュって訳じゃないんだから!」
「は、はぁ...」
私はここぞとばかりに権威を振り翳して押し通した。
「それで料理長、お赤飯と油揚げとお味噌汁に関してなんだけど、ジパングからはどれくらい仕入れたの?」
「え~と...そうですね...」
料理長は厨房の隅の方に目をやりながら、
「一人分の量がどれくらいか、実はイマイチ良く分かっていないのですが、大凡百人分くらいはあると思われます」
「結構、それらは全て私が平らげるわ。他の連中には出さなくてよろしい。材料が切れるまで、私には三食出し続けなさい」
「うえぇっ!?」
「お、お嬢様、い、いくらなんでもそれは...」
「セバスチャン、黙れって言ったわよね? 次は言葉だけじゃ済まないわよ?」
私はちょっと凄みを効かせて拳を突き出した。
「ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!」
セバスチャンは悲鳴を上げて縮み上がった。分かりゃいいんだ分かりゃ。
「ちなみに料理長、お味噌汁の作り方は分かってる?」
「は、はい...え、え~と...確か...魚介類と相性が良いとのことでしたので、出汁を取るのに小魚を使おうと思ったのですが...」
「もしかして手に入らなかった?」
ここは領地と違って王都だ。海に程近い場所にあるので魚ならすぐ手に入りそうなもんだが?
「あぁ、いえいえ。そうじゃありません。我が領地で採れるシジミのことを思い出しまして。お味噌汁に合うかも知れないと思ったので、今朝早馬便を出して取り寄せたばっかりのところなんです」
「シジミ!? シジミのお味噌汁が飲めるの!?」
「は、はい...」
「料理長! あなた最高よ! 結婚したいくらいだわ!」
「うぽっ!?」
「お、お嬢様、い、いくらなんでもそれは...」
「あぁ、うん...セバスチャン、確かに今のは調子に乗り過ぎたわ...失敬失敬」
料理長の顔が真っ赤になっちゃったからね。
またしても私は、あっという間に完食してしまった。それくらい美味しかったし懐かしかったからだ。
セバスチャンや料理長含め、厨房に居る全員がポカンと口を開いているが、興奮した私はそんなの知ったこっちゃなかった。
「料理長! 素晴らしいわ! これから私の食事には毎食ぬか漬けを出してちょうだい!」
「ま、毎食ですか!?」
「なんか文句ある?」
「い、いえ、ございませんが...」
「お、お嬢様、い、いくらなんでもそれは...」
「お黙り! セバスチャン! 毎食ったら毎食よ! いいじゃない! メインディッシュって訳じゃないんだから!」
「は、はぁ...」
私はここぞとばかりに権威を振り翳して押し通した。
「それで料理長、お赤飯と油揚げとお味噌汁に関してなんだけど、ジパングからはどれくらい仕入れたの?」
「え~と...そうですね...」
料理長は厨房の隅の方に目をやりながら、
「一人分の量がどれくらいか、実はイマイチ良く分かっていないのですが、大凡百人分くらいはあると思われます」
「結構、それらは全て私が平らげるわ。他の連中には出さなくてよろしい。材料が切れるまで、私には三食出し続けなさい」
「うえぇっ!?」
「お、お嬢様、い、いくらなんでもそれは...」
「セバスチャン、黙れって言ったわよね? 次は言葉だけじゃ済まないわよ?」
私はちょっと凄みを効かせて拳を突き出した。
「ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!」
セバスチャンは悲鳴を上げて縮み上がった。分かりゃいいんだ分かりゃ。
「ちなみに料理長、お味噌汁の作り方は分かってる?」
「は、はい...え、え~と...確か...魚介類と相性が良いとのことでしたので、出汁を取るのに小魚を使おうと思ったのですが...」
「もしかして手に入らなかった?」
ここは領地と違って王都だ。海に程近い場所にあるので魚ならすぐ手に入りそうなもんだが?
「あぁ、いえいえ。そうじゃありません。我が領地で採れるシジミのことを思い出しまして。お味噌汁に合うかも知れないと思ったので、今朝早馬便を出して取り寄せたばっかりのところなんです」
「シジミ!? シジミのお味噌汁が飲めるの!?」
「は、はい...」
「料理長! あなた最高よ! 結婚したいくらいだわ!」
「うぽっ!?」
「お、お嬢様、い、いくらなんでもそれは...」
「あぁ、うん...セバスチャン、確かに今のは調子に乗り過ぎたわ...失敬失敬」
料理長の顔が真っ赤になっちゃったからね。
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