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第29話 ベントの町
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しばらくするとリオが目を覚ました。
「ふわぁ...おはよ...」
「リオ、起きたか」
「リオちゃん、体は大丈夫ですか?」
「うん、もうなんともないよ。一杯食べて沢山寝たから元気元気!」
そう言ってリオは力こぶを作って見せた。
「そうか。それはなによりだ。ところでリオは、この国の文字を読み書き出来るのか? 俺達は言葉は喋れても読み書きは出来ないんだ」
「うん、出来るよ」
良し、第一段階クリア。ユウとアリィはグッと拳を握り締めた。
「そりゃあ助かる。実はこのちょっと先に町があってな。そこに行こうと思ってるんだ。それでな、この間のことがあるから町に入る時、リオを変装させるんじゃなく違う形に出来ないかと思ってる。リオ、大きさを変えられるなら、子犬サイズにまで小さくなれたりしないか?」
「あぁ、なるほど~! その手があったね! 大丈夫、小さくなれるよ!」
良し、第二段階もクリア。二人はガッツポーズした。
「そりゃあ良かった。じゃあ町に近付いたら子犬になって貰って、町に着いたら文字を俺達に翻訳してくれるか?」
「うん、分かった!」
「良し、じゃあ出発しよう」
◇◇◇
「そう言えばリオ、この国のお金ってどういうモノなんだ?」
歩きながらユウが尋ねる。
「ディナルのことかな? 1ディナルから500ディナルまでが硬貨で、1000ディナルからが紙幣だよ?」
日本と同じか。単位はディナルね。ユウとアリィは頷き合った。
「これを売ろうと思ってるんだが、売れると思うか?」
「これなに?」
「ドラゴンの牙だ」
するとリオがビックリして立ち止まってしまった。
「ど、ドラゴンの牙~!? そんなもんどうやって手に入れたの~!?」
「あぁ、まぁ、その...以前、ドラゴンと戦った時にたまたま運良くな」
あれを戦いと呼べるのかどうか、賛否が分かれるところだろうが...
「凄いよ! ドラゴンの爪や牙、ウロコなんかは高値で取り引きされるって聞いたよ! 間違いなく売れるよ!」
「そ、そうか。そりゃあ良かった」
興奮するリオに若干引き気味のユウであった。
◇◇◇
「良し、町が見えて来たな。じゃあリオ、早速...」
「了解~!」
「ユウ! 回れ右!」
「はいっ!」
躊躇いもなく脱ぎ始めるリオに、ユウの視線を逸らさせるアリィ。もはや定番となったルーティンである。やがて...
「クゥン!」
「か、可愛い~♪」
子犬サイズになったリオを興奮しながらアリィが抱き抱える。
『あ、アリィ! く、苦しいよ!』
「あ、ごめんなさい!」
興奮し過ぎて強く抱き締め過ぎたようだ。そのまま歩いて行くと、やがてアーチ状の門が見えて来た。どうやらあれが町の入口らしい。アーチのてっぺんにはプレートが掲げられている。そこにはこう書いてあった。
『 welcome to bento city 』
「「 おもいっきり英語じゃん! 」」
ユウとアリィの声が見事に揃った。どうやらここは、ベントという名前の町らしい。
「ふわぁ...おはよ...」
「リオ、起きたか」
「リオちゃん、体は大丈夫ですか?」
「うん、もうなんともないよ。一杯食べて沢山寝たから元気元気!」
そう言ってリオは力こぶを作って見せた。
「そうか。それはなによりだ。ところでリオは、この国の文字を読み書き出来るのか? 俺達は言葉は喋れても読み書きは出来ないんだ」
「うん、出来るよ」
良し、第一段階クリア。ユウとアリィはグッと拳を握り締めた。
「そりゃあ助かる。実はこのちょっと先に町があってな。そこに行こうと思ってるんだ。それでな、この間のことがあるから町に入る時、リオを変装させるんじゃなく違う形に出来ないかと思ってる。リオ、大きさを変えられるなら、子犬サイズにまで小さくなれたりしないか?」
「あぁ、なるほど~! その手があったね! 大丈夫、小さくなれるよ!」
良し、第二段階もクリア。二人はガッツポーズした。
「そりゃあ良かった。じゃあ町に近付いたら子犬になって貰って、町に着いたら文字を俺達に翻訳してくれるか?」
「うん、分かった!」
「良し、じゃあ出発しよう」
◇◇◇
「そう言えばリオ、この国のお金ってどういうモノなんだ?」
歩きながらユウが尋ねる。
「ディナルのことかな? 1ディナルから500ディナルまでが硬貨で、1000ディナルからが紙幣だよ?」
日本と同じか。単位はディナルね。ユウとアリィは頷き合った。
「これを売ろうと思ってるんだが、売れると思うか?」
「これなに?」
「ドラゴンの牙だ」
するとリオがビックリして立ち止まってしまった。
「ど、ドラゴンの牙~!? そんなもんどうやって手に入れたの~!?」
「あぁ、まぁ、その...以前、ドラゴンと戦った時にたまたま運良くな」
あれを戦いと呼べるのかどうか、賛否が分かれるところだろうが...
「凄いよ! ドラゴンの爪や牙、ウロコなんかは高値で取り引きされるって聞いたよ! 間違いなく売れるよ!」
「そ、そうか。そりゃあ良かった」
興奮するリオに若干引き気味のユウであった。
◇◇◇
「良し、町が見えて来たな。じゃあリオ、早速...」
「了解~!」
「ユウ! 回れ右!」
「はいっ!」
躊躇いもなく脱ぎ始めるリオに、ユウの視線を逸らさせるアリィ。もはや定番となったルーティンである。やがて...
「クゥン!」
「か、可愛い~♪」
子犬サイズになったリオを興奮しながらアリィが抱き抱える。
『あ、アリィ! く、苦しいよ!』
「あ、ごめんなさい!」
興奮し過ぎて強く抱き締め過ぎたようだ。そのまま歩いて行くと、やがてアーチ状の門が見えて来た。どうやらあれが町の入口らしい。アーチのてっぺんにはプレートが掲げられている。そこにはこう書いてあった。
『 welcome to bento city 』
「「 おもいっきり英語じゃん! 」」
ユウとアリィの声が見事に揃った。どうやらここは、ベントという名前の町らしい。
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