王妃候補に選ばれましたが、全く興味の無い私は野次馬に徹しようと思います

真理亜

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「まぁそう言った訳で、これからも私はライラさんが王妃に選ばれるように応援するから。そのつもりで居てね♪」

 ソニアはとても良い笑顔を浮かべながらそう宣言した。

「いやホントに勘弁して下さいよ...」

 ライラがそう懇願するも、ソニアは聞く耳持たすと言った様子だ。ライラは頭を抱えた。

 そしてそのソニアの宣言は、その日の夕食の席で早くも形を取りつつあった。

「あ、あの殿下...次のお茶会は私に主催させて欲しいんですが...」

 ファリスが恐る恐ると言った感じで手を上げながらそう言った。その瞬間、ライラはとてもイヤな予感がした。

 なぜならファリスがいつもの間延び口調じゃなかったからだ。また素に戻ってしまっている。しかもなぜかチラチラとソニアの方に視線を送ったりしていた。

 それを見てライラはピンと来た。ソニアに言わされているのだと。

「僕は別に構わんが、みんなはどうだ?」

 ミハエルが全員を見渡してそう問い掛けると、

「反対です!」

 ライラは勢い良く手を挙げてそう言った。

「理由は?」

「ソニアさんがなにか企んでいるからです!」

 ライラはキッパリと言い切った。

「その根拠は? というか、ファリス嬢じゃなくてソニア嬢の方なのか? なんでそう思ったんだ?」

「ファリスさんはソニアさんと一番仲が良いからそう言うように頼まれたんですよね?」

 ミハエルの問い掛けに答える形で、ライラはファリスを見詰めながらそう尋ねた。

「え、え~と...そ、それは...」

 ファリスはオドオドとして落ち着かない様子だ。ライラは更に畳み掛ける。

「ファリスさん、正直に言って貰って構いませんよ? ソニアさんは盛大に勘違いしているだけなんですから」

「勘違いとは?」

 ミハエルがすかさず問い掛けると、ライラはちょっと口ごもってしまった。

「そ、それはあの...わ、私がその...ゴニョゴニョ...」

「なんだって? 良く聞こえないが?」

 ミハエルは耳を攲てた。

「で、ですからその...わ、私が殿下に懸想していて、それを照れ隠ししていると...」

「なんだって? そうなのか?」

 ミハエルは勢い込んで問い質した。

「違います!」

 ライラは即座に否定した。

「なんだ...残念...」

 ミハエルは露骨にガッカリした表情を浮かべた。

「と、とにかく! ソニアさんはまたなんか仕掛ける気満々なんですよ! だからファリスさんは言わされているだけなんです! そうですよね? ソニアさん?」

「え~...全く記憶にございません」

 ソニアはシレッとすっ惚けた。

「だからもうそのギャグは古いって言ってんですよ!」

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